行程・コース
天候
一日目:晴れ時々曇 二日目:晴れ
利用した登山口
登山口へのアクセス
バス
その他:
新松田駅より富士急バス 西丹沢自然教室行き
好天の週末だったが、空いていて、5月末のツツジの季節とは大違い
ただし、青ヶ岳山荘の方によれば客足のピークは11月とのこと
この登山記録の行程
【1日目】
西丹沢自然教室(09:37)・・・ツツジ新道入口(09:44)・・・ゴーラ沢出合(10:20)・・・展望園地(11:16)・・・石棚山稜分岐(12:40)・・・檜洞丸(13:15)
【2日目】
檜洞丸(07:00)・・・矢駄尾根分岐(07:44)・・・犬越路(09:27)・・・用木沢出合(10:32)・・・ツツジ新道入口(10:45)・・・西丹沢自然教室(10:50)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
日帰りコースだが、今回はゆっくり秋の山を楽しむというのがテーマ。日没やご来光、早朝の谷に響き渡る鹿の鳴き声など、山中に一泊したからこそ味わえる楽しみがたくさんあった。
標高500メートルの登山口付近はまだ木々は青々としていたが、標高1300メートルより上はカエデ、つつじなどが美しく色づいていた。
コースは良く整備されているが、落ち葉が落ちている広い場所やゴロゴロ岩が転がっている沢筋などでは、踏み跡がやや不明瞭になる。秋山独特の注意点だろう。晴天時は何も問題ないだろうが、ガスに巻かれたときには要所要所できちんとコースを確認すべきであろう。また、早朝は霜や朝露で濡れているので、木道や岩場でのスリップには注意。コースは朝露に濡れたクマザサも越えていくので、スパッツがあってもいいかもしれない。この時期、朝晩は冷え込むので、手袋や防寒着も必要だ。
ランプの宿、青ヶ岳山荘に宿を取り(要予約)、朝夕の蛭ガ岳や富士山の赤く染まる様を楽しんだ。これは日帰りでは味わえないことだろう。寒い晩に練炭を熾したこたつに当たりながらランプに照らされるのは、心が落ちつく。太陽光発電で照明にLEDを試しているとのことだが、できればランプを続けていただきたいものだ。ゆっくり休めるように、宿泊予約も制限を設けているそうで、広い布団でゆっくりと休めた。
中腹より上は木々も色づいているが、初夏などと比べて登山者が少なく、静かな山行が楽しめた。明け方は雲がわだかまる谷間からすんだ悲しげな鹿の鳴き声がそこかしこから聞こえ、百人一首の一つを思い出した。西丹沢は、東丹沢と比べても動物の気配が濃いように思う。道中、若い鹿やカモシカと出会った。
ゆっくり、のんびりがテーマであったはずなのだが、午前中のバスを逃すと、次が4時間も来ないので、結局急いでバスに乗ることに。出戻り登山者は、いまだにせっかちさから解脱できない。
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