行程・コース
天候
8月9日(水) 大雨→夕方から曇り、8月10日(木) 晴れ/曇り→夕方から雨、8月11日(金) 曇り→夜に雨、8月12日(土) 晴れ/曇り/時々雨、8月13日(日) 快晴、8月14日(月) 曇り→午後から雨、8月15日(火) 大雨、8月16日(水) 大雨→夕方から曇り、8月17日(木) 曇り/晴れ、8月18日(金) 午前中は雷雨→午後から曇り、8月19日(土) 快晴
登山口へのアクセス
電車
その他:
東滑川駅まで鉄道でアクセス。早月川河口には東滑川駅から徒歩。早月川河口を登山口としました。
この登山記録の行程
富山県早月川河口から歩き始めて、北アルプス、中央アルプス、南アルプスを越えて静岡県大浜海岸まで下山しました。11日間かかりました。コースはおおむねTJARと同じですが、悪天候や個人的に登りたいコースなどで少し変更しました。
8月9日 12:30早月川河口・・・15:30劔橋・・・17:45馬場島(幕営)
8月10日 0:30馬場島・・・3:25早月小屋・・・5:55劔岳・・・8:10劔澤キャンプ場・・・10:25大汝休憩所(25分休憩;昼食)・・・11:50一ノ越山荘・・・13:05獅子岳・・・14:25五色ヶ原山荘(キャンプ場で幕営)
8月11日 4:45五色ヶ原山荘・・・6:05越中沢岳・・・7:45スゴ乗越小屋・・・10:20薬師岳・・・11:40太郎平小屋(30分休憩;昼食)・・・15:25黒部五郎岳の肩・・・16:30黒部五郎小舎(幕営)
8月12日 4:10黒部五郎小舎・・・6;05双六岳・・・8:50千丈乗越・・・9:30槍ヶ岳山荘(40分休憩)・・・11:35南岳山荘(30分休憩;昼食)・・・13:30北穂高小屋(30分休憩)・・・15:15涸沢(幕営)
8月13日 6:45涸沢・・・9:20徳澤園(20分休憩)・・・10:30上高地(3時間休憩;昼食、入浴、買い物)・・・15:30沢渡(2時間休憩;夕食、入浴)・・・18:50奈川渡ダム・・・21:05野麦峠分岐・・・22:00境峠(幕営)
8月14日 5:15境峠・・・7:25スーパーマーケットまると・・・8:40山吹トンネル近くのセブンイレブン(20分休憩;昼食)・・・10:00道の駅日義木曽駒高原・・・11:55福島Bコース登山口・・・13:05力水(四合目半)・・・14:35七合目非難小屋・・・17:00木曽駒ヶ岳・・・17:10木曽駒ヶ岳頂上山荘(幕営)
8月15日 7:50木曽駒ヶ岳頂上山荘・・・8:25伊那前岳・・・9:55清水平・・・10:55北御所登山口・・・12:10こまくさの湯(入浴)→駒ヶ根郵便局まで荷物受け取り・駒ヶ根駅周辺で買い物をして再びこまくさの湯に戻る・・・17:00駒ヶ根ユースホテル(宿泊)
8月16日 3:00駒ヶ根ユースホテル・・・3:55駒ヶ根駅・・・7:05中沢峠・・・8:15市野瀬公民館(20分休憩)・・・11:45松峰小屋・・・14:30仙丈ヶ岳・・・15:00大仙丈ヶ岳・・・16:10伊那荒倉岳・・・17:55両俣小屋(幕営)
8月17日 5:30両俣小屋・・・6:00野呂川越・・・8:20三峰岳・・・9:10熊ノ平小屋(20分休憩)・・・11:30北荒川岳(45分休憩;昼食)・・・13:50塩見岳西峰(30分休憩)・・・16:45三伏峠小屋(幕営)
8月18日 4:15三伏峠小屋・・・5:45小河内岳・・・7:55高山裏非難小屋・・・9:45荒川前岳・・・10:20荒川小屋(2時間半休憩;昼食、雷雨による停滞)・・・13:50小赤石岳・・・17:10椹島ロッジ(1時間半休憩:夕食)・・・21:55畑薙第一ダム・・・
8月19日 2:00田代温泉・・・7:00富士見峠・・・15:30静岡駅・・・17:00大浜海岸
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
【装備について】
装備は、基本的には一般的なテント泊とほぼ同様で、道具を改造することや極端な軽量化は行いませんでした。
着用していた衣類は、インナーにfinetrackのパワーメッシュ (半袖)とSKINSのDNAmic compressionのロングタイツを使用、その上から通常のスポーツ用半袖Tシャツと短パンを着用 (暑い時は着用しないことも多かったです。インナーの上に着るものは特にこだわりませんでした)。駒ヶ根で一度同じ衣類に着替えました。
靴に関しては、ColumbiaのトレイルランシューズMen's Caldorado II Outdry ExtremeとAdidasのランニングシューズを持っていって、舗装路で雨が降らない時だけランニングシューズを履きました。結果、ランニングシューズはあまりはきませんでしたが、予備の靴として持って行った意味もありました。使用したトレイルランシューズは防水仕様でしたが、前半から靴の縫い目を覆うシールがはがれ防水の効果をなさず、また一度濡れると中々乾かなかったので次回は改善すべきだと感じました。
・装備 (出発時12.5 kg):
48 Lザック (Osprey)、ザックカバー (30-50 L, Osprey)、一人用ダブルウォールテント (Air Raiz 0, ARAI TENT)、アルミ製ペグ 4本、折り畳みグランドシート、ランニングシューズ (Adidas)、レインコート上下 (Gore-Tex製品)、ダウンジャケット (UNIQLO)、シュラフ (Air 300 SL, ISUKA)、ナノテクシットマット 2枚 (NV JW101, MAGIC MOUNTAIN)、ヘッドランプ (New Spot, Black Diamond)、ヘッドランプ予備電池 (1回分)、予備ヘッドランプ (e+Lite, PETZL)、ガスストーブ (153ウルトラバーナー、PRIMUS)、ガスカートリッジ 小型1缶 (prms-005 IP 110, PRIMUS)、ライター 1本、コッヘル (チタン製、既存製品から容量約750 mLのと約300 mLのものの2つを携行)、スマートフォン、スマートフォンバッテリー 1つ (約1回充電用)、デジカメ、水筒 1本 (Platy 2 L Bottle, platypus)、着替えの衣類 (短パン 1枚、Tシャツ 2枚、靴下 2セット)、タオル 2枚、ウェットティッシュ 2つ、ポケットティッシュ2つ、救急セット、ポカリスウェット 2 L、腕時計、地図のコピー (昭文社地図と国土地理院1/25,000地形図)、計画書のコピー 2部、メモとボールペン1つずつ、食料 [アルファ米白飯 (100 g, 尾西) 7パック、レトルトカレー (約100 g) 3パック、スープ粉末 6人前、カロリーメイト2箱、柿の種 700 g、スポーツドリンク粉末 (1 L用、一袋約70 g) 7袋、エナジージェル (shotz, Shotz Japan) 5つ、プロテイン粉末 200 g]
・補給装備 (駒ヶ根郵便局に局留めで発送、駒ヶ根で補給可能にした装備、補給しなかったもの等は駒ヶ根から自宅へ返送):
ガスカートリッジ 小型2缶 (prms-005 IP 110, PRIMUS)、着替えの衣類 (短パン 1枚、Tシャツ 2枚、靴下 2セット)、食料 [アルファ米白飯 (100 g, 尾西) 7パック、レトルトカレー (約100 g) 2パック、スープ粉末 6人前、カロリーメイト1箱、柿の種 600 g、ナッツ 150 g、スポーツドリンク粉末 (1 L用、一袋約70 g) 10袋、エナジージェル (shotz, Shotz Japan) 7つ、プロテイン粉末 200 g]
【気になった点・注意点】
・馬場島までの舗装路歩きでは8月にブユが非常に多いので、昼間歩く時は対策が必要です (夜間どうなのかはわかりません)。
・一部、水場があっても要煮沸と書かれている場所があった (馬場島、五色ヶ原キャンプ場など)。
・沢渡~奈川渡ダム区間のトンネルは、歩行者用の通路が狭くて歩けないトンネルがあり、また漏水で足元が泥だらけになる場所もあるので、ヘッドライトと光を反射するテープをザックの後面に付けるべきだと思います (筆者はヘッドライト+ザック後面に光を反射するマスコットキーホルダー着用)。
【記録・感想など】
8月9日(1日目):早月川河口→馬場島
確か台風通過翌日の日で、天気がよくなるかと思いきや、電車で東滑川駅に移動している時から土砂降りだった。最初からひどい雨で萎えるも、明日は天気がよくなると信じて歩き始めた。
早月川河口から馬場島まで約30 kmの舗装路で、途中から谷を遡行していく形になる。谷に入り、劔橋あたりから湿気の多い森が茂る。このあたりから馬場島までブユが非常に多かった。日本海側の低地の山地は8月はブユが大発生するので (9月になるといなくなる)、例に漏れず猛列にたかられた。不幸中の幸いか、雨で一日中レインコートを着用していたので刺されなかった。
馬場島のキャンプ場は下草が刈られていてブユがほとんどいなかった。日の入りの頃には雲が薄くなってきて早月尾根が見えだしていた。幕営して夕食を食べ早々に眠りについた。
8月10日(2日目):馬場島→五色ヶ原キャンプ場
0時ころに目が覚めた。朝食は前日買っておいたコンビニのおにぎり3つ (1つは早月尾根で休憩中に食べた)。30分で朝食、テントの撤収を終えて馬場島を後にした。早月尾根の急登をウォームアップをかねて加減しつつ登った。空には雲が少なく、月がこうこうと光を照らしていた。早月小屋が近くなると富山平野の、昨日歩いてきた町の灯りがギラギラと輝いていた。6時前に劔岳山頂に着き、山頂で写真撮影。天気はよく、白馬方面、立山方面がよく眺められた。休んでると立山方面から続々と人が登ってきた。年が同じくらいの、劔から西穂まで縦走するという若い兄ちゃんと会った。彼とは黒部五郎小舎まで時折顔を見つつ進んだが、念願がかなったのだろうか。
水の補給地点である劔澤キャンプ場まで大勢の人を横目に下った。キャンプ場から別山まで急登だが、早くもエネルギ切れかスピードが出ない。別山と真砂岳は巻いて、大汝山まで踏ん張る。大汝山あたりから濃い霧が出て天気は曇りとなった。大汝山でうどんを食べ、眠気がすごく10分ほどウトウトしてしまった。
この年は残雪が多く、一ノ越山荘~獅子岳のトラバース箇所は雪渓の横断が多かった。何とか予定通り五色ヶ原山荘に着き、コーラを飲んだ。「エネルギー切れ・雨が降る予報・まだ初日」の理由から無理はせず五色ヶ原で幕営することとした (予定はスゴ乗越小屋だった)。夕方早くに夕食を済ませ休んでいると、日の入りの頃から雨が降り始めた。
8月11日(3日目): 五色ヶ原キャンプ場→黒部五郎小舎
空が明るくなる前に起きると雨は止んでいた。朝食をかきこみ出発。濃い霧の中、薬師方面を進む。越中沢岳で少し霧が晴れるも上空は雲が厚く、不安定な天気が予想された。調子はよく、スゴ乗越小屋を通過。途中、薬師岳が一瞬見えるもまた濃い霧に包まれてしまった。順調に薬師岳を通過。山頂は濃い霧の中。劔の時の兄ちゃんと会うが、太郎平で昼食をとるため休まず。
薬師峠・太郎平まで下ると天気がよくなり、登山客も大勢いた。行者ニンニク入り大盛ラーメンを注文し、水も補給。太郎山からは霧が晴れた薬師岳がよく見えた。黒部五郎岳に近づくにつれ天気も悪くなり、自分の調子も悪くなる。速度が出ない中何とか黒部五郎岳の肩まで登った。去年山頂は登ったしいいかということでそのまま黒部五郎小舎へ向かった。黒部五郎小舎に着いてコーラを飲みテント場へ行くと、テントが張れるかわからないくらい混んでいて驚いた。山の日の効果で人気があるのかなと思った。
8月12日(4日目): 黒部五郎小舎→涸沢
出発時から天気は微妙で、この日は涸沢に着くまで雨と濃い霧の繰り返しだった。双六岳に寄るも槍は見えず。ただ、山頂一帯の雰囲気はうわさ通り非常によかった。千丈乗越まで行くと短パン・ランニングシャツのパーティがいて、聞いてみると朝に新穂高を出たとのこと。速いなぁ。
槍ヶ岳山荘に着く。天気は依然悪いまま。コーラを飲みながら穂高方面に行くか槍沢を下るか考える。計画も考えた末、「これはレースではないし、自分が行きたい時に行きたい場所に行くべき」と判断して穂高方面へ行くことにした。幸い、南岳あたりから雨は止み霧だけになった。南岳山荘でカップラーメンをたのみ、大キレットを颯爽と通過。
奥穂・西穂も行きたかったが、エネルギー切れが心配だったのでおとなしく北穂から涸沢へ下山した。涸沢は残雪が多くテントを張る場所に難儀した。カレー・ホットカルピスを涸沢ヒュッテで注文して景色を楽しみながら食べる。
8月13日(5日目): 涸沢→境峠
この日は行けるとしてもせいぜい境峠か駒ヶ根高原と判断して、ダラダラしてゆっくり起床。天気は快晴、期間中最もよく、この日に穂高に登りたかったと悔やむ。昨日ヒュッテで買ったカップラーメンを食べて名残惜しい涸沢を後にした。
上高地まであっという間だった。途中、徳澤園でブルーベリージャムトーストを食べて休む。上高地に着くと、まず小梨平で入浴してから食堂でカツカレーヨーグルトをとった。また、バナナ、サバ缶など翌日の食料を買った。天気がよく一番気温が高い時間帯だったので、夜に舗装路を歩くと決めてダラダラと休んだ。
ビジターセンターのベンチで休んでいたら老齢のご夫婦から声をかけてもらった。20年ほど前に、山を走るいわゆるトレイルランをやり始めた人達の一人だということだった。TJARの創始者の方と同時期に行っていた人のようで、僕自身はその人のことを存じていなくて恐縮だったが、日本アルプスを走っていたというスタイルは、まさに自分があこがれていた、そして自分がその時実際に実践していたもので、偶然の出会いに感動してしまった。
出会いも束の間、午後に上高地を発った。沢渡で池尻という温泉宿があり、ここの熱い温泉に入りたかったので、夕食もかねて休憩。車の通りもやや少なくなった時から出発、歩行者がほとんど歩くスペースのないトンネル群を通りぬけ、日の入りの頃に奈川渡ダムに到着。境峠まで歩き、民家がない林道脇の草地に幕営して寝た。
8月14日(6日目): 境峠→木曽駒ヶ岳頂上山荘
天気は朝から曇りだったが、雨が降る気配はなく舗装路歩きにはよい天気だった。早朝にかの有名なスーパーマーケットまるとを通過。開店前で今回は寄れず。藪原駅を過ぎ、山吹トンネルを出たところにあるセブンイレブンで買い物と昼食を済ませた。少し早い昼食だったが、この先には道の駅日義駒ヶ根高原まで店がない (もしくは開店前だった)ので正解だった。道の駅で飲み物を買い、すぐに木曽駒へ向かう。
福島Bコースを順調に登り、力水 (四合目半)で給水。ここの水場は細いがいつも枯れていないので助かる。非難小屋を過ぎたあたりから雨が降り始めた。今日はどの道頂上山荘止まりということで、ゆっくり登った。頂上に着くころには雨は止んでいた。誰もいない山頂で写真をとり、キャンプ場まで戻り夕食を食べて寝た。
8月15日(7日目): 木曽駒ヶ岳頂上山荘→駒ヶ根
4時半に起床したが、大雨で風も強く様子を見ていたら時間がたってしまった。この日中に駒ヶ根郵便局で荷物を受け取りたかったため、空木岳まで縦走して駒ヶ根に降りるのは難しいと判断して直接駒ヶ根に下山することにした。
亜高山帯は雨と風がひどかったものの、標高を下がると落ち着き、こまくさの湯あたりでは雨が止んでいた。入浴後、駒ヶ根駅まで下りて郵便局で荷物受け取り・スーパーで買い物を済ませて駒ヶ根ユースホテルまで戻った。この宿はバックパッカーの人達がよく宿泊する宿らしく、宿の女将さんもTJARのことをご存知だった。
8月16日(8日目): 駒ヶ根→両俣小屋
深夜に起床。土砂降りだったので弱まるまで待ってから宿を出発した。駒ヶ根駅を過ぎて天竜大橋まで下りそこから中沢峠まで再び登った。途中の自販機でコーラを飲んだ。中沢峠まで登る途中に雨が強くなり再び土砂降りになる。林道が川になる雨量だったが雨をしのげる場所もなかったので、中沢峠を越えて市野瀬の公民館までいった。公民館の自販機で温かいコーヒーを飲む。地蔵尾根に取り付き急登を行くが雨脚は一向に弱まらなかった。引き返そうかとも思ったが、明日はもう少しましな天気になると信じて進んだ。
亜高山帯を過ぎて、ダケカンバや背の低い樹木が目立つようになったころにやっと雨が止み始め、薄い霧をまとった仙丈ヶ岳が顔を出した。仙丈ヶ岳の山頂に着く頃には霧が一時的に晴れ白砂の甲斐駒ヶ岳が見えた。昼食を食べたかったが、すぐに霧が立ち込め雨風も吹き始めたので、両俣小屋まで行動食で耐えることにした。
両俣小屋に暗くなる前に到着し、幕営申し込みを済ませて幕営するぞと思った矢先に小屋の人に呼び止められた。今や有名になったTJARの試走にきている人がいるので、一緒に話しながら夕食でもどうですかとのことだった。ご飯を頂けるのは勿論、同じ志を持っている人に山で初めて会ってうれしかった。普段単独行しかしない自分にとってかけがえのない機会だった。
8月17日(9日目): 両俣小屋→三伏峠
完全に明るくなって遅れた出発だが、天気は悪くなさそう。三峰岳まで行くタイムもやや遅い。晴れて一瞬間ノ岳が見えるも白峰南嶺はすぐに霧がかかってしまった。この日は晴れていても上空に雲がある不安定な天気だった。
熊ノ平小屋まで行き、お菓子を買い給水した。仙塩尾根の塩見側半分を歩いた時もタイムがやや遅く、北荒川岳に着いたタイムから今日は不調と判断して三伏峠止まりと決めた。北荒川岳で昼食を食べて、急登に耐え塩見岳に至った。残念ながら霧で展望はなし。
塩見から三伏峠に行く道は基本下りでアップダウンが少ない良い道だが、速く歩けなかった。完全に疲れが出てエネルギー切れも起こしているようで、この区間では歩いているのに強烈な眠気を感じた。三伏峠で幕営。小屋で行動食を買った。
8月18、19日(10、11日目): 三伏峠→大浜海岸
北アルプスで涸沢に寄ったことと予定よりやや遅れていたことから、この日で何とか畑薙ダムか茶臼小屋まで行かなければならなかった。朝から視界が全く効かない濃い霧だったが、晴れの天気予報を信じて早朝に出発。
霧の中、烏帽子岳、小河内岳と通過し、樹林帯の尾根をひたすら歩くと高山裏非難小屋に出た。曇ってはいたが霧は晴れていた。ここから荒川岳までずっと登りであるが、天気予報に反して途中で土砂降りとなった。前岳山頂で雨脚が少し弱まるも、今度は雷音が鳴り出し、近かったようで相当慌てた。力を振り絞って登りも走り、急いで荒川小屋へと駆け込んだ。
荒川小屋で昼食にカレーを食べて、冷えた身体を温めつつ、雷雲が過ぎるのを待った。休憩している間、荒川前岳で少し先を走っていたお兄さんとギアの話をした。雨は降っていたが雷雲が過ぎ去った後、小屋を出て小赤石岳まで登った。そこから、エネルギーと日数からして聖岳を超えるのは厳しいと判断して椹島へ下った。
椹島の真新しい食堂で夕食にカレー、サンドイッチ、コーラなどをほおばった。富士見峠を越えて安倍川に降りるまでは最後のまともな食べ物となった。休憩の後、暗くなり始めた砂利道を畑薙第一ダムへと進んだ。外灯が全くない暗闇の中をひたすら歩き、時おり通る車を横目に畑薙第一ダムに到着した。
幸い眠気がそれほどなかったのと、脚のコンディションも悪くなかったので、睡眠をとらずに大浜海岸を目指すことにした。この最後の舗装路約80 kmが非常にきつかった。ランニングシューズが足に合っていなかったのか靴擦れを起こし、田代温泉までの下りも一歩一歩痛みに耐えて歩いた。加えて、徐々に眠気と疲労感も出てきて、田代から富士見峠へ登り、安倍川に下るまでは所々記憶がないくらいだった。静岡駅を過ぎるころは脚を引きずりながら、道行く人よりも遅くしか歩けなかった。
最後、大浜海岸への道を少し迷いながらも、何とか日が暮れる前に到着できた。山登りのはずなのに、海からスタートして海にゴールする不思議な感覚だった。最終日は快晴で、それまでの悪天候の中の山登りが報われた気がした。
フォトギャラリー:139枚
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早月川河口近くの日本海岸。この時からすでに豪雨でモチベーションがそがれつつ行くことに。
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Canon Canon PowerShot SX620 HS
ISO: 160 Speed:1/1250 f値:3.2
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早月尾根上部から劔岳を望む。
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Canon Canon PowerShot SX620 HS
ISO: 160 Speed:1/100 f値:3.2
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早月尾根の早月小屋より上部からは富山平野、日本海の眺望がよい。昨日歩いてきた早月川沿いの道も、、、。
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Canon Canon PowerShot SX620 HS
ISO: 200 Speed:1/500 f値:3.2
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劔岳山頂の祠。
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Canon Canon PowerShot SX620 HS
ISO: 80 Speed:1/1000 f値:3.2
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劔岳から立山方面。中央の残雪多い場所は劔沢。
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Canon Canon PowerShot SX620 HS
ISO: 80 Speed:1/640 f値:3.2
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カニのタテバイ・ヨコバイ付近。
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Canon Canon PowerShot SX620 HS
ISO: 160 Speed:1/320 f値:3.2
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劔沢が徐々に近づいてくる。
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Canon Canon PowerShot SX620 HS
ISO: 80 Speed:1/800 f値:3.2
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剣山荘まで下りてきた。
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Canon Canon PowerShot SX620 HS
ISO: 125 Speed:1/200 f値:9
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劔沢の雪渓横断。
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Canon Canon PowerShot SX620 HS
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劔沢キャンプ場。
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Canon Canon PowerShot SX620 HS
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劔沢キャンプ場から見る劔岳が堂々として一番好き。
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Canon Canon PowerShot SX620 HS
ISO: 100 Speed:1/1250 f値:3.2
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天気がよかったが、少しずつ山頂からガスり始め、、、。
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Canon Canon PowerShot SX620 HS
ISO: 125 Speed:1/320 f値:9
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真砂岳を通過するころには大汝山は完全にガスの中。
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Canon Canon PowerShot SX620 HS
ISO: 160 Speed:1/320 f値:9
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一ノ越山荘~獅子岳の斜面トラバース。残雪が多かったため、雪渓を渡ること数回。
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Canon Canon PowerShot SX620 HS
ISO: 80 Speed:1/200 f値:9
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獅子岳山頂。完全にガスがかかり、天気は曇り。
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Canon Canon PowerShot SX620 HS
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ガスがかかった五色ヶ原の木道。幻想的。
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五色ヶ原キャンプ場。湿原あり、眺望よしでよいキャンプ場だった。
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早朝からガスの五色ヶ原木道。
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基本的にガスに包まれていたが、時折雲が切れることがあった。天気が不安定だったかな。
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越中沢岳山頂。
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ガスをまとう薬師岳方面の山々。
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スゴ乗越。標識があり、少し休むスペースがある以外には特に何もなし。
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スゴ乗越小屋。ランプの宿として有名。
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スゴ乗越小屋から草原地帯を登っていく。薬師岳に近づくにつれて徐々にガレっぽくなる。
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ISO: 400 Speed:1/500 f値:3.2
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ガスの中の薬師岳山頂。
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ISO: 80 Speed:1/200 f値:9
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太郎平小屋と手前の木道。
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Canon Canon PowerShot SX620 HS
ISO: 100 Speed:1/500 f値:3.2
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太郎山から太郎平小屋と薬師岳を見る。すっかり晴れて薬師岳もはっきりと見えた。
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晴れたと思うとまたすぐにガスがかかり始めた。
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黒部五郎岳の肩付近。ガスがに覆われ、エネルギー切れ、きつい登りでつらかった。
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黒部五郎岳のカール。ガスがなければ見事なカール内壁が見えるのだが、、、。
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黒部五郎小舎。黒部五郎岳と三俣蓮華岳に挟まれた、北アルプス奥地の小屋の一つ。
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三俣蓮華岳に登る途中から黒部五郎方面。
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三俣蓮華岳付近。
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ISO: 400 Speed:1/125 f値:3.2
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三俣蓮華岳~双六岳の稜線。
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ISO: 160 Speed:1/160 f値:3.2
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雲が切れて双六岳方面が、、、。上空に雲がないから天気が回復することを期待しつつ踏ん張る。
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双六岳山頂。
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有名な双六岳の亀甲状土。
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晴れていればこの正面に槍が見えるはず、、、。
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双六小屋まで下りてきた。
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樅沢岳。この付近から雨が降り出した。
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千丈乗越付近から槍方面。雨が降ったり晴れかけたりと不安定。
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槍の穂先がガスで見えず。温存のため今回は山頂はパスした。
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天気が少し悪かったが穂高方面へ。
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中岳山頂。
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南岳へ続く稜線。
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槍方面を振り返る。午前よりは天気がよくなってきた!
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南岳。
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荒々しい南岳。
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南岳の山頂標識。
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南岳小屋。一面、白っぽいガレで穂高らしい。
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これから進む大キレットを俯瞰。
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垂直な岩壁に梯子。
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岩だらけの北穂高連峰。
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ガスることはあっても雨は降らなかった。よかった、、、。
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長谷川ピーク?
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長谷川ピーク付近の岩壁を登る登山者を見上げる。
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滝谷側の絶壁を見つつ、、、。
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稜線にある北穂高のキャンプ場。天気よければ眺望よさそうだった。
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涸沢を見下ろす。残雪が多いのが見てとれる。
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涸沢カールの残雪。この年は残雪多く、テント幕営スペースを圧迫していた。
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この日はもっとも天気よく、この日に穂高に登りたかった。
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涸沢にてしばし好天の眺望を楽しみ、先へ進む。
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横尾谷の屏風岩。
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ここまで下りてくれば後はひたすら平らな道を歩くだけ!上高地のあたりのこの雰囲気の道は大好き。
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徳沢キャンプ場。
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大正池から穂高方面を望み、北アルプスにお別れ、、、。
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釜トンネルだったかな?上高地に近いトンネルは新しく、歩道スペースが確保されてるので安心して歩ける。
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奈川渡ダム。上高地からここまでは交通量が多いが、ここから境峠方面は一気に減る。
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境峠。標識と立派な木曽村のモニュメントがあるだけで他にはないもない。
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知る人ぞ知る、スーパーマーケットまると。
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木曽駒高原の別荘地帯の上、スキー場跡の下あたり。
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福島Bコースの沢を渡って尾根に取り付く地点。ここから非難小屋まではひたすら登り。
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力水。水は細いがいつも出ている。
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5合目。変わりばえのない針葉樹林を登る。
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非難小屋に近づくと傾斜が少し緩む。
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非難小屋ところの標識。
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木曽駒ヶ岳山頂がやっと見えてきた。
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巨岩が連なる山姥。
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木道。古くて整備はあまりされていない模様。
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岩壁。
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玉ノ窪山荘を過ぎて見下ろす。
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ガスに覆われた宝剣岳方面。
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木曽駒ヶ岳頂上山荘。
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誰もいなかった木曽駒山頂。
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伊那前岳から針葉樹林帯まで下ってきたところ。雨がひどかった。
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こまくさの湯付近の橋。木曽駒方面を見上げるも霧。
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中沢峠への道中。土砂降りの中ひたすら林道を登った。
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中沢峠手前。左:市野瀬方面、右:大鹿方面の標識。
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中沢峠。ここも標識以外は特に何もなし。
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地蔵尾根上部。ダケカンバなどが混ざり標高が上がってきていることがわかる。
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針葉樹林にダケカンバが混ざるようになると眺望が開けてくる。このあたりから雨が弱まってくれた。
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仙丈ヶ岳が徐々に見えだして、、、
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霧が晴れ仙丈ヶ岳が!
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馬ノ背からのコースに合流し、仙丈小屋を見る。悪天候のためか登山者は皆無だった。天気は少しよくなり甲斐駒が見えた。
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仙丈ヶ岳山頂。やっと南アルプスの稜線に乗ったと思うと感慨深かった。
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大仙丈ヶ岳山頂。この付近から再びガス、小雨が降った。
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霧に包まれた大仙丈。
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伊那荒倉岳山頂の板。眺望はなし。
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仙塩尾根は大部分がこのような針葉樹林を歩く。下草はシダなどが繁茂し、鬱蒼とした南アルプスの森だ。
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唯一展望がよいはずの独標も、、、。
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横川岳。
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野呂川越から野呂川へ降りたところ。針葉樹の大木で見事な森!
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両俣小屋。
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野呂川越まで登り返して三峰岳を目指す。
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三峰岳が、、、。
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三峰岳山頂。小さなピーク。
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幅が大きい間ノ岳。
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一時よい天気になったが、、、
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すぐに再びガスがかかり始め、、、
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ガスに覆われてしまいました。対岸の農鳥・白峰南嶺も隠れてしまった。
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北荒川岳のあたりは砂利になっていてやや特徴的だった。
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大きな尾根を持つ北ノ俣岳。
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塩見岳がわずかに見えた。
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塩見岳山頂。ガスの中。
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塩見小屋付近まで下りてきて塩見方面を見返す。
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三伏峠までは針葉樹林中の緩やかな道をいく。
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三伏峠まであともう少し、、、。
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ガスで何も見えず (本来は荒川岳方面が見えるはず)。
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三伏峠小屋。
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烏帽子岳を通過したあたり。
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小河内岳非難小屋分岐。小屋で食べられる食事メニューなどが書いてあり、ありがたい。
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小河内岳山頂。
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千枚岳・荒川岳方面が見えるもすぐにガスにまかれてしまった。
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ひたすら同じ景色の樹林帯。
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板屋岳の標識。但し。標識がないと名前がある山だとはわからない。
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高山裏非難小屋前の崩壊地。
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荒川前岳へのカールの登り。ダケカンバ帯の急登。
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荒川前岳山頂。雷雲が急に発達して危なかった。
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雷の鳴る稜線から下ってきてひとまずは少し安心。
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荒川小屋から赤石岳を望む。
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霧が晴れたり、ふたたびかかったりと、不安定な天候だった。
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小赤石岳山頂。
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椹島へと下る。
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晴れていればよさそうな道だ、、、。
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下りてくると徐々に霧が晴れて天気もよくなってきた。
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富士見平。
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赤石小屋。新しい小屋で印象的だった。
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椹島ロッジ。
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最終日は天気もよく、昼間の内に大浜海岸に到着できた。やり切った爽快感と海から海へ山々を越えていく初めての感覚をしみじみと味わった。畑薙ダムからの舗装路ではランニングシューズがあっておらず、靴擦れで地獄の痛みを味わう。途中ほとんど写真はとれず。
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装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | トレランシューズ | バックパック | スパッツ・ゲイター | ヘッドランプ | タオル |
| 帽子 | 着替え | 地図 | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ |
| 登山計画書(控え) | 健康保険証 | 医療品 | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 |
| テーピングテープ |
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