山の検索結果

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テーマ:東北百名山

99 件中 21~30件表示

東北 (福島県)

七ヶ岳 

標高1,636m

 福島県南会津郡田島町(現在は南会津町)に位置する。凝灰岩からなる。七ヶ岳は名前のとおり7つの峰が連なる。一番岳が七ヶ岳本峰である。  この山には、山鬼が住んでおり、ときおり大石を転がし、大木を揺るがす音が聞かれる。あるときにはあやしげな様相で馬に乗り、ふもとを徘徊するといわれる。また山頂直下の賽ノ河原では、死んだ子供の声を聞くことができるといわれる。  山頂には一等三角点が置かれており、それにふさわしい展望を誇っている。  コースは3コースある。糸沢(いとさわ)コースは七ヶ岳登山口駅より所要4時間強。針生(はりゆう)コースは登山口より所要3時間45分。どちらのコースも沢を登る。縦走コースは、ややヤブっぽい箇所もあるが、所要3時間で全山縦走でき、糸沢・針生各登山口へ戻ることができる。

縦走 日帰り 7時間35分
沢をつめ展望の山頂と全山縦走を楽しむ

コース定数:29

東北 (岩手県 宮城県)

栗駒山 

標高1,626m

  みちのくのくりこま山の朴の木の   まくらはあれど君がた枕  平安中期の古今和歌集六帖にも詠まれた栗駒山は、仙台の真北、宮城、岩手、秋田の県境に位置する古い火山。浸食が著しく地形も複雑だ。  全国に数ある駒のつく山は、雪形から名付けられたものが多い。この山も5月になると南東の宮城県側に飛翔する天馬の姿が見事に浮かび上がる。岩手県側では須川岳とも呼ばれているが、こちらは須川温泉(酢川、強酸性の湯)に由来すると思われる。  灌木と草原のたおやかな山稜、豊かな残雪と随所に見られる高層湿原、高山植物の多いことなどとともに、すべての登山口、下山口に温泉があるのも特徴の1つ。  1時間ほどもあれば登れるコースから、5時間以上のコースまで10本以上のコースがある。交通の比較的便利な須川温泉から登頂し、広大なブナの原生林の中を、山深いランプのいで湯、湯浜温泉へ下山するコースがお勧め。  秋のドウダンツツジやウラジロヨウラクなどの目の覚めるような紅葉は、特筆に値する。  3~4月は、山スキーに絶好の山。スロープは初心者向だが、独立峰ゆえ天候に要注意。 ※ 平成20年岩手・宮城内陸地震で、周辺道路や登山道が荒廃していて通行できなかったり、困難だったりする箇所があります。栗駒山登山を計画されている方は、現地関係機関にご確認の上、お出かけ下さい。

往復 日帰り 3時間10分
いわかがみ平から栗駒山を周遊 日帰り

コース定数:14

往復 日帰り 3時間15分
お花畑と山頂からのパノラマを楽しむ

コース定数:15

往復 日帰り 3時間25分
火山と温泉、高層湿原など異色の景観にひたる

コース定数:15

縦走 日帰り 5時間5分
栗駒山から湯浜温泉へ縦走 日帰り

コース定数:20

往復 日帰り 5時間20分
須川温泉から栗駒山・秣岳を周遊する 日帰り

コース定数:23

東北 (青森県)

岩木山 

標高1,624m

 青森県の最高峰。弘前市に位置し、山容が円錐形であることから津軽富士の別名がある。津軽農民の信仰の山で、ふもとの岩木山神社では毎年旧暦8月1日には「お山参詣」という津軽地方最大の農作祈願祭が行われる。このお山参詣は国の無形重要民俗文化財に指定されている。  独立峰だけに、登山コースは四方からあるが、岩木山神社からの奥宮登拝道が代表的なコースとして昔からよく踏まれてきた。しかし、有料観光自動車道路「津軽岩木スカイライン」の開通以後、徒歩で山頂を極める登山者は減少している。いずれの登山コースも下降時に利用される例が多い。  所要時間は、岩木山神社のある百沢口からの場合、山頂まで約4時間。  途中、標高1067m地点の焼止避難小屋を過ぎて「大沢」に入ると、8月ごろまで上部に雪渓が残っており、景観も高山的だ。1350m地点に錫杖清水がわく。7月上旬には、付近の雪渓の両岸に岩木山特産のミチノクコザクラの群落がピンクの花を咲かせている。錫杖清水から山頂まで数十分。山頂からは、晴天時には北海道松前沖に浮かぶ大島・小島も望まれる。

往復 日帰り 7時間15分
赤倉神社から岩木山往復 日帰り

コース定数:30

縦走 日帰り 7時間45分
百沢コースから岩木山に登り、嶽コースへ 日帰り

コース定数:33

東北 (福島県)

会津朝日岳 朝日岳

標高1,624m

 福島県南会津郡只見町に位置する。古生層からなり、この会津朝日岳から会津駒ヶ岳までは峰続きで、朝日・駒山塊と呼ばれる。朝日岳の名は、朝日が最初に照らす頂という意味であろう。『新編会津風土記』にも同じように書かれている。見所は山腹に広がるブナ原生林だ。  昭和34年(1959)7月29日付の『読売新聞』には「朝日岳北壁征服の記録」という見出しで「奥只見の秘峰会津朝日岳の無雪期登頂と北壁初登攀を期して去る17日朝日岳山麓に入った読売新聞社日本山脈縦走団別動隊(隊長岡部一彦)は、快晴に恵まれた21日、頂上アタックと前人未踏の北壁Aルンゼ250mの初登攀に成功」と報道されている。現在でも樽戸沢からの北壁は困難なルートである。  登山コースは、叶ノ高手経由の1本のみで、赤倉沢出合より4時間30分を要する。

東北 (岩手県)

八幡平 

標高1,613m

 山頂は八幡平市の南西端に位置する。山名は坂上田村麻呂や八幡太郎義家の命名説が有力。別にミズゴケの堆積した軟らかい湿原を「やわた」と呼び習わし、後世それに当て字をしたとの説もある。  オオシラビソの樹海の中にミツガシワの咲く池塘が点在する広大な湿原がこの山群の特徴である。湿原にはイワイチョウ、ニッコウキスゲ、コバイケイソウが咲き、ワタスゲの綿毛が揺れる。高層湿原に固有な黒味を帯びたカオジロトンボもいる。  この特異な風景を見渡せる展望台は山頂、源太森、茶臼岳である。盛土をしてある山頂にはバス停留所から舗装道をハイヒールでも30分で行ける。また、3つの展望台を結ぶコースは盛岡駅発八幡平頂上行のバスで松尾鉱山跡を通り茶臼口で下車し、登りだす。  茶臼岳山頂からはオオシラビソの樹海と西側に熊沼が見える。その先は畚岳(もつこだけ)、右手が八幡平頂上だ。畚岳の左手には大深岳、三ツ石山、姥倉山、岩手山と、裏岩手縦走路が一望できる。その先の源太森からは八幡沼が見渡せる。このコースは山頂まで2時間30分。  すぐ下の藤七温泉か、県境を越えて秋田の後生掛温泉に下れば温泉も楽しめる。  2011年10月31日、東日本大震災による地殻変動で、これまでの標高から1m低くなったことが国土地理院から発表され、現在は1613mの山となっている。

周回 日帰り 1時間55分
八幡平 八幡沼・源太森周回 日帰り

コース定数:7

縦走 日帰り 2時間5分
蒸ノ湯コースから八幡平山頂へ 日帰り

コース定数:10

縦走 日帰り 2時間50分
長沼コースから八幡平山頂へ 日帰り

コース定数:14

上信越 (新潟県 福島県)

浅草岳 

標高1,585m

 江戸時代から越後と会津を結ぶ交易道として、旅人が往来した六十里越と八十里越がある。優美な曲線を描く浅草岳と、連聳して褐色の岩壁を削立させている鬼ヶ面山は、その両街道に挟まれた山塊である。  浅草岳は昭和に入ってからようやく登山者を迎えるようになり、昭和46年に国鉄只見線が開通し、同48年には六十里越の車道も実現して、山麓の町村に活気が生まれた。登山口の五味沢集落を含む北魚沼郡入広瀬村では山菜共和国が誕生し、温泉掘削に成功した。  昔の登山コースは、五味沢に近いムジナ沢を登降したが、今は林業車道を車利用で、破間川の白崩沢を迂回したブナゾネまで行けば、尾根道を2時間で頂上に立てる。五味沢から全徒歩の場合は、ヤジマナ沢から桜ゾネに取り付き、嘉平与ボッチを越えて約4時間の行程となる。また福島県側には、田子倉湖から剣ヶ峰経由と、入叶津からの沼ノ平コースがある。一等三角点の頂上は、草原にいくつかの池塘が光りをたたえ、眼下に広がる田子倉ダム湖と、只見沢へ落ち込む鬼ヶ面山東面の断崖に目を奪われよう。  浅草岳から鬼ヶ面山を縦走して、六十里越の車道へ下山するコースも興味深い。

周回 日帰り 5時間50分
ヒメサユリ咲く展望良好の山

コース定数:21

往復 日帰り 6時間55分
山麓のブナ林と大展望の得られる豪快コース

コース定数:29

東北 (福島県 栃木県)

荒海山 

標高1,580m

 福島県南会津郡田島町(南会津町)と栃木県塩谷郡藤原町(現在は日光市)との境界に位置する。帝釈山脈の東部にあり、福島側では荒海山と呼び、栃木側では太郎岳と呼ぶため、両方の名を取って荒海太郎岳とも呼んでいる。  山容は、周囲の山からも目立つ双耳峰であるが、ふもとからはめったに姿を望むことはできない。山の中腹はブナなどの林に覆われ、展望はないが、静かな山歩きが楽しめる。山頂付近はハイマツやシャクナゲなどの小灌木だから展望はよい。  なお、荒海川からの沢登りは初級向で、手軽に沢登りを楽しむことができる。  登山コースは福島県側に一本のみで、会津滝ノ原(会津鉄道・会津高原駅)から袋口登山口を経て4時間30分を要する。  登山口の滝ノ原には温泉も湧いているので利用できる。

往復 日帰り 5時間30分
奥深く静かな尾根を歩き展望の荒海山へ 日帰り

コース定数:25

東北 (青森県)

高田大岳 

標高1,559m

 八甲田山中、青森市と上北郡十和田湖町(現・十和田市)の境界に位置する山。円錐形の堂々とした山容をしている。斜面も大きく、春山スキーの滑降コースとして楽しめる。また植物の垂直分布が顕著に見られ、900m付近まではブナ林帯で、その上部はアオモリトドマツ林帯、さらに山頂にかけてはハイマツ林帯となっている。山頂付近にはコケモモの群落もある。  山頂へは、仙人岱から小岳を縦走して行くものと、南東山麓の谷地(やち)温泉からの2つのコースがある。  谷地温泉からのコースは傾斜がきつく、健脚向で、八甲田山の峰々の登山コースの中では、最も厳しいコースだろう。山頂まで2時間余り。交通の便を考慮して、谷地温泉のコースを登って仙人岱へ縦走し、酸カ湯温泉へ下るのが一般的である。北八甲田の中では静かな山行を味わえる山である。 2020年1月、地元の山岳団体の十和田山岳振興協議会の指摘を受け、国土地理院は、山頂の位置を従来の山頂としていた位置より西に約115m移動、標高も1552mから1559mと7m高くした、と発表した。

縦走 日帰り 7時間20分
八甲田山横断 八甲田大岳から高田大岳へ 日帰り

コース定数:29

東北 (岩手県)

焼石岳 

標高1,547m

 奥州市の西に位置し、山名は薬師岳から転化したという説と、主峰を西側から見たときの、黒い岩の積み重なった様子からともいわれる。  花の山で、登山道の標高1300mから上部に姥石平を中心として広い高原状の地域がある。ここは遅くまで雪が残り、一部は湿地になっている。風も強いので樹木の侵入が少なく灌木の混じった草原だ。  春の雪解けとともに可憐なヒナザクラをはじめエゾウサギギクなど色とりどりの花が咲く。北海道と南・北アルプスに分布するキバナシャクナゲは、岩木山に続きこの山でも発見された。クロユリも同じような分布をしていてこの山でも見つかった。本州ではこの山にしかない北方系の植物も分布するなど、植物地理学的にも重要な山である。  姥石平の先に円頂丘状の頂上があり、一等三角点が設置されていて、この山域の天竺山、経塚山、横岳、獅子ヶ岳などの火山群が眺められる。さらに姥石平とは違ってイワテハタザオ、タカネナデシコなどの乾性の高山植物が多い。  登山口近くへ行くバスはないので、水沢駅からタクシーを利用する。中沼コース、ツブ沼コースとも登山口から頂上まで3時間ほどである。途中の銀明水には避難小屋がある。  2011年10月31日、東日本大震災による地殻変動で、これまでの標高から1m低くなったことが国土地理院から発表され、現在は1547mの山となっている。

往復 日帰り 5時間35分
東成瀬口から焼石岳へ往復 日帰り

コース定数:24

往復 日帰り 5時間45分
ブナ林の湖沼、湿原や草原のお花畑を目指す

コース定数:23

縦走 一泊二日 6時間40分
中沼コースから焼石岳へ登り、つぶ沼コースへ 1泊2日

コース定数:26

往復 日帰り 7時間5分
牧歌的な天上の花園を訪れる

コース定数:27

縦走 一泊二日 10時間35分
焼石岳から夏油温泉へ縦走 1泊2日

コース定数:44

関東 (福島県)

二岐山 

標高1,544m

 福島県天栄村と下郷町の境に位置する。谷文晁の『日本名山図会』に二股山として紹介された山である。2つに割れた山頂は、ほほえましく覚えられやすい山といえよう。  この山の魅力は、登山口にあるひなびた二岐温泉と、山に一部残されたブナ林やアスナロ林である。二岐温泉には一般住宅はなく、温泉宿しかないという集落。新緑の春と紅葉の秋に温泉と組合わせて登るとなおいい。  この2つの山頂を、西岳、東岳と呼んでいるが、またの名を、それぞれに男岳、女岳という。その昔、ダイタンボウという大男がこの山をまたいだとき、股間の一物を頂上に引っ掛け、山が2つに裂けてしまったという、巨人伝説が伝わっている。  会津側と白河側の2コースが整備されているが、二岐温泉を起点に周回するのが一般的。回遊した場合は5時間を要する。

周回 日帰り 4時間50分
二岐温泉から抜群の展望の山頂を目指す

コース定数:22

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