尾瀬沼南岸の通行止めは解除、通行できるようになりました。燧ヶ岳・御池新道はまだ残雪があります
天気・気温
山と周辺の状況
梅雨の期間中にあって、雨が続いています。また新型コロナウイルスの影響で、登山者・ハイカーの姿は少なく、寂しい気分になります。
しかし、湿原には、美しい花がたくさん咲いています。朱鷺の羽の色に似ていることからその名がついたトキソウ、まもなく見頃を迎える
キンコウカ
キンコウカ
などが咲いています。
また、ピークは過ぎていますが
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
はまだ咲いています。ほか、
コバギボウシ
コバギボウシ
や
コオニユリ
コオニユリ
などの花が目立って咲いています。
また足元に目を向けると、たくさんのキノコの姿を見ることが出来ます。キノコは同定が大変難しい生物ですが、多種多様なその姿はお花に負けず劣らず私たちを楽しませてくれます。
※都道府県をまたぐ移動の自粛は解除されましたが、尾瀬では山小屋や休憩所の多くが休業しており遭難救助は困難です。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
登山道の状況
尾瀬沼周辺の登山道で、異常箇所はありません。
通行止めになっていた尾瀬沼南岸・沼尻から三平下までの登山道は、7月20日午後より通行可能となりました。尾瀬沼一周をお楽しみいただけます。
ただし、ぬかるみや古く痛んだ木道も多くあり、濡れた木道は極めて滑りますので注意して通行下さい。
燧ヶ岳へは7/22の巡回では、御池新道はまだ残雪がベッタリと残っていました。雪道に自信が無い方はストックや軽アイゼンなどの装備があると安心だと思います。
長英新道は、斜度は急ではありませんが、登山道は沢のようなぬかるみが多くあります。足元にスパッツを履くなどぬかるみ対策が必要です。
山頂付近は岩場が多いので、脚を滑らせないよにしてください。
御池新道の熊沢田代や広沢田代は、まだ
ワタスゲ
ワタスゲ
が残っていました。また
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
やサワランが咲いており、湿原を黄色に彩る
キンコウカ
キンコウカ
も咲き始めてきました。
登山装備
日中は日差しが強いので、サングラスや日焼け止めが必要です。まだ寒い日もあるので、防寒対策を行ってください。
燧ヶ岳へは、アイゼン・ピッケルなど冬装備を用意してください。
注意点
尾瀬は7/1より多くの施設が利用可能になっています。ただし、利用できない施設、今年度は休業の施設も数多くあるので、事前に営業状況を確認しておきましょう。
・山小屋・キャンプ場の営業(https://www.oze-fnd.or.jp/archives/100847/)
・トイレ/VC(http://ur0.work/Xiqv)
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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- 連絡先住所: