6/14(木)から営業です。柏原新道開通しましたが残雪多く冬山の状態です。
天気・気温
山と周辺の状況
どんよりとした梅雨寒の一日です。北アルプスではまだまだ氷が張っても不思議ではない時期です。梅雨入りしましたがやや空梅雨気味です。
雪融けは進みませんが、主稜線では、ヒメイチゲ、ウラシマツツジ、
ミツバオウレン
ミツバオウレン
といった足元の小さいお花や、
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ
やキジムシロなどもちらほら咲き出しており、確実に夏へ向かって季節が進んでいるのだけは、まちがいないようです。
今春は、低温傾向が続き、5月中は雨がほとんど雪になってしまいました。さらに雨量そのものも少なく、雪融けが遅れ気味です。これからは「柏原新道」も開き少しずつ慣れた登山者も歩かれるようになり、さらには梅雨にも入りましたので、温度上昇ともあいまって、雪解けも加速していってくれるものと思います。
登山道の状況
■柏原新道は「一応の開通」をしました。
・開通とは言うものの、実際は雪の斜面にステップをきったということです。ほとんど中間帯から種池山荘までの間は夏山登山道は現れていません。滑落すると谷底まで一直線です。残雪は朝夕の冷え込む時間帯は、まだまだ硬くひきしまり、凍結状態になります。安心して通行できるようになるのは、6月末近くになってからのことです。
・「ケルン」の先からところどころに残雪が現れます。
・「石畳」 から先は種池山荘までの2㎞近い区間、ほぼ全線に渡って、雪の上を歩くことになります。
・「石ベンチ」も雪の下で地面の登山道はどこにも見えません。
■赤岩尾根
柏原新道よりも、残雪は少ないものの、上部には残雪がいくつも残っています。柏原新道同様の注意が必要です。
登山装備
アイゼン、ピッケルは必携です。
注意点
この時期の鹿島槍ヶ岳周辺は、まだまだ登山道上に各所で大量の残雪があります。季節は確実に「冬」 から「春」 に移ってきましたが、まだまだ夏山シーズンといった感じでは、決してありません。装備は心の準備も含め「まだ夏ではない」とお考え下さい。心配な方は、残雪が少なくなった6月末になってからの、爺ヶ岳登山をおすすめいたします。
お知らせ
■冷池山荘山荘、種池山荘の営業
6/14(木)から営業します。新越山荘は7/1(日)から営業予定です。
■混雑日
7/19(木)は種池山荘に学校登山の予定日があり、予定宿泊者数がすでに小屋の定員に近い人数です。この日のご宿泊は避けていただきたくお願い申し上げます。
昨年の今頃の様子は?
2023年GW営業はありません(冷池山荘、種池山荘、新越山荘)。夏山営業7/1~(5/15から予約受付)2023.04.27
冷池山荘と種池山荘は営業7/1~、新越山荘は7/15~。7月泊の予約受付は5/15~(テント6/1~)2023.05.10
冷池山荘周辺の過去の様子
冷池山荘
- 電話番号:
- 0261-22-1263
- 連絡先住所:
- 長野県大町市平5328