奥穂高岳 | 穂高岳山荘

6:20に県道上高地公園線と国道158号線も5:45に通行止め解除となりました。台風の影響はそれほどありません。

涸沢岳と秋晴れの空 (2011.09.29 穂高岳山荘 )
涸沢岳と秋晴れの空 (2011.09.29 穂高岳山荘 )
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天気・気温

09/22(木) 朝、快晴のち小雨、ガス。 今日の日中の気温10℃前後、最低3℃。
松本市の天気予報
明日
雨のち晴
25℃
14℃
明後日
曇一時雨
16℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月29日 0:00発表
高山市の天気予報
明日
雨のち曇
22℃
13℃
明後日
17℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月29日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

山肌が茶色に変わってきましたが、この周辺の紅葉は少しずつ色が変わり始めた程度です。
台風の影響はそれほどありません。

登山道の状況

6:20に県道上高地公園線の通行止めは解除となりました。
国道158号線5:45に解除となっております。

6:20より上高地に入山できるようになりました。
散策路は田代橋~田代池間の通行止めはなくなりました。大正池から散策できます。その他は異常なし

台風の影響はそれほどありませんが、雨により岩場・ガレ場の岩が不安定になっていることが考えられます。
通過時は十分に注意すると共に、落とさないように十分に気をつけて通過してください。詳細は以下のとおりです。
・山荘~奥穂高岳山頂のルートは、問題なく通行できます。
・涸沢から山荘のザイテングラートを経由するルートは、雪は融けたのでアイゼンは必要ありません。
・白出沢ルートは、新穂高~白出沢ルートは雪渓を通らずに歩けるようになっています。全体に荒れているので注意。渡渉点の橋は設置されています。鉱石沢は、やや荒れているため要注意です。また、雨天時に林道途中の柳谷付近を通過の際は、増水する事があるため要注意です。
・北穂方面、前穂方面、岳沢方面ともに問題箇所はありません。
・西穂方面は、上級者以外通行不可。とくに異状はありませんが、全体に荒れ気味なので注意。

登山装備

朝晩寒くなってきましたので、防寒着や手袋などをお持ちください。
夏山装備ではもう気温に対応できません。雨具、ヘッドランプ、地図等をお忘れなく。

注意点

夏に比べるとだいぶ日が短くなってきています。
早出早着を心がけ、15時には山荘に到着するようにお願いします。

最近、周辺で2件の落石事故がありました。石を落とさないようにすると同時に、危険箇所では常に注意を払ってください。落石があれば声を出して知らせ、それを聞いたらすぐに身を守りましょう。
西穂方面に行く方・西穂方面から来る方は、自分の技術・体力・コンディションや、天候などに十分に注意を払ってお願いします。
山の上はかなり気温が低いです。最低気温が氷点下となる日もあります。装備に不備のないようお気をつけください。

お知らせ

9/24は混雑します。
小屋に入る時間が遅い方がいらっしゃいます。
日が短くなっていますので、行動時間を早めにして15:00には到着できるようにしてください。

衛星公衆電話が設置されました。100円硬貨およびEdyが使えます。テレホンカードは使えません。

昨年の今頃の様子は?

営業4/27~(要予約)。5/20迄の予約受付中(WEB予約推奨)。例年より雪は少な目ですが雪面カチカチ2023.04.21

本日営業開始。昨日迄のまとまった降雪により雪崩や滑落に注意。厳冬期雪山登山装備必要2023.04.27

GWのトレースは天気により消失。雪山登山装備(必ず前爪のあるアイゼンとピッケルが必要)基本2023.05.09

涸沢からでも雪の状況によりルート選びが必要。雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)基本2023.05.17

まだ降雪あり。雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要。雪崩、落石、クラックに注意2023.05.24

穂高岳山荘周辺の過去の様子

  • ヘリコプターの中から
  • 飛騨側、硬い氷をチェーンソーで割る様子
  • 夕焼けの白出沢
  • 満月に照らされる奥穂高の岩壁
  • 完全な雪山となりました 涸沢岳方面から小屋方面の様子
  • 凍てつく小屋
  • 凍てつく小屋
  • 北尾根も完全雪化粧
  • 稜線の標識も雪に埋まりそうです
  • 稜線から山荘を俯瞰
  • 積雪凍結がある冬山となりました
  • 涸沢も少しずつ色づいてきました。

穂高岳山荘

現地連絡先:
090-7869-0045
電話番号:
0578-82-2150
連絡先住所:
岐阜県飛騨市神岡町東町504

地図で見る
http://www.hotakadakesanso.com/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

奥穂高岳 標高 3,190m

 奥穂高岳は穂高連峰の中央にそびえる盟主である。標高3190mは富士山の3776m、南アルプスの北岳の3192mに次ぐ日本第3位の高峰で、頂上に造られた2mを超す大ケルンの上に立つと第2位になろうかという高峰なのである。しかも堂々と大きい山容がいい。  山頂で綾線が分岐し、南西に延びる岩稜は馬ノ背からジャンダルムの奇峰を経て、間ノ岳、西穂高岳、焼岳へと延びる。  もう1つの岩稜は南東へ吊尾根となってたわみ、前穂高岳、明神岳となって上高地に雪崩落ちていく。  山稜は硬いひん岩(ひんがん、ひんは「王」偏に「分」の字)の破片に覆われ、岩屑の堆積した山だ。南東側は涸沢のカールが削り取った断崖で、南面は岳沢が急角度に落ち込み、上高地や乗鞍岳が見える展望の優れた山頂である。  山頂から100mほど西へ向かってから右に折れる主稜線を、うっかり見落として直進すると急傾斜にセバ谷に落ち込んでしまう。毎年のように事故を起こす「だましの尾根」だ。主稜線を北に下ると白出乗越で、穂高岳山荘がある。  頂上から南西に延びる岩稜は、奇峰ジャンダルムに続いている。前衛峰、門番といった意味のフランス語だが、むしろ独立峰と呼びたい山で、悠々としてとりとめのない奥穂高岳をきりっと引き締めている。  初登頂は明治42年(1909)の鵜殿正雄パーティで、槍ヶ岳への初縦走の途中だった。彼は大正元年(1912)には岳沢から天狗沢に入り、天狗のコルからジャンダルムを経て奥穂高岳の初トレースをしている。穂高岳開拓のパイオニアとして銘記されるべき人である。  穂高連峰の開拓は信州の梓川側が早く、山小屋もほとんど信州人が占めているが、奥穂高岳だけは、白出乗越に飛騨の名ガイド、今田重太郎が小屋を建てて登山者の安全を期した。1度登山者の不始末で全焼したが再建し、現在では近代的な山荘になっている。  一般登山道は涸沢からザイテングラートの岩尾根を登って白出乗越に出、奥穂高岳へ向かう。涸沢から白出乗越まで2時間、それから奥穂高岳頂上まで1時間。  飛騨側からは、新穂高温泉から蒲田川右俣を白出沢出合まで2時間、白出沢を登って白出乗越まで7時間。静かな谷のいいコースで、下りに使えば白出乗越から5時間30分で新穂高温泉に着き、バス停前の無料温泉で山の汗が流せるので、山好きに好評である。  上高地から岳沢を経て前穂高岳、吊尾根、奥穂高岳のコースは9時間で頂上に着く。少しきついが、登り甲斐のある道だ。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

北穂高岳 標高 3,106m

 北穂高岳は穂高連峰の最北端にそびえる。東は涸沢谷、西は蒲田川右俣からの支流、滝谷によって壮絶な岩壁になっている。主稜線は南北に起伏し、南は岩を踏んで涸沢岳へ、北は大キレットを隔てて南岳、中岳、大喰(おおばみ)岳、槍ヶ岳へと続いている。  この山のよさは、西面の滝谷に尽きる。日本でも超一流のロッククライミングのゲレンデである。かつて、名案内人といわれた上條嘉門次が「鳥も止まれねえ」と嘆かせた悪絶な岩壁で、初登攀は大正14年(1925)。早大の四谷龍胤(りようすけ)、小島六郎パーティとR.C.Cの藤木九三(くぞう)、ガイドの松井憲三パーティが、同じ8月13日に挑み、成功している。  滝谷は中間の合流地点からA沢~F沢が分かれ、B沢~D沢の間のルンゼや岩稜、岩壁が主な登攀対象になり、日本を代表する優れたクライマーたちを育ててきた。  北穂高岳は北峰と南峰に分かれている。北峰に三角点があり、直下に北穂高小屋があるので、普通、北穂高岳頂上とは北峰を指す。  登山道は涸沢カールから南稜の急登をがんばれば、3時間で山頂に立てる。上高地からは8時間30分の道のり。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

涸沢岳 標高 3,110m

 穂高連峰の主な岩峰は、涸沢カールを中心に半円を描いている。テント場から見上げるとひときわ目をひくのが北の肩に鋭い三角錐の涸沢槍を従えた涸沢岳である。南に前穂高岳と奥穂高岳、北にクライマーのハイマート、北穂高岳と、すばらしい山々がそびえているが、姿のよさでは涸沢岳がまとまっている。  ひん岩(ひんがん、ひんは「王」偏に「分」の字)の筋肉質の岩峰で、北穂高岳側は険しい岩壁となり、縦走路としては一級の悪さだ。  南の鞍部は白出(しらだし)沢の突き上げる白出乗越。歴史の古い穂高岳山荘が、風力発電、太陽光発電など最新のシステムを駆使して建っている。山頂から西に張り出している西尾根は冬期コースとなり、北穂高岳・滝谷の眺めがすごい。  上高地から涸沢、ザイテングラート経由で所要8時間30分。涸沢の中腹には、近代登山史に残る涸沢の岩小屋がある。新穂高温泉からは白出沢経由で所要9時間30分。

ユーザーの登山記録から

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