涸沢 | 涸沢ヒュッテ

本谷~涸沢は夏道沿いへ。降雪でトレースが消えた時は慎重にルート取りを。雪崩落石にも注意

16時半 気温7℃。風は強いですがようやく晴れました.jpg(2021.05.23 涸沢ヒュッテ )
16時半 気温7℃。風は強いですがようやく晴れました.jpg(2021.05.23 涸沢ヒュッテ )
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天気・気温

05/12(水) 10:00 高曇り 無風
松本市の天気予報
明日
晴時々曇
26℃
7℃
明後日
晴のち曇
28℃
11℃
日本気象協会提供 2024年5月13日 10:00発表
高山市の天気予報
明日
28℃
4℃
明後日
曇時々晴
27℃
10℃
日本気象協会提供 2024年5月13日 10:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■気象ほか
・5/12 10時 高曇り 風はありません。稜線は見えています。

・平均気温 朝晩‐7~4℃ 日中0~12℃

・モルゲンロート(朝焼け)の現在の見頃時刻 am04:50頃
涸沢より日の出は見えませんが、奥穂高岳や涸沢岳に陽が当たるモルゲンロートが楽しめます。

■自然
涸沢カールは全面積雪があり、現状は雪山です。3000m級山岳の雪山に対応した装備が必要です。
今年の「涸沢山岳相談所」の屋根上の積雪は2.5mでした。
10年前は8m以上が普通でしたが、近年は多くても5m程度しかありません。

登山道の状況

以下の情報は5/11のものです。
おそらく5/12も変化ないと思われますが、最新情報を得て安全登山を心がけてください。
現在、雪は比較的安定しています。今後は踏み抜きに注意してください

横尾~本谷~涸沢 5/11
■横尾~本谷
河原には雪はありませんが、樹林帯にはまだまだ残雪があります。
雪の踏み抜きに注意してください。

■本谷~涸沢
本谷~涸沢
5月6日の雪崩により、沢沿いは通行不可能になりました。
マーキング、トレースを確認しながら夏道沿いに上がってきてください。
横尾尾根、北穂東陵、屛風岩、北尾根からの雪崩、落石に気をつけてください。
アイゼン、ストックがあった方が雪道は歩きやすいです

降雪によってトレースが消えることがあります。
ルートをはずさないように注意してください

■パノラマコース
・上コース(お花畑) 未開通です
・下コース(徳沢~屏風のコル~涸沢) 閉鎖中

■涸沢~上部
雪山装備が必要です。詳細はそれぞれの山小屋様へお問い合わせください。

登山装備

3000m級山岳の雪山登山装備が原則です。
上高地方面から涸沢まででも軽アイゼンとストックを推奨します(朝晩は凍結します)。

涸沢から穂高稜線(北穂高岳、奥穂高岳など)へ向かう場合には、前爪のある12本程度のアイゼンとピッケル、それを使いこなす技術が必要です。
ヘルメット推奨エリアです。

注意点

天気をよく見て無理のない登山を心がけましょう

感染症対策に留意しましょう

お知らせ

■涸沢ヒュッテ
http://www.karasawa-hyutte.com/
現地電話 090-9002-2534
東京事務所 03-3211-1023

・Facebook
https://www.facebook.com/karasawahyutte/

■2021年の営業
・営業期間 4月27日(火)~11月2日(火)(予定)
小屋泊は完全予約制

・宿泊料金
1泊2食付 13000 円 素泊9000 円
※9月18日(土)~10月10日(日)は宿泊費が+2000 円となります

・宿泊予約
4月27日~5月1日分の予約は、4月1日 朝8時より受付
予約の受付先 ヒュッテ直通番号への電話のみ 090-9002-2534(直通)
5/1以降は、宿泊日1ケ月前の同日朝8時からの予約開

・テント場
利用料 大人1人2000円 子ども1人1000円

■予約についてのご注意
「満室」の場合、ヒュッテには泊まれません。別日程へ登山計画をご変更ください。
他の山小屋様や他の日程などへの複数の予約をされますと、運営上大きな損失となります。
体調不良や荒天での緊急時のキャンセルは可能ですので、複数の予約だけはご遠慮ください。

予約の変更、取り消しなどは、必ず前日までにヒュッテへご連絡ください。
ご宿泊「当日」になってからの人数減、ご予約取り消しはキャンセル料としてお一人につき¥5000円申し受けます
※キャンセル料のお支払いはヒュッテ受付もしくは銀行振り込みにてお願いします。(手数料はご負担ください。)

・予約の詳細と予約状況については以下を参照下さい
https://www.karasawa-hyutte.com/%E7%A9%BA%E5%AE%A4%E7%8A%B6%E6%B3%81-2021/
https://www.karasawa-hyutte.com/%E5%AE%BF%E6%B3%8A%E6%A1%88%E5%86%85/

昨年の今頃の様子は?

一昨日降雪。本谷橋は未設置のため雪上踏み抜き注意。涸沢からの下り不安な方は爪の多いアイゼンで2023.05.10

一昨日降雪。涸沢は全面雪です。雪山登山装備が基本。サングラスや日焼け止め(肌と唇)も必須です2023.05.16

昨夜降雪。涸沢は全面雪です。雪山登山装備が基本。サングラスや日焼け止め(肌と唇)も必須2023.05.24

本日大雨と霧。雨後は最新情報得て入山を。涸沢はまだ雪山装備が基本。サングラスも必須2023.06.02

涸沢はまだ雪山。装備油断のないようにお願いします(涸沢まででも軽アイゼンで)。サングラス必須2023.06.08

涸沢ヒュッテ周辺の過去の様子

  • 涸沢の様子
  • 涸沢カールを彩るテント
  • 涸沢の様子
  • 荷揚げ
  • 本谷橋 
  • 小屋明け準備中
  • ルート整備中 本谷橋の欄干を雪の下から掘り出しました。架橋されたのち、橋を渡る時にはアイゼンは外してください
  • 入山前の偵察に行きました。
  • 入山前の偵察に行きました。本谷を俯瞰
  • 本年の営業は終了しました
  • モルゲンロート
  • 涸沢まででも積雪凍結がありチェーンスパイクなどが必要です

涸沢ヒュッテ

現地連絡先:
090-9002-2534
電話番号:
03-3211-1023
連絡先住所:
東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館B1F

地図で見る
http://www.karasawa-hyutte.com/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

奥穂高岳 標高 3,190m

 奥穂高岳は穂高連峰の中央にそびえる盟主である。標高3190mは富士山の3776m、南アルプスの北岳の3192mに次ぐ日本第3位の高峰で、頂上に造られた2mを超す大ケルンの上に立つと第2位になろうかという高峰なのである。しかも堂々と大きい山容がいい。  山頂で綾線が分岐し、南西に延びる岩稜は馬ノ背からジャンダルムの奇峰を経て、間ノ岳、西穂高岳、焼岳へと延びる。  もう1つの岩稜は南東へ吊尾根となってたわみ、前穂高岳、明神岳となって上高地に雪崩落ちていく。  山稜は硬いひん岩(ひんがん、ひんは「王」偏に「分」の字)の破片に覆われ、岩屑の堆積した山だ。南東側は涸沢のカールが削り取った断崖で、南面は岳沢が急角度に落ち込み、上高地や乗鞍岳が見える展望の優れた山頂である。  山頂から100mほど西へ向かってから右に折れる主稜線を、うっかり見落として直進すると急傾斜にセバ谷に落ち込んでしまう。毎年のように事故を起こす「だましの尾根」だ。主稜線を北に下ると白出乗越で、穂高岳山荘がある。  頂上から南西に延びる岩稜は、奇峰ジャンダルムに続いている。前衛峰、門番といった意味のフランス語だが、むしろ独立峰と呼びたい山で、悠々としてとりとめのない奥穂高岳をきりっと引き締めている。  初登頂は明治42年(1909)の鵜殿正雄パーティで、槍ヶ岳への初縦走の途中だった。彼は大正元年(1912)には岳沢から天狗沢に入り、天狗のコルからジャンダルムを経て奥穂高岳の初トレースをしている。穂高岳開拓のパイオニアとして銘記されるべき人である。  穂高連峰の開拓は信州の梓川側が早く、山小屋もほとんど信州人が占めているが、奥穂高岳だけは、白出乗越に飛騨の名ガイド、今田重太郎が小屋を建てて登山者の安全を期した。1度登山者の不始末で全焼したが再建し、現在では近代的な山荘になっている。  一般登山道は涸沢からザイテングラートの岩尾根を登って白出乗越に出、奥穂高岳へ向かう。涸沢から白出乗越まで2時間、それから奥穂高岳頂上まで1時間。  飛騨側からは、新穂高温泉から蒲田川右俣を白出沢出合まで2時間、白出沢を登って白出乗越まで7時間。静かな谷のいいコースで、下りに使えば白出乗越から5時間30分で新穂高温泉に着き、バス停前の無料温泉で山の汗が流せるので、山好きに好評である。  上高地から岳沢を経て前穂高岳、吊尾根、奥穂高岳のコースは9時間で頂上に着く。少しきついが、登り甲斐のある道だ。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

涸沢岳 標高 3,110m

 穂高連峰の主な岩峰は、涸沢カールを中心に半円を描いている。テント場から見上げるとひときわ目をひくのが北の肩に鋭い三角錐の涸沢槍を従えた涸沢岳である。南に前穂高岳と奥穂高岳、北にクライマーのハイマート、北穂高岳と、すばらしい山々がそびえているが、姿のよさでは涸沢岳がまとまっている。  ひん岩(ひんがん、ひんは「王」偏に「分」の字)の筋肉質の岩峰で、北穂高岳側は険しい岩壁となり、縦走路としては一級の悪さだ。  南の鞍部は白出(しらだし)沢の突き上げる白出乗越。歴史の古い穂高岳山荘が、風力発電、太陽光発電など最新のシステムを駆使して建っている。山頂から西に張り出している西尾根は冬期コースとなり、北穂高岳・滝谷の眺めがすごい。  上高地から涸沢、ザイテングラート経由で所要8時間30分。涸沢の中腹には、近代登山史に残る涸沢の岩小屋がある。新穂高温泉からは白出沢経由で所要9時間30分。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

北穂高岳 標高 3,106m

 北穂高岳は穂高連峰の最北端にそびえる。東は涸沢谷、西は蒲田川右俣からの支流、滝谷によって壮絶な岩壁になっている。主稜線は南北に起伏し、南は岩を踏んで涸沢岳へ、北は大キレットを隔てて南岳、中岳、大喰(おおばみ)岳、槍ヶ岳へと続いている。  この山のよさは、西面の滝谷に尽きる。日本でも超一流のロッククライミングのゲレンデである。かつて、名案内人といわれた上條嘉門次が「鳥も止まれねえ」と嘆かせた悪絶な岩壁で、初登攀は大正14年(1925)。早大の四谷龍胤(りようすけ)、小島六郎パーティとR.C.Cの藤木九三(くぞう)、ガイドの松井憲三パーティが、同じ8月13日に挑み、成功している。  滝谷は中間の合流地点からA沢~F沢が分かれ、B沢~D沢の間のルンゼや岩稜、岩壁が主な登攀対象になり、日本を代表する優れたクライマーたちを育ててきた。  北穂高岳は北峰と南峰に分かれている。北峰に三角点があり、直下に北穂高小屋があるので、普通、北穂高岳頂上とは北峰を指す。  登山道は涸沢カールから南稜の急登をがんばれば、3時間で山頂に立てる。上高地からは8時間30分の道のり。

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