硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

昨晩はうっすら降雪。夏沢峠~硫黄岳はアイゼンなしでも登ることができます。軽アイゼンがあれば安全です

ツクモグサが開花。横岳で早咲きのものです(ほぼ例年並みの時期)。全体の見頃も、6月上旬くらいと思われます (2010.05.16 硫黄岳山荘 )
ツクモグサが開花。横岳で早咲きのものです(ほぼ例年並みの時期)。全体の見頃も、6月上旬くらいと思われます (2010.05.16 硫黄岳山荘 )
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天気・気温

05/14(金) 硫黄岳山荘(標高:2,650m)では、晴れ、05:00現在-2℃
夏沢鉱泉(標高:2,060m)では、晴れ、06:00現在+1℃
松本市の天気予報
明日
29℃
10℃
明後日
晴のち曇
28℃
11℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 18:00発表
甲府市の天気予報
明日
31℃
14℃
明後日
晴のち曇
29℃
16℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

現在の積雪状況は、夏沢鉱泉周辺では0~10cm前後、稜線では、風のあるところは 雪が飛ばされて少なくなっていて、0~10cmです。
5/10(月)夜に少々雪が降り、昨晩5/13にもうっすらと降雪がありました。本日は山荘前に雲海が広がり、とてもきれいです。
この時期の早朝の気温は、冷えれば、まだ-5℃近くになりますので防寒対策が必要です。

登山道の状況

すべての登山道に雪や氷ありますが、ほぼ支障なく通行できます。積雪量は、夏沢鉱泉上~オーレン小屋~夏沢峠および樹林帯は0~30cm、夏沢峠上森林限界の境では50cm程度、赤岩の頭~オーレン小屋では、ところにより50cm程度、稜線では風のあるところは雪が飛ばされて少なくなっていて、0~10cmです。
登山道は、おおむね整備され、赤テープなどでわかりやすくなっています。
5/12時点の各ポイントの状況は、
・夏沢峠~硫黄岳はアイゼンなしでも登ることができます。軽アイゼンがあれば安全です。
・赤岳、横岳方面へは、まだ10~12本歯のアイゼンとピッケルをお持ちください。
・夏沢鉱泉~硫黄岳~天狗岳方面に雪崩の心配の箇所はありません。稜線は、雪解けと降雨で、雪以上にアイスバーン状態になっています。滑り、転倒にご注意ください。
・赤岩の頭~オーレン小屋は、トレースがあります。
・白砂新道(東天狗岳と根石岳のコル~本沢温泉)は、道不明瞭のため通行禁止です。
・横岳の鎖は、まだ埋まっているところがあります。氷状態の箇所が多いです。

登山装備

硫黄岳~赤岳、天狗岳方面には、アイゼン(できるだけ10~12本歯)、ピッケル、サングラス、暖かい帽子、手袋、ヘッドランプを必ず用意してください。

夏沢鉱泉~硫黄岳、~天狗岳、方面に雪崩の心配の箇所はありません。稜線は、雪解けと降雨で、雪以上にアイスバーン状態になっています。滑り、転倒にご注意ください。

注意点

日没、道迷い、雪崩などには注意してください。

◆桜平までの車道:雪・氷が無くなりました
桜平の駐車場も、ほぼ夏に近い台数が駐車可能です。ただし、雪解け後の未舗装の道のため、轍よりも道の真ん中が盛り上がっています。 車のお腹を擦らないように注意してください。片側の路肩寄りに通行するのがコツです(脱輪しないように)。
心配の方は分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)に車を駐車して、そこから歩くことをおすすめいたします。夏沢鉱泉にお泊まりの方は、ここより無料送迎しております。なお、桜平上で、道に氷がでてきましたらアイゼンをお付けください。ツルツルです。

◆美濃戸方面
通常通り、美濃戸の赤岳山荘まで進入できて駐車可能です。赤岳山荘に駐車し、硫黄岳山荘にお泊まりの方は 駐車料金500円引き券を差し上げています(チェックイン時にお申し出ください。硫黄岳山荘にて発行いたします)。

お知らせ

硫黄岳山荘は4/24(土)に営業を開始しました。
根石山荘は5/1(土)に営業開始しましたが、5月のみ週末営業の予定です。夏沢鉱泉は通年営業です。

●ネイチャースクールのお知らせ
どのコースともガイド料(講師料)、保険料、税込、JR茅野駅までの送迎無料サービス
◆登山教室
硫黄岳山荘(泊)「硫黄岳、横岳」コース:5/29.30.(土日)、25,000円

◆八ヶ岳 自然と森の学校
・5/15~16.(土日)「山菜と樹木、トレッキング(根石岳2603mまで)」夏沢鉱泉(泊)★残りわずか。
・6/12~13.(土日)「高山植物を知る・学ぶ」硫黄岳山荘(泊)
・6/15~16.(火水)「バードウォッチング」夏沢鉱泉(泊)
・6/26~27.(土日)「自然写真」夏沢鉱泉(泊)
参加料15,000円 1泊2食 受講料、保険料、消費税込。JR茅野駅までの送迎無料で対応。

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • みんなの登山記録 yasuhiroさんの投稿から
  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

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