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テーマ:東北百名山

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東北 (福島県)

燧ヶ岳 燧ヶ岳・柴安嵓

標高 2,356m

福島県南会津郡桧枝岐村に位置し、日光火山群の一峰である。福島県の最高峰であり、これより北にはこれ以上高い山はない。しかし、東北の山というよりは尾瀬のシンボル的な山である。  山頂は、最高峰(西峰)である柴安嵓(しばやすぐら)(2356m)、三角点の置かれた爼嵓(まないたぐら)(2346m)、ミノブチ岳(2220m)、赤ナグレ岳(2249m)、御池(みいけ)岳(2280m)の五峰が居並ぶ。山は円錐形で、輝石安山岩からなる。日本最大の高層湿原である尾瀬の成立には、この燧ヶ岳火山が大きく関わっている。すなわち、只見川はこの燧ヶ岳の火山活動によって堰止められ、尾瀬が出現したと考えられている。ヒウチの名は火打ちで、火山に由来していると思われる。一説には、会津駒ヶ岳側から望むと「火打ちばさみ」の雪形が見られるためともいわれる。  燧ヶ岳を開山したのは、尾瀬沼のほとりに建つ長蔵(ちようぞう)小屋の初代平野長蔵であった。当時桧枝岐に住んでいた長蔵は、沼畔に小屋を仮設して燧ヶ岳登山の足掛かりにした。長蔵は燧ヶ岳を信仰の対象として開山したのであった。燧ヶ岳の祭神は「燧大権現」でカツラギヒトコヌシ神という。爼嵓山頂にその石祠が祭られている。  尾瀬のシンボルというだけあって、その展望の主役は尾瀬ガ原と尾瀬沼である。向こうにもう1つのシンボル至仏岳の姿が美しい。展望は日光連山も主役である。最高峰である白根山をはじめ、金精山、温泉ヶ岳、男体山などの峰々から、また那須連峰、上信越の山々、越後三山、会越の山々から飯豊連峰まで、関東と東北の山がずらりと並び圧巻である。山頂付近の火口ガレ場地帯にはコマクサの花が咲くが、株が極端に少ないため、現在一般の立ち入りが禁止されている。  登山道は5コースある。長英新道とも呼ばれる燧新道は、平野長蔵と長英が親子2代にわたって切り開いた道で、長蔵小屋から3時間15分。尾瀬沼畔である沼尻からの沼尻コースは、最も古いコースで、ナデッ窪の急な斜面を一気に登り、所要2時間30分で、ミノブチ岳の途中で長英新道と合流する。湿原地帯を抜ける変化に富んだ御池コースは、熊沢田代や広沢田代を経て所要3時間30分。以上3コースは、燧ヶ岳山頂に直接登るものだ。  一方、下田代や温泉小屋からのコースは、いずれも柴安嵓に登るコース。下田代からのコースは見晴新道と呼ばれ、温泉コースとともに樹林帯を登る静かなコースである。どちらも2時間30分で山頂に達する。この2コースはいずれも急登の連続である。

縦走 日帰り 6時間50分
花に囲まれた豪快な眺めが魅力の東北最高峰

コース定数:28

東北 (山形県)

鳥海山 鳥海山・新山

標高 2,236m

 山形県と秋田県境にそびえる成層火山で、東北を代表とする高山である。秀麗な山容から出羽富士、秋田富士の名で親しまれている。  山は中央火口丘の新山(最高峰)を中心に、行者岳、伏拝岳、七高山の比較的新しい東鳥海火山と、火口湖だった鳥ノ海(鳥海湖)、中央火口丘の鍋森を中心とする、笙ヶ岳、月山森、扇子森の西鳥海火山、および山腹に付随する寄生火山からなる複式火山である。  有史以来度重なる噴火活動が人々の畏怖の的となり、山そのものが火を吹く荒ぶる神としてあがめられ、山岳宗教が発達した。山頂には、大物忌神を祭る「大物忌(おおものいみ)神社」がある。ところが、修験道の発達とともに山上の奉仕権と嶺境の争いへと進み、江戸幕府裁定で決着を見るという、人間臭い一面を今に残す山である。  日本海から山頂部まで、わずか約15kmの独立峰で、冬の季節風をまともに受けるため、山の方位によっては積雪や風に大きな違いが見られる。そのためチョウカイフスマ、チョウカイアザミ、チョウカイチングルマなどの鳥海山特有の植物をはぐくみ、植生を規制してきた。  1673年から数回、幕府の命によって、採薬登山が行われている。また、イギリスの登山家、ジョン・ミルンが1879年に登山し、わが国で初めて氷河問題の口火を切った山でもある。純粋な意味での登山は、朝日連峰、飯豊連峰に遅れをとり、大正末から昭和初期に始まった。  そして、昭和22年(1947)には、県立自然公園の指定を受け、国民体育大会開催(1952年)、国定公園指定(1963年)、さらには山岳観光道路「鳥海ブルーライン」開通などにより、山岳観光地として全国的に脚光を浴びるようになった。なかでも、スキー登山の地として人気が高く、ゴールデンウィークなどは全国から集まる愛好家で賑わっている。  かつて熊が爪跡を残し、ヤマヒルが巣くったという百宅口のブナも乱伐が進み、痛々しい変容ぶりである。昭和49年(1974年)には、153年ぶりに火山活動も見られた。しかし、宗教登山からスポーツ登山へと変わっても、日の出の力強い陽光を浴びた鳥海山が日本海上に写し出される「影鳥海」や冬の外輪山の内側の岩肌を飾る「岩氷」などは、単なる美しさを通り越して、今でも充分に神々しい。  鳥海山は、山岳信仰の息吹を残しつつ、東北の山特有の落ち着いた雰囲気と温もりのある山である。  登山道は、かつての登拝路を中心に山形・秋田両県から数多く整備されており、山頂まで約5時間。

往復 日帰り 7時間30分
矢島口から鳥海山へ(矢島口) 日帰り

コース定数:30

往復 日帰り 7時間49分
百宅口から鳥海山へ 日帰り

コース定数:34

往復 日帰り 7時間55分
雄大な雪渓と豊富な高山植物を満喫できる名峰を行く

コース定数:29

往復 日帰り 8時間10分
鉾立から鳥海山・新山へ(象潟口) 日帰り

コース定数:34

往復 日帰り 8時間35分
豊富な高山植物と雄大な雪渓を抱く名峰

コース定数:35

東北 (福島県)

会津駒ヶ岳 

標高 2,133m

 福島県南会津郡桧枝岐村に位置する。全山古生層からなる。山全体は緩やかであるが、谷は深く、壮年期の様相を見せる。  中腹に広がる大規模なブナ林、稜線直下まで延びるオオシラビソの原生林、そして山頂を形成する大湿原とそこに点在する豊富な高山植物が会津駒ヶ岳の特徴であり、魅力だ。山頂から中門岳にかけては、イワイチョウ、ハクサンコザクラ、ワタスゲ、チングルマ、コバイケイソウ、モウセンゴケなど多くの花々で飾られる。  駒ヶ岳の名も駒形に由来している。普通は白い雪形であるが、こちらは山腹に黒い馬が現れるという。また、駒ヶ岳は「駒岳大明神」が祭られ、山そのものが神であり、信仰の対象でもあったようだ。「駒岳大明神」はイザナギノミコト、アメモワカヒコが祭神。山麓の桧枝岐にはそのお堂が建ち、鎮守神が納められている。  桧枝岐には、伝統の桧枝岐歌舞伎が伝わっている。さらにはソバや温泉など多くの味わいを持った登山基地である。  コースは桧枝岐口より3時間30分を要する。キリンテロより大津岐峠を経由しての所要時間は4時間30分。さらに尾瀬御池への縦走路も開かれている。

縦走 一泊二日 9時間45分
会津駒ヶ岳からキリンテへ縦走 1泊2日

コース定数:39

縦走 一泊二日 11時間5分
会津駒ヶ岳から御池へ縦走 1泊2日

コース定数:45

東北 (福島県 山形県 新潟県)

飯豊山 飯豊山・飯豊本山

標高 2,105m

 飯豊連峰南部に位置する、この連峰の主峰であり、飯豊山または飯豊本山と呼ぶ。福島県耶麻郡山都町(現在は喜多方市山都町)が山形・新潟県境に細長く割り込んだ飛地。実際には、山形県西置賜郡小国町と新潟県東蒲原郡鹿瀬町(現在は東蒲原郡阿賀町)との境に位置する。  山頂は花崗岩の露岩に覆われ、一等三角点が置かれる。その東500mには飯豊山神社が祭られ、飯豊山頂小屋が建つ。連峰の最高峰は大日岳に譲るものの、その風格と歴史において、やはりこの山が盟主である。  山頂に祭られる飯豊山神社は、一説に役ノ小角の開山といわれるが、江戸時代から信仰登山の対象として開かれた。当時の登山は「飯豊詣」と呼ばれ、8月の1カ月間に限って14歳前後の若者を伴って3日3晩の間、先達の指導で山に篭る。白装束に身を固めて水ごりをとり、山頂神社でお札を授かり、奥ノ院である大日岳まで遥拝したといわれる。いわば成人の儀式であった。  それ以外の期間は、修験者にのみ許された山であった。現在でも残る地名(草履塚や御秘所など)や古銭が道端で発見されるのは、古くから行われていた信仰登山を物語っている。当然、女人禁制の山であった。飯豊山神社の神は女神であるため、女性が近づくとやきもちをやいて、その女性を石にしてしまう、という言い伝えがある。  夏でも方々に広がる豊富な残雪や多くの高山植物は、飯豊連峰の大きな魅力となっている。特に御前坂付近から本山にかけての高山帯には、さまざまな高山植物が咲き競う。そして本山からの主稜線は急坂から一転してのびやかな高原状の散歩道に変わる。本山はその境界の山でもある。  メイン登山コースは4コースある。いずれのコースも健脚であれば1日で本山に到達することも可能であるが、通常は途中の切合(きりあわせ)小屋などで1泊する。山都口は、古くからの登山コースで、途中、三国小屋、切合小屋、それに本山小屋の3軒が整備されている。川入登山口より切合小屋経由で飯豊本山まで所要9時間。バリエーションとして弥平四郎コースがあり、三国岳で川入コースと合流する。本山までの所要時間は10時間。  飯豊本山へのダイレクトコースとしてダイグラ尾根コースがある。中級向であるが、一気に標高差1500mを登るのは、苦しいものの豪快な登山を楽しめる。飯豊温泉(長者原)より11時間を要する。大日杉コースは、登山口にも山小屋が整備され、比較的取り付きやすいが、所要時間は切合小屋経由で9時間を要する。

往復 一泊二日 13時間10分
展望と花々を楽しみ、飯豊連峰の盟主に登る

コース定数:54

往復 一泊二日 15時間15分
大日杉から地蔵岳・切合小屋を経て飯豊本山へ 1泊2日

コース定数:58

往復 一泊二日 15時間20分
残雪と高山植物に彩られた桃源郷

コース定数:60

往復 一泊二日 16時間50分
ダイグラ尾根から飯豊本山往復 1泊2日

コース定数:62

縦走 二泊三日 22時間15分
小白布コースから飯豊本山・大日岳に登り、川入へ 2泊3日

コース定数:77

東北 (福島県)

三岩岳 

標高 2,065m

南会津町の小豆温泉西方にある三岩岳は、会津駒ヶ岳から会津朝日岳に連なる駒・朝日山群の一角を占め、ブナの原生林に覆われた奥深い山である。小豆温泉入口からすぐにブナ林に踏み入り、長い登高の果てに尾根に出れば、ハクサンコザクラが咲く湿原や、山名の由来となった3つの岩峰、眺望のよい山頂が待っている。

往復 日帰り 6時間35分
ブナの原生林をたどり、3つの岩峰をもつ山頂へ

コース定数:29

東北 (岩手県)

岩手山 岩手山・薬師岳

標高 2,038m

  ふるさとの山に向ひて 言ふことなし   ふるさとの山はありがたきかな  この山麓に育った石川啄木の作である。朝夕仰ぎ見る岩手山に対する思いをよく表わしている。山名の由来は諸説あるが春に鷲状の雪形が残ることから巌鷲山(がんじゆさん)の呼名がつき、それが転訛したものとか、岩手郡の名が先にあって、そのシンボルとして名づけられたとかいわれる。  この山は鬼ガ城を南壁とし、屏風尾根を北壁とする西岩手外輪山の東壁に、東岩手外輪山が生じた複式火山だ。東岩手外輪山は裾を長く引き富士山そっくりだが、西側はそれとは異なり尾根状の外輪に黒倉山、姥倉山と続く山容で「南部片富士」と呼ばれている。  登山口は幾つかあるが御神坂(おみさか)口、柳沢口、焼走(やけばしり)口、上坊(うわぼう)口は東岩手外輪山の一角で一等三角点のある薬師岳に直登できるコースだ。網張口、七滝口、松川温泉口は西岩手外輪山に登ってから薬師岳に至る多少の尾根歩きを伴うコース。  コースによって違った面白さがあるのが特徴で、5月中旬、御神坂の標高800mの混合樹林の中にびっしりと咲くカタクリ、イチリンソウの群落は、よそでは見られない光景。6月中旬~下旬にかけて1週間だけ、柳沢口の旧道の4~7合目の岩の間にチングルマ、イワウメ、イワカガミなどが咲きそろう。  焼走口の中腹にある噴気口から上部の火山磔の道では、初夏になるとピンクの花を咲かせるコマクサの大群落が見られる。  西外輪山に登る3コースは鬼ガ城か八ツ目湿原を経由する。田植えのころ、水田にたたえられた水がきらきら輝く雫石盆地を鬼ガ城から見下ろすと、大きな湖の中に人家が浮かんでいるように見える。八ツ目湿原は通称お花畑で、少し脇道に入るとオオシラビソの樹林に囲まれた御釜湖、御苗代湖が鬼ガ城や屏風尾根の絶壁を映して静寂の気配をたたえている。  焼走口、上坊口は合流して避難小屋のある9合目、平笠不動平に達する。ほかのコースはどれも9合目の盛岡不動平で合流する。どちらからも小さな火山礫の道を30分ほど登った東岩手外輪山の西のピークが山頂の薬師岳で、2000mを超えているだけに360度の展望が楽しめる。外輪の内側には妙高山が盛り上がり、そばに新しい火口の御室がある。馬返しコース8合目に避難小屋があり、夏山シーズン中は管理人が常駐する。頂上域で水があるのはここだけ。  盛岡駅前から定期バスで網張行があり、御神坂口、網張口からは日帰りもできる。松川温泉にもバスがあるが日帰りは無理だろう。御神坂口には電話がなく、車は呼べない。登りは松川口が5時間、他コースは4時間。

往復 日帰り 6時間40分
御神坂コースから岩手山へ往復 日帰り

コース定数:34

往復 日帰り 7時間10分
焼走りコースから岩手山へ往復 日帰り

コース定数:33

往復 日帰り 7時間17分
上坊コースから岩手山往復 日帰り

コース定数:32

往復 日帰り 8時間6分
柳沢(馬返し)コースから岩手山へ往復 日帰り

コース定数:33

縦走 日帰り 8時間40分
県内最高峰の山頂で雲上の世界を楽しもう

コース定数:39

東北 (福島県 山形県)

西吾妻山 吾妻山・西吾妻山

標高 2,035m

 吾妻連峰の最高峰で、米沢市と福島県耶麻郡北塩原村との境をなす。基盤を覆う西大巓火山岩類をさらに新期火山噴出物が覆っているため、なだらかな山容である。全山針葉樹原生林に覆われ、亜寒帯林相を呈している。  山頂の展望は利かないが、西に見晴台があり、北の天狗岩には、吾妻神社が祭られる。  山体北西部に広がる天元台や若女平の緩やかな傾斜地は、地形の逆転現象によって生じたものらしい。かつて花崗岩からなる山地に谷が刻み込まれていたところに、火山活動により噴出した溶岩が流れて埋めてしまった。その後、埋め残された尾根の花崗岩の浸食が進み、新しい谷となった。そして過去の谷が緩やかな傾斜の溶岩台地状の地形となり、末端に赤滝、黒滝、火焔滝などを懸けている。  山頂へは白布峠から4時間ほど。縦走路のほかに白布温泉からのルートもある。

往復 日帰り 2時間50分
ロープウェイで気軽に吾妻連峰の最高峰、西吾妻山へ

コース定数:11

周回 日帰り 4時間40分
ロープウェイで吾妻連峰の最高峰に登り、白布温泉へ

コース定数:15

縦走 一泊二日 11時間25分
姥湯から西吾妻山・白布温泉へ縦走 1泊2日

コース定数:43

縦走 一泊二日 12時間10分
一切経山から西吾妻山へ吾妻連峰縦走 1泊2日

コース定数:43

東北 (新潟県 山形県)

北股岳 

標高 2,025m

 飯豊連峰主稜の中央部に位置しており、西面、新潟県の加治川を遡る赤谷道と、東面、山形県の長者原から石転ビ沢の大雪渓をつめるコースが交わった頂点で、明治時代の地図には三国岳と書かれ、地元では桧山や植物名のフスマ岳ともいわれたが、胎内マタギが呼称した「加治川の北股」にちなんで、昭和の初めに北股岳と命名されたいきさつがある。  東に連なる梅花皮岳(かいらぎだけ)との鞍部を十文字鞍部と呼び、梅花皮小屋があって、連峰縦走のキーポイントとなっており、付近でクロユリが発見された。  昔は赤谷口が越後側唯一の飯豊山登拝道で、露天風呂の湯ノ平温泉を経て、飯豊川の渓谷に沿った峻険な道をたどったが、現在は「オオインの逆峰」と呼ばれた中峰尾根に道が開かれ、北股岳の肩に達する。  国立公園指定後には、連峰北端の杁差岳に至る縦走路や、足ノ松尾根道、丸森尾根道が伐開され、門内岳や杁差岳に山小屋が建設されて、無雪期は登山者で賑わっている。  登山コースは、山形県側からは長者原から飯豊山荘、石転ビ雪渓経由6時間弱、新潟県側は東赤谷から湯ノ平温泉経由11時間強で山頂へ。飯豊山頂からは4時間で北股岳山頂へ。

周回 一泊二日 11時間50分
大雪渓を擁し、連峰の中央部にそびえる雄峰

コース定数:47

縦走 二泊三日 24時間35分
飯豊連峰 石転び沢から北股岳・飯豊本山縦走 2泊3日

コース定数:87

縦走 二泊三日 24時間50分
石転び沢から飯豊本山へ登り、ダイグラ尾根を下る 2泊3日

コース定数:88

縦走 二泊三日 25時間40分
梶川尾根から飯豊連峰縦走 2泊3日

コース定数:91

東北 (福島県)

東吾妻山 

標高 1,975m

なだらかな山容で、山頂には三等三角点がある。山頂からは吾妻連峰の峰々の眺望が良い。 山腹にはオオシラビソやコメツガなどの針葉樹林が広がる他、散在する湿地帯に咲く花々も多い。 山頂付近は森林限界を超えていて、ハイマツ帯が広がっている。 山頂への登山は、磐梯吾妻スカイラインを利用すれば、比較的楽だ。鳥子平登山口から景場平湿原を経由して山頂まで約2時間。浄土平から鎌沼・姥ヶ原を経て山頂まで約2時間40分。

周回 日帰り 4時間10分
浄土平から東吾妻山周回 日帰り

コース定数:16

東北 (福島県)

田代山 

標高 1,926m

 福島県南会津郡南会津町と栃木県日光市の境にあって帝釈山脈の西に位置する。流紋岩からなり、山頂には広大な田代湿原が広がっている。名前の語源も、この山頂湿原に由来している。山頂湿原としては大規模なもの。  山は中腹からオオシラビソの林となり、山頂部は広大で、平坦な形をしている。  山頂湿原には木道が敷かれ、展望もよく、会津駒ヶ岳から燧ヶ岳、さらには日光の山々まで眺められる。山頂には避難小屋が建ち、田代山大明神と弘法大師が祭られている。  山頂湿原には、ヒメシャクナゲ、チングルマ、タテヤマリンドウ、ニッコウキスゲ、モウセンゴケなどの高山植物が咲き競い、林にはシャクナゲやオサバグサが見られる。  この山の山麓には、ひなびた2つの温泉が湧いている。湯ノ花温泉と木賊(とくさ)温泉である。どちらも古くからの会津の温泉として有名である。猿倉口の起点は湯ノ花温泉で、共同浴場が4カ所ある。木賊温泉にも3カ所の共同浴場があるが、河原に面した露天風呂は絶品。  田代スーパー林道を車で登れば、最短距離の猿倉口より1時間30分で山頂に達する。木賊温泉口は、西根川林道経由で所要4時間。

縦走 日帰り 3時間35分
田代山から帝釈山へ 前夜泊日帰り

コース定数:16

往復 日帰り 5時間40分
山上の広大な湿原に咲く花と展望の頂を訪ねる

コース定数:21

縦走 日帰り 6時間
田代山の湿原をめぐり、木賊温泉へ 日帰り

コース定数:22

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