MILLET |GRX 22
ミレー「GRX 22」
アイデアが光るポケットで
快適に行動する
文=高橋庄太郎、写真=小山幸彦
[PR]2025.03.28
ミレーのザックには、他メーカーにはないおもしろいディテールをもつものが多い。この「GRX22」で真っ先に挙げられるのは“ボディハングキャリーシステム”だろう。
これはウエストハーネスの小型ポケットから、折りたたみ式の別のポケットを上に引き出し、ショルダーハーネスに引っかけて使用するというもの。GRX22のショルダーハーネスにはもともとストレッチ性のポケットが付属しているが、それに加えて収納性を格段に増すことができる斬新な仕組みだ。固定される位置も絶妙で、歩行中に腕やトレッキングポールが当たることもなく、まったく違和感を覚えない。
サイドのコンプレッションにストラップではなく細いコードを使っていることでもわかるように、無駄をなくしたデザインによって重量890gと軽量だ。だが、内部に入った逆U字形に細いフレームがザックの形状を支え、背中にかかる荷重を程よく分散。ウエストハーネスとショルダーハーネスの幅も広く、張りのある背面パネルの効果も相まって、小型モデルとは思えないほどフィット感に優れている。
容量のわりに大きく見えるのは、荷室の厚みを抑え、縦に長いフォルムに作り上げているから。この形状により荷物の重さで体が後ろに引っ張られる感覚がなく、歩行が安定する。
FEATURE
左右の仕切りがあるフロントポケットは、両サイドのコンプレッション用コードで荷物をしっかりと押さえつけられる構造。不用意にモノがこぼれ落ちて紛失することはない。
脇腹についている縦長のポケットは“ボディハングキャリーシステム”。このポケットは腰のポケットから引き出して、上部をフックでかけて使用する。ユニークな工夫だ。
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