2022年の山岳遭難、件数・遭難者数とも過去最多に
警察庁のまとめによると、2022年はついに山岳遭難件数、遭難者数とも過去最多となった。一方で無事救助されるケースも多いことなどから、体力不足が原因の事案も多いとみられる。
多発傾向が続く山岳遭難。全国の山で起きる事故をモニターし、さまざまな事例から予防・リスク回避について考えます。
2022年の山岳遭難、件数・遭難者数とも過去最多に
警察庁のまとめによると、2022年はついに山岳遭難件数、遭難者数とも過去最多となった。一方で無事救助されるケースも多いことなどから、体力不足が原因の事案も多いとみられる。
北・南アルプスで遭難頻発、 若年~中年世代の滑落などが増加。GWの遭難を振り返る
天候に恵まれた今年のGW。昨年までは敬遠された北・南アルプスなどの本格的雪山に出かける人が増えたとみられ、これらのエリアで遭難事故が頻発した。
残雪登山の事故が多発!2022年の事例に学ぶGWの遭難対策
大型連休に合わせ、各地で山開きが行なわれるが、高山や豪雪地帯の山は、まだまだ雪山シーズン真っ只中。気温が上がって冬山シーズンよりも登りやすいと考えられがちだが、毎年天候の急変などに起因する気象遭難が多く起きる時期でもある。
雪山遭難が続発した2022〜23年の冬を振り返る
2022〜23年の冬山シーズンは山岳遭難が相次ぎ、発生状況はコロナ禍前に戻ってしまった。
気象遭難、滑落…前年の事例から考える、春の雪山のリスク
春は気温差が大きく周期的に天気が変化する、気象などの判断が難しい季節。2022年の事例から、春の登山で起きやすい事故のパターンをピックアップしてみた。
冬山シーズン本格化、遭難も多発中。遭難事例から雪山のリスクを考えよう
本格的な冬山登山シーズンを迎え、各地で雪山での事故が相次いでいる。2022年1月の事例を振り返りながら、雪山のリスク管理について考えてみよう。
晩秋・初冬の登山の落とし穴。山岳遭難の事例を振り返る
本格的な雪山登山シーズンを迎えるまでの短い間、山は静けさを取り戻す。しかし、そうした季節の狭間の山でも遭難が相次いでいる。この季節の登山でどんな事故が起きているのか、過去事例を振り返りながら事故の回避策を考える。
実は危険な秋山登山。遭難事例からリスクを考える
紅葉のシーズンを迎えて、登山計画を立てている人も多いことだろう。しかし、秋山は遭難が多い季節でもあり、今秋も事故が多発している。2021年秋に発生した事例を振り返りながら、秋山で注意すべきポイントを考えてみよう。
北アルプスでは滑落事故が多発。2022年夏山の山岳遭難を振り返る
withコロナの動きが進んだこともあり、登山者が増加に転じた2022年の夏山シーズン。しかし、それに伴って増加したのが山岳遭難だ。このほどまとまった警察庁の夏山遭難の統計をひもときながら、『山と溪谷』で山岳遭難を定点観測するライターが北アルプスで発生したこの夏の遭難を振り返る。