五竜岳 | 五竜山荘

不安定な天気が続いています。雷にも注意が必要です。コマクサなど咲き始めています

遠見尾根方面。朝6時(2023.07.27 五竜山荘)
遠見尾根方面。朝6時(2023.07.27 五竜山荘)
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天気・気温

07/14(金) 07:00 雨 12℃ 西よりの風10m弱(強風)

山と周辺の状況

■天候
7/14 07:00 風強く雨 12℃ 西よりの風10m弱
7/13 06:00 強雨 12℃ 西よりの風、2~4m
7/12 07:00晴→くもり 12℃ 西よりの風、7~10m
7/11 06:00 風強く霧時々雨 12℃ 西よりの風、5~7m
04:00~05:00頃は厚い雲に覆われ雨、その後一時晴れるもののまた雨交じりの天気です。
7/10 06:00 風強く濃霧  13℃ 西よりの風、6~8m

■自然、概況
7/14 昨夕からの雨は、今も降り続いております。
風が強い分激しい降りに感じますが、実は、雨量は案外少ないようです。視界はありません。
シオガマ系の花や、クロヒトウレンながが咲いています

「夏山常駐隊」が入山します
登山道整備、パトロ-ル、登山に関する萬相談、と多岐に亘って奮闘して頂けます。

7/13 夜中はドシャ降り雨で雷がかなり近場で落ち大きな音がしました。
朝には雨は随分弱まり、雷も去りました。
しかし…上空の寒気は居座ったままのようですので、日中に昨夜の再来があるかもしれません。
今朝は分厚い雲に包まれた稜線の朝です
今日も終日、雨が降ったりやんだり…時に強い雨…といった感じでしょうか。雷にも要注意

7/12 朝日と共に雲散していった雲群が、朝7時にはすっかり青空となりました。しかし風が強いです。
久々の青い空に少し騒がしい風の稜線の朝であります。
今日の今のお天気、どうも似非天気なようです。
前線は今のところ北に片寄ってはいるようですが、南下傾向。
南からの暖かく湿った空気の影響が出てくるようです。そこへ寒気を伴った気圧の谷がくると大気は不安定な状態になります。午後は雷様?かもですね。すでに徐々に雲が沸いてきています。

昨夕、小屋前白岳沢内では、先日見たサル続き、今期初! 熊1頭が目撃されました。
今回は人の気配を察してか、早々に走って下って行きましたが、いろんな生き物が集まってくる時期になってきました。熊の出没は例年より早い気がします。

7/11 五竜岳の入山口はほぼ長野県は白馬村。今日の白馬村の天気予報は概ね晴れ。
しかし五竜岳山頂直下に立つ五龍山荘では雨が降っています。風強く雨混じりに濃霧。
随分東に向けて視界が開けつつある感はありますが、西から流れ込む雲軍団が留まることを知らぬように見受けられる稜線の朝です
今日も梅雨前線は似たような場所に停滞中。なかなか雲が抜けない模様です。
暖かく湿った空気は相変わらず前線に向かって流れ込んで来るらしく、大気の不安定な状態は依然続きそうです
里では午後はかなり気温が上がるらしいので、さらに不安定さが増大。となりますと、雷様の到来も有りや?に思われます。
1日を通しては、日の差すタイミングもありましょうが、短時間ながら、ズザ-っと来る雨風など、特に午後はご注意を!

7/10 湿気っぽい霧が、強めの風に乗って西側の谷から吹き上げて来ております。
小屋周りは白い霧です。
時折遠見尾根が見えるかなと思う時ももあるにはあるのですが…やっぱり霧中。
東に明るさの兆しを見せつつも、霧深い稜線の朝です。

コマクサ コマクサ は一部咲きはじめ、多くの蕾がふくらんできています。 シナノキンバイ シナノキンバイソウ  よく咲いています
コバイケイソウ コバイケイソウ 開花。今年は数が少なそうです

7/9 昨夕、今シーズン初の猿出没。
17:00過ぎ、猿軍団総勢十数頭が小屋前の白岳カール内に現れ、小一時間くらいで北へ去っていきました
コバイケイソウ コバイケイソウ つぼみつけています。今年数は少ないようです

7/7 オオ ツガザクラ ツガザクラ 、アオノ ツガザクラ ツガザクラ 、黄色い スミレ スミレ 系の花、ミヤマクワガタ咲いていました

登山道の状況

■周辺登山道の様子 6/29
登山道は浮石が多く足元に注意してください。

・遠見尾根
大遠見山~西遠見の池までと、白岳の鎖場~白岳山頂までに数箇所の残雪があります。
雪解けが進んでおり、今後は枝の跳ね返りと雪の踏み抜きに注意して下さい。
白岳鎖場の残雪にはfixロープが設置してあります。アイゼン等は必要ないかと思います。
いずれも数日のうちに解けて無くなりそうな量です。

・五竜山荘~五竜岳
残雪はなく全て夏道です。浮石多いです。

・五竜岳~八峰キレット方面の稜線(破線)
まだまだ通過者が少なく、浮石だらけです。
北尾根の頭の山頂から3mほどキレット側の登山道に大きな穴が空いています。(カクネ里に落ちてしまいます)
人がすっぽり入るほどの大きさなので、今までの道は封鎖して富山側に迂回路を設定しました。
八峰の稜線は毎年雨の影響で信州側が崩れていっています。
特に五竜岳からの下り、赤抜付近、キレット核心部は安定している岩の方が珍しいです。
手足を置く岩は必ずチェック!通行の際は十分お気をつけ下さい。

■以下ヤマケイオンライン付加情報
・白馬村登山情報
https://www.vill.hakuba.nagano.jp/news/2698/

登山装備

3000m級山岳の登山装備が必要です
雷や天気急変の雨があり雨具など万全の雨対策でお願いします。
朝夕の稜線は山麓の気温が高くても気温低下します。防寒具は用意してください

注意点

■この時期の注意
熱中症対策万全
浮石が多く足元に注意

■遠見尾根 五竜テレキャビン情報(ヤマケイオンライン付加情報)
五竜テレキャビンは白馬五竜高山植物園(標高1515m エイブル白馬五竜アルプス平)の施設です
運行日は 6月24日(土)~10月22日(日)
※ 天候により営業時間などが変更になる場合があります。
利用前に以下のサイトで詳細と最新情報を得て下さい
https://www.hakubaescal.com/shokubutsuen/gondola/summary/

お知らせ

■五竜山荘
・ホームページ
https://www.hakuba-sanso.co.jp/yamagoya/goryusanso.html
・SNS
https://www.facebook.com/goryusanso

■営業 2023年6月24日(土)〜10月21日(土)

■予約
宿泊、テントともに予約が必要。予約受付中
※テントも完全予約制(自炊をお願いいたします)
予約方法、ほか詳細は五竜山荘ホームページを参照ください

■五竜山荘は白馬山荘と同じ系列の小屋です
地域の情報やお知らせも掲示している以下のサイトも利用にあたり参照ください
https://www.hakuba-sanso.co.jp/

昨年の今頃の様子は?

2023年は6/24から営業(宿泊、テントとも要予約、予約受付中)。まだ雪上が多く雪山登山装備必要2023.06.08

遠見尾根は一部残雪ありアイゼン推奨(視界不良時ルート注意)。小屋周囲で高山植物咲き始めました2023.06.28

午後の雷雨に注意。万全の雨対策&登山装備必要(今朝の気温9℃→要防寒)。高山植物続々開花2023.06.29

五竜山荘周辺の過去の様子

  • 6/22から営業いたします。予約受付中。今年もよろしくお願いいたします
  • 2023年の営業を終了しました
  • 今朝の五竜岳。岩場には凍結や積雪があります。小屋営業は10/21迄。明日以降天気下り坂。小屋営業日としては最後の青空になりそうです
  • 五竜岳頂上への岩場道。
  • am7:00。遠見尾根方面。
  • 朝7時 遠見尾根方面
  • 氷花
  • 樹氷?でしょうか
  • 06:00  五竜岳への登り口。ここは、風が抜ける場所で雪が吹き飛ばされています
  • 風吹き付ける小屋前テント場
  • 07:00遠見尾根方面。
  • 06:30。西側、黒部峡谷方面。

五竜山荘

電話番号:
0261-72-2002
連絡先住所:
〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村北城6307-ロ (株)白馬館

地図で見る
https://www.hakuba-sanso.co.jp/yamagoya/goryusanso.html

施設の詳細を見る

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五竜岳 標高 2,814m

 後立山連峰の中央部にあり、雄大な山容をもち、鹿島槍ヶ岳とともにこの連峰の重鎮的存在である。この山の景観が優れているのは、東麓からの唯一の登路である遠見(とおみ)尾根からのものである(神城駅からテレキャビンを利用して所要6時間)。尾根の名称の起こりである、いくつものタワミ(遠見)の上下を繰り返す、きついアルバイトを打ち消して余りあるのが、五竜岳東面と鹿島槍ヶ岳北壁の豪壮な眺めである。五竜岳東面は、いくつものバリエーション・ルートをもっているが、その1つ、G2稜の上部に顕著な武田菱に似た岩が見られ、この山の名の由来となっている。この地を支配していた武田の紋所「武田の御菱(ごりよう)」からきたもので、菱(ひし)は岩の方言でもある。また「後立(ごりゆう)山」の音読みから「五竜」となったという説もある。  五竜岳北隣の白岳(しらたけ)は、初雪のころ真っ白な姿を見せるのでこう呼ばれたが、その南側には主稜と遠見尾根に挟まれた、白岳沢のカールが広がっている。五竜岳から鹿島槍ヶ岳にかけての主稜線は、八峰(はちみね)の稜線と呼ばれる鋸歯状の突起を連ね、東面足下のカクネ里や、黒部峡谷を距てた剱岳の眺めとともに、縦走の醍醐味が味わえる所でもある。

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