メスティン調理のテクニック 同時調理、余熱調理、焦げ防止・・・メスティンをフル活用する技を紹介!

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山ご飯やキャンプに人気の万能クッカー・メスティン。『メスティンBOOK』から調理のテクニックを紹介します!

 

自動炊飯以外にも、メスティンで上手に調理するテクニックがある。特に、メスティンの熱伝導率のよさを利用した、蓋の上での同時調理や、保温力の高さで仕上げられる余熱調理は、熱源が限られたキャンプシーンで活躍する。上手に調理して、ソロキャンプでは一食がメスティンだけで完結するようメニューを考えたい。

 

蓋の上で同時調理する

加熱中のメスティンの上にシェラカップを置くと、その中でもう一品作ることができる。しっかり熱が伝わるので、スープや味噌汁を作るほか、卵を落としておけば目玉焼きが出来上がる。ぐつぐつ沸騰させたいときはアルミホイルを蓋にしてかぶせておこう。

 

蓋の上で温める

缶詰やレトルト食品は、メスティンの上で温めればホカホカに。ごはんを炊きながらレトルトカレーや缶詰のおかずを温めれば、それだけで一食完成する。ただし内部で沸騰してしまうので、いずれも少し開封しておくと、破裂などの心配がない。

 

アルミホイルで底焦げを防止する

長時間加熱するものや、水分が少ないものを焼くときなど、焦げる心配があるときはアルミホイルを底に敷いてから食材を入れて調理しよう。ひっくり返して両面焼くこともできるので、焦げないよう上手に火を加減したい。

 

アルミ皿を使って分割する

100円ショップにもあるようなアルミ製のカップや皿を使うと、メスティンの中で分別ができる。網を購入しなくても、水を入れたメスティンにアルミカップを入れればプリンや茶碗蒸しなどの蒸し料理も楽しめる。

 

余熱調理する

短い加熱時間でも、ウォームキーパーに入れれば余熱調理できる。固形燃料やバーナーで短時間加熱し、保温して余熱で火入れしていこう。ローストビーフやゆで卵のほか、鶏ムネ肉は余熱調理のほうがジューシーに仕上がるので、むしろこちらがおすすめ。

 

湯切りしないでパスタを茹でる

パスタを茹でる際、水場が近くになかったり登山中だったりすると、湯切りする場所がなくて困ることがある。そんなときは、はじめに入れる水分量を測っておき、蓋を開けたまま茹でよう。加熱で水分が飛び、茹で上がるころにちょうど水がなくなるので湯切りが不要だ。

(本記事は『メスティンBOOK』からの抜粋です)

『メスティンBOOK』

付録にメスティン専用オリジナルまな板付き! スウェーデン発の万能クッカー・メスティン愛好家のみなさんに贈る『メスティンBOOK』。 最初から最後までぜーんぶメスティン!の一冊です。 メスティン入門者でも大丈夫。 「今さら聞けない、メスティン超基本編」で懇切丁寧に由来から使い方までを解説します。 マニアの方は「カスタム」編で、新しいメスティンの世界を堪能ください。


『メスティンBOOK』
編:山と溪谷社
発売日:2020年11月7日
価格:本体価格1200円(税別)
ISBNコード:978-4635907415
詳細URL:http://www.yamakei.co.jp/products/2820907410.html

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