硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

稜線では高山植物の開花、山麓は新緑です。日差しが強くなり、日中の気温は上昇すれば+15℃以上になります

ウルップソウ開花しました(早咲きのもの)(2013.06.20 硫黄岳山荘 )
ウルップソウ開花しました(早咲きのもの)(2013.06.20 硫黄岳山荘 )
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天気・気温

06/14(金) 硫黄岳山荘(標高2,650m)7:00現在、曇り。20℃、風速1m
根石山荘(標高2,550m)6:00現在、曇り。12℃、風ほぼなし
夏沢鉱泉(標高2,060m)7:00現在、曇り。8℃、風なし
松本市の天気予報
明日
29℃
10℃
明後日
晴のち曇
28℃
11℃
日本気象協会提供 2024年4月27日 0:00発表
甲府市の天気予報
明日
32℃
14℃
明後日
晴のち曇
28℃
16℃
日本気象協会提供 2024年4月27日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

日が長くなり、ずいぶんと日差しが強くなり、日中の気温は上昇すれば+15℃以上になることもあるようになりました。朝の最低気温は通常で 5~10℃くらいですが、冷えればまだ、0℃近い日もあります。6/9日には稜線では、わずかですが霜が降りました。
梅雨入りしましたが、晴天も多く比較的安定しています。まれに雷雨がありますので、天気予報をよく確認して行動してください。

稜線では、高山植物が開花しはじめ、山麓は新緑になりつつあります。高山植物の開花が順調で、平年より1週間くらい早い感じです。
稜線では、横岳で、 ツクモグサ ツクモグサ 、オヤマノエンドウ、コメバ ツガザクラ ツガザクラ 、ミネズオウが開花中です。さらに、キバナ シャクナゲ シャクナゲ ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ 、ウラシマツツジも開花しました。
なお、 ツクモグサ ツクモグサ は今が見ごろになっています。6/22~23の週末くらいまでは見ることができると思います。 ツクモグサ ツクモグサ は、本州では、白馬岳と八ヶ岳にしか植生がない珍しい花です。硫黄岳山荘から近く(約30~40分)に咲いており、比較的 安全に観察箇所まで行くことが可能です。

夏沢鉱泉ではコヨウラクツツジ、 キバナノコマノツメ キバナノコマノツメ 、ウスギオウレン、コミヤマ カタバミ カタバミ が開花しています。登山口の桜平(標高1800mくらい)では、ズミ、エゾノコリンゴが見頃です!
美濃戸山荘の上(南沢)では、 ホテイラン ホテイラン が見頃です。南沢では、コ イワカガミ イワカガミ もたくさん咲きだしました。

登山道の状況

八ヶ岳全域、おおむね平常どおり登山できます。雪が残っているのはごく一部で、樹林帯の上部(標高2500m近く)の日陰にあるのみです。
心配な方は念のためアイゼンをお持ちください。ただ、実際にはほとんどの方が使用していません。

登山装備

防寒着は、きちんとご用意ください(フリース、ダウン、帽子、手袋など)。暖かい日もありますが 朝晩冷えこみます。また風の強い日もあります。
日差しが強くなっています。サングラス、日焼け止めクリームも必携です。

注意点

●登山口の情報
・桜平方面 美濃戸方面
2WD車・軽自動車でも進入できます。駐車スペースは昨年と同様に駐車可能です。雪どけした状態で、多少道が荒れています。気をつけて、慎重に運転してください。

●美濃戸方面の問合せ先
赤岳山荘(美濃戸) 0266-74-2272
八ヶ岳山荘(美濃戸口) 0266-74-2728

お知らせ

【営業について】
●硫黄岳山荘、根石岳山荘は営業開始しており、予約なしでもお泊りいただけます。
ただし、根石岳山荘は変則営業をしており、5月の宿泊可能日は5/11(土)、5/18(土)、5/25(土)です。
6/1(土)~11/3(日)の期間は、お休みなしで営業いたします。
●夏沢鉱泉は、通年営業中です。宿泊には、予約が必要になります。

【イベント情報】
●駒草祭 7/6(土)硫黄岳山荘において
山の上の演奏会(テノール、ピアノ、バイオリン)や、「駒草祭記念バッチ」プレゼント、諏訪の地酒「ダイヤ菊」サービスなどがあります。

【ネイチャースクール開催のお知らせ】
●八ヶ岳 自然と森の学校 定員20名
各コース 18,000円(1泊2食、講師料、傷害保険料、消費税込、JR茅野駅送迎)。
・「写真教室(ネイチャーフォト)」6/22(土)~23(日) 夏沢鉱泉(泊)
・「高山植物の観察会B」6/29(土)~30(日) 硫黄岳山荘(泊)

このほかは硫黄岳山荘グループのウェブサイトをご覧ください。

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • みんなの登山記録 yasuhiroさんの投稿から
  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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横岳 標高 2,830m

横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

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