尾瀬沼では初雪が観測されました。木道がうっすら白くなるほど雪が降り、大江湿原も雪景色です
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
尾瀬沼では初雪が観測されました。朝の気温は1.5℃と大変低くなり、木道がうっすら白くなるほど雪が降りました。今日は燧ヶ岳は厚い雲に覆われて見ることができません。
周囲の山小屋の屋根の上も真っ白になりました。大江湿原も雪景色。現在は雨となり、雪は消えてしまいましたが、今後も雪が降る可能性は十分あります。
沼山峠の登山道も雪が積もっていました。雪の降った木道は大変滑りやすくなります。さらに今日のような湿った雪は体感的にも非常に寒く感じられます。防寒具、レインウェア、傘などは必須です。着替えなども持っているとさらに安心です。
御池~沼山峠間のシャトルバスは10月31日まで運行予定ですが、積雪の状況によっては変更になる場合があります。
今シーズンも終盤となり、山小屋さんや公衆トイレ、休憩所など、閉鎖している箇所がいくつかあります。事前によくご確認ください。
紅葉は、大江湿原の三本カラマツ(尾瀬塚)もすっかり黄葉しました。ダケカンバの大半が落葉する一方で、黄色く色づいたカラマツが日増しに増えてきています。10月下旬のカラマツの紅葉のピークが楽しみです。
2015年に火災で焼失した沼尻(ぬしり)の休憩所ですが、今、再建の工事が進められています。隣りでは、トイレも新しく建て替えられています。工事もほぼ完成に近づいていて、来年くらいには再開となるのではないでしょうか。
登山道の状況
木道に霜が降りると、滑りやすくなります。とくに朝は十分に注意して歩いてください。
先日、改めて見晴新道(燧ヶ岳山頂~見晴の登山道)を巡回・視察しました。まだ新しい登山道なので、地面が安定しておらず、ぬかるみが多く、歩くにくい印象です。それでも、現在地を知らせる表示や、危険箇所のトラロープなど、登山者の方が怪我や遭難をしないように配慮されています。見晴への下山としては利用したすいルートです。詳細も記載いたしましたので、ぜひ参考にしてみてください。
https://www.oze-fnd.or.jp/archives/83112/
●尾瀬沼周辺
とくに問題箇所はありません。尾瀬沼南岸には、木道が早急化して滑りやすくなっているところがあります。足元に十分注意して通行してください。
●沼山峠~大江湿原
沼山峠~大江湿原および、大江湿原は、安全に通行できます。
大江湿原~小淵沢田代方面は、ぬかるみが多く、少し歩きにくくなっています。
●燧ヶ岳
長英新道(浅湖湿原~燧ヶ岳)は、樹林帯にぬかるみが多くなっています。
御池新道(御池~燧ヶ岳)は、とくに問題なく通行できます。岩が多いため転倒に気をつけてください。
見晴新道(見晴~燧ヶ岳)は、新しい登山道のため、ぬかるみやササの切株が続きます。ぬかるみが多くなっています。
ナデッ窪については、十分な管理が行われていませんので、上級向けです。
●燧裏林道・三条ノ滝
燧裏林道は、安全に通行できます。古くなった木道では滑りやすいので注意してください。
天神田代~渋沢温泉小屋跡のルートは通行禁止です。
●小沢平方面
小沢平から渋沢大滝分岐までの間には、沢が3箇所ありますが、この沢には橋が架かっておりません。通行するためには沢を渡らなければなりませんが、渇水時でも膝下まで浸かる状況です。
●三平下~大清水
とくに問題箇所はありません。ブナやミズナラの森が続き、森林浴を満喫できます。ただし、クマの目撃情報も多いので、注意してください。
登山装備
10月の尾瀬はかなり寒いので、防寒対策を十分に行ってください。
注意点
クマが多く出る時期です。熊鈴などで対策を行ってください
お知らせ
尾瀬沼ビジターセンターの営業は10月31日までとなります。
また、周辺の山小屋などの営業期間については、以下をご確認ください。
https://www.oze-fnd.or.jp/archives/82537/
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
ミズバショウのシーズン、もうしばらく楽しめそうです。木々は芽吹きはじめ、湿原の緑が濃くなってきました。2023.05.31
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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