大雪後、好天が続き黒戸尾根は融雪が進んでいますが、中間部が嫌らしく要注意。汗をかくため飲料水は多めに。予約にて営業中。
天気・気温
山と周辺の状況
立春の日の大雪後下山した時には、登山口まで続く湿雪にげんなりしましたが、それから1週間足らずの今日、黒戸尾根は笹の平まで雪はありませんでした。
大変暖かい日が続き、すごい勢いで雪が融けています。
3/27小屋前は地面が見えてしまいました。
と、言っても小屋前は雪を掻いてるからです。標高1800mから上はしっかり雪道です。
登山道の状況
本日3/29はスタッフの入山日でした。
笹の平までは融雪
笹の平の先から雪が出てきますが、八丁坂の途中までは雪面と地面が交互に展開して、非常に歩きにくいです。
登山道は絶賛雪融け中で、ぬかるんでいるためスパッツの着用がおすすめです。
黒戸山のトラバースは、踏み抜きなしで快適でした。
五合目からの危険箇所は、凍結部もありますが、氷は柔らかめでした。
アイゼンがよく決まるので、条件はよい方でしょう。しかし、気は抜けません。
今回は、五合目からの危険箇所や、雪が腐ると面倒な黒戸山トラバースよりも、雪解けの進む中間部の嫌らしさの印象が強いです。
アイゼンの使用の判断は難しいところではありますが、雪と地面が交互に現れる箇所はチェーンスパイクも有効だと思います。
そして、登山中はかなり汗をかくので、飲料水も多めにご持参ください。
登山装備
まだ基本的冬季雪山登山装備が必要です。前爪アイゼン+ピッケルはもちろん、冬用の着衣。防水の手袋、帽子などなど。
ビバーク装備も用意しておきましょう。
注意点
装備に油断なく、ゆとりある計画で。
お知らせ
●甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/
予約と問い合わせ 090-3226-2967 ※電波不良時や作業中などの場合は、電話に出られないことがあります。
・宿泊は予約制です。
・山梨県内のこだわりのお酒も多やホットドリンクも多数用意があります。
山の状況が許す限り、いつでもご利用いただけるよう準備をして、皆さまのお越しをお待ちしております。
●小屋の入り口について
・七丈小屋受付は、三角屋根の七丈第一小屋から約10m先です。
ご宿泊、テント泊の方は受付を済ませてください。
受付口にはチャイムボタンがあります。スタッフが受付のご案内をします。
小屋泊の方は、予約状況によって、第一小屋、第二小屋のどちらかのお部屋となります。
七丈第二小屋は第一小屋から約50m先にあります。
・テント泊の方も第1小屋受付口にて一旦お声掛け下さい。
サイトはさらに約200m登山道の先です。
●冬季営業について 水道ストップしている冬期営業期間=11月中旬〜6月上旬予定
https://www.kaikoma.info/winter
・暖房費として別途800円頂戴します。
・夕食(冬メニュー)のみの提供となります。
・朝食は、各自自炊、または販売しているカップ麺やアルファ米などを利用下さい。
・飲料水は、宿泊テント泊の方は1人2リットルまで無料。それ以上は有料(お湯は別料金)
通過者もお声がけ頂ければ有料でお分けします。
昨年の今頃の様子は?
明日は雨予報。雨後も万全の装備で。冬山営業5/28迄。5/29~夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.14
小屋から上はピッケル&アイゼン必要。5/28迄冬山営業。以降は夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.21
小屋から上はピッケル&アイゼン必要。雪質変化あり確実なアイゼンワークで一歩一歩、慎重に2023.04.27
昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10
今朝5℃。一部まだ雪があり心配な方はアイゼンの用意を。小屋付近でサクラ開花。山麓は新緑2023.05.19
まだ氷点下の日あり。残雪箇所あり滑り止めの用意を。イワカガミが咲き始め、クモイコザクラも開花。2023.05.25
甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子
甲斐駒ヶ岳 七丈小屋
- 現地連絡先:
- 090-3226-2967
- 電話番号:
- 090-3226-2967
- 連絡先住所:
- 山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25