甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

凍結、積雪あり。下山時要注意。冬山営業は5/28迄。5/29~夏山営業(宿泊要予約、夏山受付4/1~)

山頂方面の様子(2023.03.30 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
山頂方面の様子(2023.03.30 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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天気・気温

03/30(木) 06:00 晴 -4.4℃

山と周辺の状況

■天候と自然
3/30 晴れ、気温は-4.4℃(6:00)。
清々しい朝を迎えた七丈小屋です。
気温は昨日の朝よりも低めですが、日差しがあるので暖かく感じます。

3/29 晴れ、気温は-3.6℃(6:00)。
昨晩雪が少し降り、小屋周りは薄っすらと雪化粧しました。
積雪は2~3cm程でした。

昨日入山前に、麓の実相寺の神代桜を眺めてきました。ちょうど満開で見頃の桜を楽しめました。今週いっぱい位は楽しめそうです。眞原桜並木はまだこれからといった感じで、今週末から来週位が見頃になりそうですね。
登山の前後に立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

3/28 朝の七丈小屋の気温は-4.4℃(6:30)
夜にさらりと雪が降りました。
吊り橋の桜の蕾も膨らんできました。
山の雰囲気も雪が減り、春めいてきましたが、油断することなく装備を万全にお越しいただくようお願い致します。

3/27 晴れ 気温は-4.1℃(6:00)
晴れ渡る朝を迎えました。
数日ぶりに氷点下の気温になったので外に出たときはとても寒く感じました。
雪が残っていた箇所が再び凍結路面になって滑りやすくなっています。
チェーンスパイクとアイゼンの使い分けで慎重に進んでください。

3/26 雨 気温は0.5℃(6:30)
小雨ではありますが昨日から雨が降り続いています。
今朝5時は雨が降っていましたが、7時頃からあられに変わりました。
小屋より上では雪が降っているのかもしれません。

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 積雪があります
(登山道の要所の画像が公式Instagram にあります ホームページからも参照できます)

3/30 刃渡りから小屋までの区間は、日中溶けた雪が朝晩は凍結してとても滑りやすい状況です。
アイゼンも爪が丸くなっていると刺さり難く足を滑らせやすいです。
下山時は特にお気を付け下さい。
小屋から山頂方面はまだ雪が豊富です。
日中は雪が緩んで不意に雪を踏み抜く場合があります。
雪が緩むとアイゼンが効き難くなりますので、こちらもお気を付け下さい。

3/28 この一週間で登山道の様子はかなり変わりました。
雨が続いたので融雪が進み、刃渡り手前まで雪や凍結の区間は少なくなりました。
刃渡りから上は雪が多く残りますが、日中に溶けた雪が凍結して、氷の箇所が大分増えてきました。
小屋から上はまだまだ雪が豊富です。
黒戸尾根は標高差が大きいので、春と冬の山のコンディションが混在しています。
特に五合目から上は一部雪が氷化した難しい状況なので、足を滑らせて転倒、滑落の無いように十分お気を付け下さい。

3/27 入山時の様子
週末の雨でだいぶ雪が溶けました。
滑り止めも刃渡り手前ぐらいからの装着で大丈夫です。
刀利天狗から上は踏み抜きもありますのでお気をつけください。
五合目への下りは凍結箇所もあります。充分お気をつけて。

登山装備

3000m級山岳の冬季登山装備が基本
前爪有りのアイゼン、ピッケル必須。万全の防寒対策で

注意点

最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。
装備を万全に余裕をもった計画でお越しいただくようお願い致します。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

■マウンテンタクシー
2022年の運行は終了いたしました

■2022年(令和4年)南アルプス林道バス 
2022年の運行は終了いたしました

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■営業
・現在冬期営業期間です
2022年11月28日(月)~2023年5月28日(日)の宿泊は冬期営業
利用の詳細はこちらを参照ください
https://www.kaikoma.info/winter

■水道は来年の6月頃まで使用できません
冬季は小屋内で備蓄した水を大切に使用していく形になります。
備蓄した水量に限りがあるため、小屋泊、テント泊以外のお客様は各自で水をご用意していただくことにご協力をお願いいたします。

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

■2023年3月13日以降の対応(感染症関連)
・マスク着用
2023年3月13日以降の着用は任意。スタッフにつきましても、業務の種類によって着脱をいたします。
・パーテーション
食卓のパーテーションは撤去させていただきます。寝室につきましては設置を継続。
・消毒用アルコール
引き続き設置。冬期営業期間は手洗水がありません。ご活用ください。
皆さまのご理解とご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

■2023 夏山営業について
4月1日13時よりご予約受付開始。
2023年の夏山営業期間から利用料金の値上げさせていただきます。
よろしくご了承のほど、お願い申し上げます。詳しくはこちらをご覧ください
https://www.kaikoma.info/2023summer

昨年の今頃の様子は?

明日は雨予報。雨後も万全の装備で。冬山営業5/28迄。5/29~夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.14

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。5/28迄冬山営業。以降は夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.21

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。雪質変化あり確実なアイゼンワークで一歩一歩、慎重に2023.04.27

昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10

今朝5℃。一部まだ雪があり心配な方はアイゼンの用意を。小屋付近でサクラ開花。山麓は新緑2023.05.19

まだ氷点下の日あり。残雪箇所あり滑り止めの用意を。イワカガミが咲き始め、クモイコザクラも開花。2023.05.25

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 山頂付近の様子
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • テント場の様子。雪が半分残っている状態。第1+第2テント場あわせて10張りほど地面の上に設営できそう(小型テントであれば)。
  • 小屋から上の残雪はまだまだ豊富
  • 八合目と九合目の間にあるルンゼは、一部氷化した雪の急斜面となっており、滑落の危険あり。ピッケル、前爪有りのアイゼンは必須
  • 眼下には雲海。寒暖差によって登山道のコンディションはとても難しいくなる時期。万全の装備で
  • 小屋の前の雪も少しずつ溶けていますが、固く滑りやすくなっています。
  • 小屋付近の様子
  • 夜半から強風。今朝は晴れて厳しい冷え込みとなりました。不安定な天気です
  • 強い西風が吹いていますが晴天が続いてまいす
  • 山頂へ続く道 強い西風で雪質は締まってきました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

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 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

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