カリマー「リッジ 30＋」

安心して使える人気モデルが
パワーアップ

文＝高橋庄太郎、写真＝小山幸彦　
[PR]2025.03.28

カリマーを代表するモデルである「リッジ」は、登山愛好者に長年愛され続けてきたベーシックモデルだ。リニューアルもたびたび行なわれ、代々のリッジを使い続け、新旧の製品を持っているという方も多いに違いない。

リッジは今年も改良され、待望の2025年バージョンがお目見えした。基本的なデザインは以前のリッジと大きく変わらないものの、細かい部分まで確実に見直していくことでいっそう使いやすくなっていることには驚かされる。

新しいリッジの形状は、荷重が体に近づくように下部をシェイプさせてあるのが特徴だ。横から見るといくぶんスリムで、この形状によって背負ったときの安定性を高めている。また、ボトムの両サイドにはストラップが追加された。

英国発祥のブランドながら日本人の体形に合わせたバックパネルは心地よいクッション性をもち、逆T字形にくぼみをつけたデザイン。フィット感を保ちつつ背中の熱と湿気を上方向へ効率よく逃がし、快適性は充分なのである。

本体上部の雨蓋は上方向に延ばして使うことができ、フロントポケットも大容量だ。サイドのポケットも大きく、1Lサイズのボトルも余裕で収められる。この拡張性を高めた収納力が、モデル名の「＋」の文字に込められている。