鹿島槍・爺ヶ岳 | 冷池山荘

主ルートに支障ありません。台風の影響で昨日から風雨。天気の変わり目になりそうです

昨日はまあまあの一日。山肌は夏とはもうまったく変わりました。今回の雨が止んだ暁にはさらに初秋の色合いが深まることでしょう。(2021.08.31 冷池山荘 )
昨日はまあまあの一日。山肌は夏とはもうまったく変わりました。今回の雨が止んだ暁にはさらに初秋の色合いが深まることでしょう。(2021.08.31 冷池山荘 )
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天気・気温

08/10(火) 風雨
富山市の天気予報
明日
雨時々晴
24℃
15℃
明後日
曇のち晴
23℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月15日 18:00発表
松本市の天気予報
明日
晴時々雨
25℃
11℃
明後日
24℃
11℃
日本気象協会提供 2024年5月15日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■自然
8/10 雷雨こそ多いものの比較的好天が続いた7月後半から8月の上旬でした。
台風10号そして9号の通過後はお天気の流れもかなり変わりそうな雰囲気になってしまいました。

一昨日までの好天は、日本海に入った台風9号の影響で、昨日からは強風雨になってしました。
本日10日も荒天が続いています。
このあとも週後半にかけて秋雨前線が停滞するような気圧配置になってしまいそうですので、天気図の秋雨前線の位置を確認しながらの北アルプス登山になってしまいそうですね。

7月後半は天気も比較的安定し、お客さまの動きもそこそこ安定しましたが、ここへ来てのコロナウィルス感染拡大、相次ぐ台風の接近等で、お盆シリーズはお客さまの動きもすっかりしぼんでしまいそうです。
昨年同様に厳しい営業が今季も続きそうです・・・

・稜線でクマを刺激しないようにお願いします。
7月中旬から稜線に現れるようになったクマですが、いっときは姿を見せなくなって安堵していました
ここへ来てまた爺ヶ岳稜線に出没するようになっています。
おそらくは稜線帯の石の裏にあるアリの巣を目当てで徘徊していると思われます。
クマがなかなか離れていかないようなときは、小屋へ電話を下さるようお願いします。
絶対に刺激をあたえるような行為や近づくのはおやめ下さい。

登山道の状況

■柏原新道 8/10
大きな支障の連絡はありません。

■8/10
大町~扇沢間のアルペンラインが連続雨量が超過になったため事前規制で通行禁止になっております。
雨が止んで安全が確認されれば通行再開になります。
(以下ヤマケイオンライン付加情報)
大町建設事務所 道路情報 http://www.avis.ne.jp/cgi-usr/chouken_pkisei.cgi?cntflg=0

■7/14 特急バス「長野駅~信濃大町駅~扇沢駅」運行再開
国道19号線の通行止めが7/14 06:00に片側交互通行により解除になりました。
全便通常運行を開始
運行再開後のバスをご利用のお客様へ
・片側交互通行に伴い道路渋滞が予想されるため、バスの運行に遅れが生じる場合がございます。
(ヤマケイオンライン付加情報)
アルピコ交通株式会社 高速バス・特急バス
https://www.alpico.co.jp/traffic/trafficinfo/express/

国土交通省 関東地方整備局 長野国道事務所
https://www.ktr.mlit.go.jp/nagano/nagano00262.html

登山装備

■3000m級の夏山登山装備が必要

お知らせ

■冷池山荘
小屋ホームページ https://www.kasimayari.jp/index.htm
電話 0261-22-1263

■2021営業
冷池山荘と種池山荘は7/3~、新越山荘は7/17~営業
コロナウィルス禍のなか、定員縮小して、完全予約制で営業

・小屋泊の予約 
受付中 冷池山荘、種池山荘の小屋泊(素泊りは受付ません)
※素泊まりの宿泊 昨年に続き本年もはありません(自炊不可)。

・テントサイトの予約 
受付中 冷池山荘、種池山荘のテントサイト
予約が必要な日を以下設定しました。予約必要日は完全予約です。
8/7~15(日)、8/21(土)、8/28(土)
9/4(土)、9/11(土)、9/18~19(日)、9/23~25(土)、10/2(土)
※予約必要日以外の日は事前予約なしで大丈夫です。
(新越山荘にテントサイトはありません=テント不可)

・小屋泊、テント泊の予約方法
受付 電話のみ
午前10時~午後5時まで。日曜日は受付いたしません。

・ご注意
予約の無い方 別途30000円の割り増し料金を追加いたします。
夏季営業まではテント泊の方のみ最低限の対応をいたします。
冬期小屋の開放はありません

小屋利用については必ず以下のサイトを参照ください
https://www.kasimayari.jp/annai.htm

■小屋利用にあたり
完全予約の徹底
マスクやインナーシーツ等の持参
宿泊者全員名簿やテント宿泊者全員名簿等を入山前に記入の上で、忘れず必ずお持ち下さい

テントについては完全予約日でない平日においてもテント宿泊者全員名簿をご記入の上でお持ちください

■企画
種池山荘の「夏のピザ祭り」は終わりました。
「秋のピザ祭り」を9/4~9/9/20頃で開催予定

昨年の今頃の様子は?

冷池山荘と種池山荘は営業7/1~、新越山荘は7/15~。7月泊の予約受付は5/15~(テント6/1~)2023.05.10

営業は冷池山荘と種池山荘7/1~、新越山荘7/15~。柏原新道通行不能(上部に残雪、未整備)2023.06.08

冷池山荘周辺の過去の様子

  • 爺ヶ岳も鹿島槍ヶ岳も主稜線の雪庇の張り出しも気持ち小さい感じがします。
  • 鹿島槍ヶ岳。手前の里山の雪ももうじき無くなってしまいそうです
  • 鹿島槍ヶ岳の頂上稜線では30cm近い積雪でしょうか。吹き溜まりは場所によっては1mあっても不思議でありません。
  • 鹿島槍ヶ岳も全容を現してくれました。頂上付近に雪が残っているのが見えます
  • 日当たりの少ない針ノ木岳や蓮華岳の北側斜面には雪が残っているのがわかります
  • 昨日そして今日の雨で小屋前の雪もほぼ消え去りました。種池山荘前
  • 前日の雪も上がって好天下、爺ヶ岳を皆さん目指します。爺ヶ岳南峰まででしたら主稜線も危険なところはほぼありません。
  • 15時 冷池横の黄葉の木々が白く染まりました
  • 種池山荘前も白の世界へ
  • 前線通過の雨に洗われて、いちだんと紅葉は輝きを増しました。
  • いい感じでにぎわった、種池山荘前庭。
  • 今年も「初氷娘」の登場する季節到来! 初氷で鹿島槍ヶ岳に乾杯(種池山荘)

冷池山荘

電話番号:
0261-22-1263
連絡先住所:
長野県大町市平5328

地図で見る
http://www.kasimayari.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

鹿島槍ヶ岳 標高 2,889m

 この山は、後立山連峰の中央部に位置し、名実ともに後立山の盟主という存在である。  端麗と表現される南北2つの峰と、それを結ぶ吊尾根がつくるこの山の姿は、どこから眺めても美しい。この山に魅せられた岳人たちは、同時にこの山が内懐に秘める荒々しさのとりこにもなったのである。それは山麓からではうかがい知れない、北壁や荒沢奥壁などのバリエーション・ルートである。これらのルートの開拓は大正末期から昭和の初期に、学校山岳部を中心に華々しく行われ、それは日本におけるアルピニズムの歴史に、貴重な一頁を記しているのである。  鹿島槍ヶ岳への登路は、縦走路のほかには、東面・信州側から短くて急峻な赤岩尾根1本のみである(鹿島から所要9時間)。この尾根の途中の高千穂平は、鹿島槍ヶ岳のよき展望台ともなっているが、そこから眺める大冷(おおつべた)沢の源頭には、残雪期に獅子やツルの雪形が現れる。そこから昔は、山名をシシ岳とかツル岳、あるいは双耳峰からの連想で背比べ岳などとも呼ばれていた。現在の鹿島槍ヶ岳の山名は鹿島集落の背後にある槍ヶ岳といった意味である。山体は信州側は急崖、西面・越中側はなだらかな非対称山稜の典型である。  西面には、支稜の牛首尾根を挟んで東谷と棒小屋(ぼうごや)沢が、西面の水を集めて黒部川に注いでいる。この棒小屋沢と、剱岳東面を流下する剱沢とが、黒部峡谷に対して対向から合流する、有名な黒部の十字峡を形成している。  東面を落ちる白岳、大冷の各沢は、源頭部にバリエーション・ルートを提供している。その1つ、カクネ里はU字谷をなし、平家の落武者が隠れ住んだという(隠(かく)れ里(さと))伝説をもつ、ロマンを秘めた圏谷である。もちろんここに人が隠れ住むというのは不可能だが……。  南峰から主稜を南へ下ると、肩といった存在の布引岳(残雪が布を敷いたように見えるのでこの名がある)で、付近には船窪地形が散見される。その南の小平地には冷(つべた)池があり、冷池山荘が建っている。また吊尾根の雪田付近から北峰を巻いて北へ下ると、両側の谷からの浸食によって、主稜線に深いⅤ字形の切れ込みの入った八峰(はちみね)のキレットに出る。その北側にキレット小屋がある。  登山口の鹿島集落は昔から戸数11戸しかなく、集落の人々は平家の落武者の子孫といわれている。ここで民宿を営んでいる狩野氏宅には、近代登山以降の鹿島槍ヶ岳の登高記念帳が保存され、それがそのまま鹿島槍ヶ岳の登山史ともなっている。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

爺ヶ岳 標高 2,670m

 後立山連峰の南部にあり、3つのピークからなる。北から一直線に南下してきた後立山の主稜線は、この爺ヶ岳で西方へ大きく湾曲し、越中側にすり鉢を半分に切ったような、ハイマツの見事な大斜面をつくっている。一方、東面には大きな白沢天狗尾根を張り出している。この天狗尾根や扇沢にはかつて登山道があったが、現在は廃道となり、種池山荘の柏原正泰氏が拓いた柏原新道がある。新道は扇沢出合から爺ヶ岳南稜をたどって種池に登るもの(扇沢出合から所要3時間30分)で、2つの廃道の欠点を取り除いた、後立山連峰の主稜線へ登るものとしては、最も容易なコースである。  爺ヶ岳の山名は、南峰と中央峰との間、白沢の上部に、残雪期に種子蒔き爺さんの雪形が現れることから付けられたもので、爺さんが蒔く種を漬ける種池だ、というおまけまでついている。種池は主稜上の池塘で、そばには種池山荘があり、幕営地にもなっている。この西方にも棒小屋沢乗越の池がある。種池から南峰にかけて、またその南斜面も広大なお花畑である。  積雪期の爺ヶ岳東面は、ヒマラヤひだが発達して壮観で、いくつかのバリエーション・ルートが拓かれている。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

岩小屋沢岳 標高 2,630m

飛騨山脈北部、富山県と長野県の県境にそびえる山。西側には種池小屋、東側には新越乗越山荘がある。

ユーザーの登山記録から

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