奥多摩御前山(奥多摩湖S,境橋G)

雪山

9.2km 上り1,031m 5時間10分→3時間45分倍率0.73 コース定数23（関東）

2020.01.26（日）

パーティ： 1人 (ましとさん )

ましとさん

行程・コース

天候

曇り（早朝に少量の雪）

利用した登山口

奥多摩湖　

登山口へのアクセス

バス

この登山記録の行程

奥多摩湖(09:00)・・・サス沢山(10:00)・・・惣岳山(11:00)・・・分岐(11:02)・・・御前山(11:15)[休憩 15分]・・・御前山避難小屋(11:36)・・・トチノキ広場(12:10)・・・栃寄沢登山口(12:50)・・・境橋(13:00)

コース

総距離: 約9.2km

累積標高差: 上り約1,031m; 下り約1,187m

コースタイム: 標準5時間10分; 自己3時間45分; 倍率0.73

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

一人での初登山を奥多摩のどこかでと探し、奥多摩三大急登と呼ばれてると聞いた御前山の大ブナ尾根を登りました。
早朝に雪がちらついたようですが8:30頃に奥多摩駅についたときには雨も雪も一切なし。
はじめ奥多摩湖のダムを渡ってすぐの登山口が分からず少しウロウロしましたが、小さな広場のようなところから登り始めるといきなり急坂。よっしゃーと頑張りながら登り始めました。
しかしその登山口入口などで数か所、クマの目撃情報があり一人で登るときには注意するようにとあるのを見て、若干ビビりウンショコラショと声を出しながら登ることに。
その後しばらくすると若者2人が後ろからやってきて着実に追い抜いていきました。一歩の幅が全然違う！ことに驚きながら「もしもしカメよ～カメさんよ～」と心の中で歌いながら後をついていく形になりました。
しばらくは登山道にも雪のあとは全く無かったが、急登を登ると次第にうっすら雪が残り始め、惣岳山への最後の坂はかなり凍った雪で少し怖かったくらいでした。それまで土や枯葉の上にうっすらと雪が覆っているだけだったのが、いつのまにか岩肌が多くなっていてその上に積もった雪は残念ながらしっかりと凍ってました。一度石を蹴落としてしまったものの後ろには誰もいないのでずーっと眺めていたらいつまでも転がるのを止めず40～50mも下ったところでやっと止まったのを見たときには、ヤバイ！これ滑って落ちたらケガ間違いなし＆下山できない！とさらに慎重にその後登っていきました。
この日、雪はあっても凍ってはいないと勝手に考えアイゼンや滑り止めを持たず普通に登山靴だけで登っていたのですが、あと少し氷が厚かったら登るのは無謀だったでしょう。
惣岳山の頂にたどり着いた時には、どうしようか？ここまでの坂は何とか上ったがもう御前山までは無理では？と考え戻ろうかとも思ったのですが、せっかくなのでどんな道かみて考えようと思い歩を進めました。
結果正解でした。惣岳山直前の岩肌に比べれば、そこから御前山までは道も整備されていて、階段になってるし雪もそこまで凍ってないし、余裕とは言わないが安全に上ることができる道でした。
なんとか御前山の頂上にたどり着くと先ほどの青年たちがすでにお昼をとっていました。御前山山頂からは北側の山々が良く見えて薄曇りと遠くの晴れ間が綺麗なコントラストでした。自分の昼飯にはコンビニお握り２つとカップ麺とバーナーを持っては来てましたが、座ってお握りを食べた時点で寒くなり、お湯を沸かす間待つこともできないと思いカップ麺は断念して早々に下山することにしました。
帰りは、当初の予定では道に迷わないように来た道と同じ道を降りようと考えてましたが、岩肌が凍った道に恐れをなして別ルートの栃寄のコースで境橋バス停に向かうことにしました。
結果雪の量は多いものの土や葉の上に積もった雪なことと、平らな道に積もった雪なので少しくらい凍っていても注意して歩けば滑ることもなく歩けました。大ブナ尾根を下るのに比べれば歩きやすく、途中からは舗装された道を歩くのでかなり早めの下山ができました。でも舗装道路に出た最初のころは結構下りがきつく、もうフラフラになっている足にかなりこたえる角度でした。
予想外に初の一人登山がプラス初の雪上登山になりましたが、とっても充実したものになりました。寒い中で登るのも悪くないなと人生で初めて思った次第です。
ちなみにまだ服装が冬山登山向けとしては不十分だったことを、帰りの電車の中で思い知ることとなりました。
（下着は速乾性で乾いたのですが、その上に綿のシャツを着ていたらず～っと濡れたままで寒かった。歩いていると寒いと思わないのですが。。。　今の服装のままならせめて帰りの電車に乗る前にシャツと靴下を着替えればよかったです）