行程・コース
この登山記録の行程
大弛峠(04:00)・・・北奥千丈岳[休憩 10分](04:35)・・・国師ヶ岳[休憩 5分](04:55)・・・大弛峠[休憩 10分](05:30)・・・朝日峠(06:05)・・・朝日岳(06:30)・・・金峰山[休憩 40分](07:20)・・・朝日岳[休憩 15分](08:55)・・・朝日峠(09:30)・・・大弛峠(09:55)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
大弛峠をベースに北奥千丈岳・国師ヶ岳と朝日岳・金峰山を歩いてきました。
大弛峠駐車場には午前3時過ぎに着きましたが、50台分の駐車場には既に60台超の車がいました。
今季の開通直後とは言え、大人気です。
空は満天の星で、なんとか写真を撮ろうと思いましたが、露出時間の設定にまご付いている間に空が白んでしまいました。
ただ、大分悪くなってしまった目にも、久し振りに肉眼で天の川を見る事ができたのは涙モノでした。
4時に行動開始。前国師岳へは大弛小屋の脇を通りました。その辺りで夜明け。登山道には若干残雪がありましたが、断続的なこともあり軽アイゼンは使いませんでした。
北奥千丈岳では岩によじ登り、国師ヶ岳では他の登山客の方が連れて来られていた犬ッコ「チップちゃん」の撮影現場を眺め、夢の庭園経由で大弛峠に戻りました。
続いて朝日岳・金峰山を目指します。
こちらの登山道にも北側斜面などに若干残雪がありましたが、来週には消えているだろう程度の量でした。
急登やガレもありますが、基本的にはよく整備された一本道で特に迷う事はありません。2500m級の山々ですが、そもそも大弛峠の標高が2365mですから、高低差は街中ハイキングと変わらないでしょう。
ただ高山の稜線歩きには違いありませんから、天候急変などへの備えは必要でしょう。
では今回はと言うと、とにかく360度これ以上ない無風快晴で、富士山はおろか南アルプス・北アルプス・浅間山・八ヶ岳と、およそ見る事ができるだろう全ての山が見られました。ここのところ眺望的には今ひとつの山行が続いていましたが、補って尚おつりが止まらないほどでした。
今回の山行ではもうひとつ、朝日岳北尾根奥の三角点に行ってみたかったのですが、少し降りてみたところとにかく土が柔らかく、方角はともかく登り返しで相当苦労しそうなことが分かりましたので、早々に引き返しました。
大昔には登山道として扱われていたらしいのですが、少なくとも今回はその痕跡を見つけることはできませんでした。
踏み固まっていない斜面は怖いですからね。もしまた行くなら相応の準備が必要でしょう。
そんなこんなで大弛峠に戻ったのが午前10時。思ったより早く帰ってきてしまいました。駐車場は更に車が溢れ、推定100台以上になっていました。そこへ尚も続々と登ってきます。
自分の予定は終了しましたし、ここは場所を空けるのがマナー。
とは言え余った時間をどうしましょう。
と言う訳で、急遽ダブルヘッダーとして瑞牆山に登る事にしました。
大慌てで登山届を作成し、時間的に大丈夫か確認します。
続編はコチラ。
「昼下がりの瑞牆山 君の下山は僕の登山」
http://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=94878
降りてくる人ばっかりだー。
フォトギャラリー:40枚
午前4時の大弛小屋。脇を抜けてまずは北奥千丈岳と国師ヶ岳を目指します。
階段が整備されています。
早くも富士山に会いました。
お山に取り付いて25分で富士山と言うのは、自分の中で最短記録かも知れません。
4時25分頃に夜明け。半年前なら考えられない早さです。あたりまえか。
前国師岳。小ピーク扱いですが2570mは立派な高さです。
残雪はこんな感じ。
朝日を浴びる北奥千丈岳。今日の予定の最高峰に35分で着いてしまいました。
大弛峠最強過ぎます。
北奥千丈岳からは富士山が見えません。でもなんか、岩がありませんか?
見たところ3mくらいでしょうか。
よじ登って見下ろす北奥千丈岳の山頂。ひょっとして標高はこの岩の高さ?
富士山は……見えた!
続いて国師ヶ岳に来ました。
こちらからは富士山がバッチリ。
お札にしたい眺めです。
階段を下りて夢の庭園経由で帰ります。
駐車場も小さく見えます。
綺麗なところでした。
大弛小屋再び。
このキーホルダー買いました。愛車の勲章です。小屋のご主人、早朝にすみませんでした。
乗り合いタクシー乗り場。
帰りには9:55着のマイクロバスが来ていました。予約制だそうです。
さあ次は金峰山を目指します。
朝日の中気持ち良く歩き出します。随分イベントをこなした気がしていますが、まだ6時前です。
朝日峠に着きました。峠と呼ぶからには昔は南北に道があったのでしょうか。
朝日峠から先の残雪具合です。
大した量ではありません。
岩尾根に出ました。
眺望が素晴らしかったです。
朝日岳。標識がちょっとかわいそうです。
金峰山側が少し急登です。
ハイマツが広がってきました。
山歩きして初めて出会うハイマツです。
金峰山に着きました。
後方は八ヶ岳。中央に赤岳がそびえています。
五丈岩。背後には南アルプスが並びます。
パッと見、登れそう。
ザックを置いてそこそこ登りましたが、途中で反省して引き返しました。
この岩、御神体じゃなかったでしょうか。
頂上はすぐそこでしたが、DNAが許さなかったと言いますか……。
五丈岩からの金峰山山頂です。
頂上右に三宝山(左側)と甲武信ヶ岳(右側)の、先週登った山が見えました。
再び金峰山山頂から。4枚パノラマです。
南アルプスで、中央に北岳がそびえます
右端の雪の少い山は甲斐駒ヶ岳です。
中央の独立した雪山は木曽御嶽山。
やや左の雪山群に木曽駒ケ岳。中央アルプスです。
手前下方に瑞牆山、後方の雪の少ない連山が八ヶ岳、その左隣の雪山が乗鞍岳。
右奥は北アルプス、右端で切れているのが爺ヶ岳です。
左奥の雪山が北アルプス。爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五龍岳が並びます。中央奥に黒姫山、妙高山が見えます。ひとつ手前の雪のない稜線の右端が浅間山です。ごく手前の緑の山は小川山です。
帰りにはコースを外れて鉄山(くろがねやま)に寄りました。
標識はあるのですが、
朝日岳側からはロープが。
入っちゃいけなかったの?
またやらかしちゃったの?
さて朝日岳に戻りましたので
謎の三角点探索に挑みましたが、斜面の状態が余り良くなく引き返しました。
空き缶など人の入った形跡はありましたが、相当古そうでしたしね。
大弛峠に戻って山行終了です。
今日に限ってはとりあえずですが。
続編はコチラ。
「昼下がりの瑞牆山 君の下山は僕の登山」
http://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=94878
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 | ツエルト |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー |
非常食 | 行動食 | テーピングテープ | 軽アイゼン | トレッキングポール | ストーブ |
燃料 | ライター | カップ | クッカー | ||
【その他】 予備ヘッドライト、モバイルバッテリー、風力計 ザック重量15kg |
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