甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

明日は雨予報。雨後も万全の装備で。冬山営業5/28迄。5/29~夏山営業(宿泊要予約、受付中)

山頂方面も昨夜雨だったようです。今朝の冷え込みで雪面が硬く、アイゼンをしっかり効かせながら歩きました。(2023.04.27 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
山頂方面も昨夜雨だったようです。今朝の冷え込みで雪面が硬く、アイゼンをしっかり効かせながら歩きました。(2023.04.27 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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山と周辺の状況

■天候と自然
4/14 晴れ。黄砂の影響で霞んでいます。
明日は終日、雨の予報です。この雨でまたコンディションも変わってくると思います。
どうぞ、装備を万全にしていただき、春の黒戸尾根にチャレンジしてください!

4/13 晴れ、気温は1.0℃(6:00)。
昨日はお昼頃から夕方まで弱い雨が降りました。
今朝は西からの風がやや強いですが、青空が広がっています。
昨日の雨が空気中の埃や花粉を落としてくれたのか、空は少し霞が取れて鳳凰山の奥の富士山まで見えるようになりました。相変わらず路面凍結箇所多数です。足元お気を付け下さい。

4/12 曇り、気温は-0.4℃(6:00)。
昨日までは晴天が続きましたが、今朝は雲が多めの朝を迎えています。
昨日と同じく空は霞んでいて、時々朝日が差しますが太陽は霞んで見えます。
今日はお昼頃から久しぶりに雨が降りそうです。 

4/11 晴れ、気温は2.7℃(6:00)。
昨日に引き続き、今朝も晴れた朝を迎えています。
今日は花粉なのか黄砂なのかかなり空が霞んでしまっていて、いつもの晴れた日にはヘリポートから北アルプスの山並みが見えるのですが、今日は全く見えません。近くの鳳凰山も霞んで見えます。
日曜日から冷え込みが続いていましたが、少しずつ寒気が緩んできたようです。

4/10 晴れ、気温は4.4℃(8:00)。
今日は小屋から山頂へ行ってきました。無風快晴の静寂に包まれた山頂でした。
昨日の朝は強い北西の風が吹き荒れて、山頂を目指したお客様は八合目で引き返してこられました。
冬型の気圧配置になった時は、気温が下がり風も強く吹く場合がありますので、入山前に天気予報をよく確認してお越し下さい。

4/9 晴れ、気温は-5.9℃(6:00)。
快晴の朝を迎えましたが、昨日の夕方から気温は急降下。
冬型の気圧配置となり、寒さに加えて強い北西の風が今も吹き付けています。
風が強いので、気温以上に寒く感じます。
雪が少し降って、小屋周りは薄っすらと白くなりました。
昨日入山しましたが、刃渡りの少し上まで雪や凍結箇所は無くなりました。
ミツバツツジ ミツバツツジ カタバミ カタバミ も咲き始め、 イワカガミ イワカガミ の葉が活き活きとしてきました。

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 積雪があります
(登山道の要所の画像が公式Instagram にあります ホームページからも参照できます)

4/14 山頂方面の様子を見に行ってきましたので、参考にされてください。
小屋より上部は雪が豊富で、まだまだ春山楽しむことができます☺️
8合半〜9合目は岩の露出、氷化している箇所もあり、非常に歩きにくい印象でした。特に下りでは、一歩一歩確実に降りてください。
朝一番は雪も締まって、踏み抜きなどもなく、快適ですがアイゼンをひっかけたり、ちょっとしたミスも滑落に繋がりますので、油断することなく歩いてください。

4/13 凍結箇所が多く、足元に要注意です

4/12 刀利天狗~小屋までの区間、小屋~山頂までは凍結箇所や雪がまだ豊富です。
ピッケル、アイゼン引き続き必携です。

4/10 今朝は小屋~山頂までの登山道の様子をチェックしてきました。
麓から小屋までの雪はかなり少なくなりましたが、小屋から山頂までの登山道はまだまだ雪や氷が豊富です。

八合目~九合目の核心部は、日当たりの良い場所は溶けた雪が凍結して、一部氷化しています。
下山時は特にお気を付け下さい。
アイゼン、ピッケルがしっかり効いているのを一歩一歩確かめて通過するようにして下さい。

九合目から上は、よく締まった歩きやすい雪面になっていましたが油断して転倒すると大きく滑落する危険性があります。
こちらも慎重に歩くようにお気を付け下さい。

4/8 小屋に上がる途中の状況
刀利天狗から先は、凍結箇所が多くなっています。足元お気を付けてお越し下さい。

登山装備

3000m級山岳の残雪期登山装備が基本
アイゼン、ピッケル必須。万全の防寒対策で
五合目からはチェーンスパイクとアイゼンを状況に応じて使い分けをお願いします。

注意点

最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。
装備を万全に余裕をもった計画でお越しいただくようお願い致します。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

■2023年(令和4年)南アルプス林道バス 
令和5年4月25日から運行予定
 4月25日から6月14日の間 「戸台口~歌宿」を運行
 6月15日から11月15日の間「戸台口~北沢峠」を運行
詳しくは以下を参照下さい
http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

■マウンテンタクシー 2022年の運行は終了いたしました。2022年の運行についてはまだ発表がありません

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■営業
・現在冬期営業期間です
2022年11月28日(月)~2023年5月28日(日)の宿泊は冬期営業
利用の詳細はこちらを参照ください
https://www.kaikoma.info/winter

■水道は来年の6月頃まで使用できません
冬季は小屋内で備蓄した水を大切に使用していく形になります。
備蓄した水量に限りがあるため、小屋泊、テント泊以外のお客様は各自で水をご用意していただくことにご協力をお願いいたします。

■2023 夏山営業(5/29からの予約)について
・予約受付中
必ず事前に小屋HPのトップを参照下さい
※「予約時に事前決済(クレジットカード使用)することで予約の完了」ほか、オンライン予約に当てはまらないイレギュラーな対応についても詳しい説明があります。

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

■2023年3月13日以降の対応(感染症関連) 小屋HPを参照下さい

昨年の今頃の様子は?

明日は雨予報。雨後も万全の装備で。冬山営業5/28迄。5/29~夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.14

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。5/28迄冬山営業。以降は夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.21

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。雪質変化あり確実なアイゼンワークで一歩一歩、慎重に2023.04.27

昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10

今朝5℃。一部まだ雪があり心配な方はアイゼンの用意を。小屋付近でサクラ開花。山麓は新緑2023.05.19

まだ氷点下の日あり。残雪箇所あり滑り止めの用意を。イワカガミが咲き始め、クモイコザクラも開花。2023.05.25

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 山頂付近の様子
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • テント場の様子。雪が半分残っている状態。第1+第2テント場あわせて10張りほど地面の上に設営できそう(小型テントであれば)。
  • 小屋から上の残雪はまだまだ豊富
  • 八合目と九合目の間にあるルンゼは、一部氷化した雪の急斜面となっており、滑落の危険あり。ピッケル、前爪有りのアイゼンは必須
  • 眼下には雲海。寒暖差によって登山道のコンディションはとても難しいくなる時期。万全の装備で
  • 小屋の前の雪も少しずつ溶けていますが、固く滑りやすくなっています。
  • 小屋付近の様子
  • 夜半から強風。今朝は晴れて厳しい冷え込みとなりました。不安定な天気です
  • 強い西風が吹いていますが晴天が続いてまいす
  • 山頂へ続く道 強い西風で雪質は締まってきました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

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 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

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駒津峰 標高 2,752m

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