登山記録詳細

無雪期登山
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雲海に浮かぶ富士を望む 雲取山 (5B) 三条の湯ー雲取山(関東)
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記録したユーザー

すてぱん さん
  • 日程

    2014年10月11日(土)~2014年10月12日(日)

  • 利用した登山口

    お祭   鴨沢  

  • 登山口へのアクセス

    バス
    その他:奥多摩駅から西東京バスでお祭のバス停まで(乗客多数のため臨時便)

  • 天候

    一日目:晴れ、二日目:霧のち晴れのち曇

この登山記録の行程

【1日目】
お祭(10:25)・・・塩沢橋(11:32)・・・後山林道終点(12:37)・・・三条ノ湯(13:06)

【2日目】
三条ノ湯(06:16)・・・三条ダルミ(08:25)・・・雲取山(09:04)・・・小雲取山(09:53)・・・雲取奥多摩小屋(10:20)・・・ブナ坂(10:47)・・・七ツ石山(11:02)・・・七ツ石小屋(12:00)・・・堂所・・・小袖乗越(13:47)・・・鴨沢(14:08)

総距離 約25.3km 累積標高差 上り:約2,690m
下り:約2,706m
コースタイム 標準:10時間5分
自己:9時間13分
コースタイム倍率 0.91
紅葉を求めて仙丈ヶ岳、谷川岳と登ってきたが、今年は紅葉が早いようでなかなかピークをとらえきれない。それではということで、思い切って関東地方の2000メートル級の山、雲取山に狙いをつけたのだが、紅葉という意味では早すぎたようだ。途中、七つ石山から鷹の巣山方向に寄り道をして、千本ツツジまで足を伸ばしてみたが、所々に色づいた木があるばかり。なかなか思うに任せない。

だが、今回の収穫は、三条の湯と、雲海に浮かぶ富士を眺められたことだろう。霧をまとう山の木々もまた、味わい深いものであった。

三連休にもかかわらず、台風接近の知らせのせいか、意外にも小屋は1/4程度と空いていて、とても快適に過ごせた。夕食には小屋番さんが仕留めたという鹿肉も楽しめた。天候は、事前予想通りに2日目一杯は良好で、風もないよい登山日和であった。

とてもポピュラーなコースだと思うが、1500メートル程度の標高差はともかく、歩行距離が25キロほどなので柔な私には結構きつかった。(上高地から槍沢を詰めて、その日のうちに槍ヶ岳に登るというのは、今の私には難しそう。仮にやれても、翌日はもう余力がない?)

ここしばらく岩の多い山を登ってきたが、落ち葉を踏みしめ歩く雲取山の山道には、ぬくもりを感じた。高い峨々たる山、たおやかな山、山は色々だが、それぞれに魅力がある。時期的にそろそろアルプスなどの高峰はおあずけだが、これからしばらくは低山ならではの懐かしい感じのする登山をしたいものだ。

(後記)
瓜生卓造著「多摩源流を行く」(東京書籍1981)に、三条の湯は古くから農閑期の地元の人の湯治場であったこと、戦中に東京都の水資源小屋が立ち、林道が整備されたこと、戦後に登山者に小屋が解放され次第に知られるようになっていったことなど、かつての後山林道や三条の湯について興味深い記述がある。雲取山などは、地元の人の賭場で官憲の目を逃れて毎年秋には大々的に開場されたとの記述も面白い。

この辺りが山梨県であるにも関わらず水源林として東京都の管理されており、地元の人々の生活に大きな影響を与えた一方、都民の飲料水を確保するために営々と守られてきた自然林であることを遅まきながら知った。

登山中の画像
  • お祭のバス停から、登山口。後山林道を行く
  • 後山山林道の終点。ここから細い山道を沢沿いに進む
  • ジンジソウ(人字草)
  • 本日の宿、三条の湯
  • のどかな山間のいで湯。お風呂には三度も入ってしまった。風呂は気持ちのいいものだが、山で入る風呂は格別だ。
  • 翌朝は霧。台風接近も気になるが、動きが遅いとのこと。稜線上は晴れと信じて登る
  • 倒木とヤマブドウのカーテン
  • 霧の中を濃淡を味わい、色彩を求めながら進む。霧に包まれた静かな山もいいものだ。
  • 三条ダルミに近づいた頃、霧が晴れ始める。というより、自分は雲海のほとりにいたのだ。
  • 晴れ間が広がると、静かだった山に鳥のさえずりなども聞こえ始める。
  • 晴れると色彩は一段と鮮やかさを増す。このように所々色づいている木もあるのだが、全体的には紅葉にはまだ時期が早すぎたようだ。
  • これは何という木だろう?マユミでしょうか?
  • 霧が流れる中、逆光を浴びた紅葉の鮮やかさ
  • 樹林帯を抜け、三条ダルミに飛び出すと雲海の上に富士山が浮かんでいる。思わず、歓声
  • 雲取山頂から雲海に向け伸びる石尾根
  • 雲取山山頂からの富士山。南アルプスも(写っていないけれども)きれいに見えた。
  • 七つ石山から雲取山を振り返る
  • 七ツ石から千本ツツジへ寄り道。ツツジの紅葉はほとんど見られず、代わりにマユミの実の鮮やかなピンクが目を引いた。
  • ひざを痛めて以来、出戻り登山者は下山が苦手だ。かつては「登山家」ならぬ「下山家」とうそぶいていたのに。長い長い鴨沢への下りの果てに、廃屋があり、ようやく人里が近づいてきたことを知る。
  • 奥多摩駅で威勢のいい声に誘われてほおばったヤマメの塩焼き。熱々で、美味であった
この山行で使った山道具
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