尾瀬沼周辺は秋を感じさせる風景へと変わりはじめてきました。また、クマが多く活動する時期です。注意と対策をしてください
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
尾瀬沼周辺の湿原からは秋の気配が漂っています。アシの穂は色付いてきて、秋を感じさせる風景へと変わりはじめてきました。こちらも秋を感じさせる花、
ウメバチソウ
ウメバチソウ
が咲き始め、沼尻ではほんの少しですが草紅葉が始まったようです。
夏から秋に移り変わろうとする時期に入った模様で、音の世界でも虫の音やアシ原のカサカサとした葉擦れの音等、秋の気配を感じさせる音へと変化してきてる様子を伺い知る事ができます。
ビジターセンターから大江湿原に出ると、まだ花がいっぱいです。黄色い花のミズギクや薄紫色のコバキボウシ、オレンジ色の
コオニユリ
コオニユリ
などの秋のお花がたくさん咲いています。ほかにも、紫色の
サワギキョウ
サワギキョウ
の群落を見ることが出来ます。
また、7~8月頃になりますとクマの目撃件数というものが通常の月よりも多くなる傾向があります。これは尾瀬を訪れる人が多いこともありますが、この時期はクマの大好きなものが登山道近くにあるからです。
その1つが
ミズバショウ
ミズバショウ
です。花期が終了すると
ミズバショウ
ミズバショウ
は実をつけ、その実を求めてクマはやってきます。尾瀬沼ビジターセンター~三平下間でもその痕跡を確認することができます。
食事に夢中なっているクマは、人の気配に気づかない場合がありますので、いつも以上に気を使ってクマ対策をして下さい。もしクマと出会ってしまっても、静かに後ずさりをしてその場から離れてください。不用意にクマを刺激するような行動は控え下さい。
登山道の状況
●尾瀬沼周辺
とくに問題箇所はありません。尾瀬沼南岸には、木道が早急化して滑りやすくなっているところがあります。足元に十分注意して通行してください。
●沼山峠~大江湿原
沼山峠~大江湿原および、大江湿原は、安全に通行できます。
大江湿原~小淵沢田代方面は、ぬかるみが多く、少し歩きにくくなっています。
●燧ヶ岳
長英新道(浅湖湿原~燧ヶ岳)は、樹林帯にぬかるみが多くなっています。
御池新道(御池~燧ヶ岳)は、とくに問題なく通行できます。
見晴新道(見晴~燧ヶ岳)は、新しい登山道のため、ぬかるみやササの切株が続きます。ぬかるみが多くなっています。
ナデッ窪については、十分な管理が行われていませんので、上級向けです。
●燧裏林道・三条ノ滝
燧裏林道は、安全に通行できます。古くなった木道では滑りやすいので注意してください。
天神田代~渋沢温泉小屋跡のルートは通行禁止です。
●小沢平方面
小沢平から渋沢大滝分岐までの間には、沢が3箇所ありますが、この沢には橋が架かっておりません。通行するためには沢を渡らなければなりませんが、渇水時でも膝下まで浸かる状況です。
注意点
クマが多く出る時期です。熊鈴などで対策を行ってください
お知らせ
尾瀬沼ビジターセンターでは毎週末、夜のスライドショーを開催しています。ぜひ、ビジターセンターでご確認ください。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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