先週末に50~60cmほど新雪が積もりました。樹林帯では多いところでは100cmの積雪です
天気・気温
山と周辺の状況
先週末(1/20~21の金・土)と降雪があり、50~60cm程度、新雪が積りました。それでも現状では、昨年より雪は少なめです。
本日は山の上に雲がかかってイましたが晴れていていましたが、13:00過ぎから雪が降り始めていますが、降雪は少なめです。周辺の森では真っ白になった木々がとてもきれいです。
周辺の積雪量は、夏沢峠70~100cm、箕冠山(みかぶりやま)頂上付近で80~100cm、赤岩の頭・北側沢筋では120~150cm、桜平~夏沢鉱泉までの登山道では30~40cm程度です。
登山道の状況
通行不可箇所は無く、おおむね支障はなく通行できます。夏沢鉱泉を中心に、硫黄岳~天狗岳の主なルートには、トレース(足跡)、赤テープ(目印)あります。
・稜線(標高約2,500mの森林限界より上:硫黄岳・天狗岳を目指す方へ)では、風で雪が飛び、山頂部では10~15cm、吹きだまりには80~100cm程度の積雪です。今年は比較的、雪が少ないほうですが、登山道は雪と氷のミックス状態です。登山には10本歯以上のアイゼンが必要です。ピッケルも必ずお持ちください。軽アイゼンでは危険です。
・樹林帯(標高2000~2500m)では、登山道では50~70cm、吹きだまりではところにより100cmの積雪です。アイゼンとストックの併用での登山をおすすめいたします。
天候が崩れると、まとまった降雪の可能性ありますので、雪対策は十分に行なってください。
登山装備
赤岳・横岳・硫黄岳・天狗岳へ行かれる方は、必ずアイゼン・ピッケルをお持ちください。
標高の高い稜線は、冷たい強風が吹くことがあります。しっかりした防寒着(フリース、ダウンジャケット等)、あたたかい手袋、耳まで覆える帽子などお持ちください。稜線へは、目出帽(バラクラバ)が必要です(凍傷対策のため)。
日が短くなっています。日没後には、急に暗くなります。山小屋へは、早めにご到着されるように計画をお立てください。
注意点
ヘッドランプ(懐中電灯など)も、必ずお持ちください。天気予報を確認して、慎重にご計画をお立ていただき、安全・安心登山を心がけてください。
登山口までの車道は積雪はあります。桜平では積雪量20~40cmで、4WD車、冬用タイヤでも進入は危険です。雪上車の圧雪した轍(わだち)もあって、もぐってしまいます。車での進入はご遠慮ください。分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)に車を駐車してください。約10台ほど駐車できます。
美濃戸へは、通行できない箇所は無く、おおむね支障はなく通行できます。4WD車&冬用タイヤで美濃戸まで入れます。2WD車は安全のため美濃戸口に車を置いた方がよいでしょう。
★美濃戸の駐車に関する問合せ先:赤岳山荘(美濃戸) TEL0266-74-2272。
お知らせ
夏沢鉱泉は、通年で営業中。
硫黄岳山荘、根石岳山荘は、ともに冬期休業中です(4月下旬にオープン予定)。
根石岳山荘は、3月上旬の週末に2回、臨時営業します。3/2~3/3、3/9~3/10(金土)の4日間で、必ず予約をお願いします。
◆ネイチャースクール開催中
◎登山教室(本格的な雪山体験:夏沢鉱泉(泊)27,000円)
(1)2/11~12(土日)天狗岳、(2)2/25~26(土日)硫黄岳、(3)3/17~18(土日)硫黄岳
※以降、ほぼ毎週末に開催します。
◎この冬限定! 根石山荘泊登山教室(本格的な雪山体験:根石山荘(泊)29,000円)
(1)3/3~4(土日)硫黄岳・天狗岳、(2)3/10~11(土日)硫黄岳・天狗岳
◎スノーシュートレッキング(標高2603m根石岳まで:夏沢鉱泉(泊)20,000円)
(1)1/27~28(金土)、(3)2/2~3(木金)、(3)2/12~13(木金)
◎写真教室「ネイチャーフォト」(夏沢渓谷の雪の森、氷の渓流が被写体:夏沢鉱泉(泊)20,000円)
(1)1/28~29(土日)、(2)2/18~19(土日)、(1)3/3~4(土日)
※1泊3食(2日目の昼食込)+ガイド料、保険料、夏沢鉱泉入浴料、消費税、入湯税込、JR茅野駅または分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)までの送迎無料付き。
硫黄岳山荘周辺の過去の様子
硫黄岳山荘
- 現地連絡先:
- 090-3142-8469
- 電話番号:
- 0266-73-6673
- 連絡先住所:
- 長野県茅野市中大塩13-73