センパイ、勘弁してください・・・、パーティ分裂の惨劇! マンガで楽しくわかる『失敗から学ぶ登山術』


登山パーティは、怪我をして動けなくなったりなどよほどのことがない限り、一緒に行動するのが山の原則です。街とは違って、山はどこででもケータイやメールで連絡がとれるという場所ではないのです。そして「待ち合わせの場所に、いない!」となると、それは遭難の一歩手前。いや、実際に遭難しているかもしれません。
今回のセンパイのように、スタート地点からコースを変えるのではなく、登山の途中で疲れたから当初のコースではなく巻き道に行きたいとか、写真を撮りたいから先に行っていてくれ、とか「ちょっとだけ」のつもりでパーティが分裂することはありがちです。しかし、その「ちょっとだけ」のつもりが実際には遭難を引き起こしたケースは多々あることを覚えておいてください。
もうひとつ、今回の話で重要なのは「リーダーの役割」。赤いたぬきさんは、登山サークルで部長をしているので、リーダーの役割をよく理解していたと思われますが、今回はSNSで集まった登山ということで、いつもと勝手が違っていたのかもしれません。「リーダーの決定には従う」ということを参加メンバーにも理解してもらいたいところです。
次回は6月上旬公開予定! どうぞお楽しみに!!
山のトラブル、アクシデントを回避し、山を愛するすべての方々が登山を楽しめるように、次回から皆さんが体験した失敗エピソードを募集します。そのエピソードをもとに浜田さんがマンガをつくります。ぜひともご協力をお願いします!
プロフィール
浜田ミケ
2015年週刊アサヒ芸能の浜田正則の連載コラムで作画・イラストデビュー。現在は玉三郎名義で双葉社Web「日刊大衆」にて同氏連載コラムのマンガイラストを担当。
浜田正則
70年生まれ。製本工場の作業場勤務→デザイン会社勤務を経て98年ライターとして独立。原作・構成・デザイン・編集をこなす。2000年に竹書房の新人賞佳作受賞し、主な掲載誌は近代麻雀(竹書房)、週刊大衆・漫画アクション(双葉社)、週刊アサヒ芸能(徳間書店)、週刊漫画サンデー(実業之日本社、休刊)など。
マンガで楽しくわかる『登山のヤバいチェックポイント』
登山にはいくつかの大事なチェックポイントがあります。見落としがちな、あるいはいまさら人に聞けない、そんな見落とすと「ヤバい」チェックポイントを、マンガで楽しく解説します。
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