登山記録詳細

無雪期登山
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表銀座・槍穂高縦走 2020夏 燕岳、大天井岳、槍ヶ岳、穂高岳(北アルプス・御嶽山)
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記録したユーザー

swatch さん
  • 日程

    2020年8月24日(月)~2020年8月28日(金)

  • 利用した登山口

    中房・燕岳登山口   上高地バスターミナル  

  • パーティ

    2人 (swatch さん 、ほか1名)

  • 登山口へのアクセス

    バス
    その他:往路は、前日に穂高駅近くのビジネスホテルの宿泊し、朝5:10発、中房温泉行きバスで登山口へ。復路は上高地BTからさわやか信州号15:00発で帰路へ。

  • 天候

    初日:晴れ時々曇り、2日目: 晴れのち曇り、3日目:曇りのち晴れ、4日目:晴れのち曇り、5日目:晴れ時々曇り

この登山記録の行程

【1日目】
中房・燕岳登山口(06:03)・・・第2ベンチ(07:35)・・・合戦小屋(09:12)[休憩 30分]・・・燕山荘(10:49)・・・燕岳(11:25)[休憩 15分]・・・燕山荘(12:02)[休憩 20分]・・・大下りの頭(13:24)・・・切通岩(15:16)・・・大天荘(16:11)

【2日目】
大天荘(06:09)・・・大天井岳(06:16)[休憩 10分]・・・大天荘(06:30)・・・大天井ヒュッテ(07:05)・・・ヒュッテ西岳(09:38)[休憩 10分]・・・水俣乗越(10:51)・・・ヒュッテ大槍(13:16)[休憩 15分]・・・槍ヶ岳山荘(14:33)

【3日目】
槍ヶ岳山荘(04:44)・・・槍ヶ岳(05:00)[休憩 20分]・・・槍ヶ岳山荘(05:35)[休憩 25分]・・・中岳(07:07)[休憩 15分]・・・天狗原稜線分岐(08:20)・・・南岳小屋(08:47)[休憩 7分]・・・A沢のコル(11:30)[休憩 10分]・・・北穂高岳(13:27)

【4日目】
北穂高岳(07:12)・・・涸沢のコル(08:20)・・・涸沢岳(09:55)・・・穂高岳山荘(10:19)[休憩 150分]・・・奥穂高岳(13:35)[休憩 30分]・・・穂高岳山荘(14:40)

【5日目】
穂高岳山荘(05:35)・・・奥穂高岳(06:27)・・・最低コル(07:25)・・・紀美子平(07:50)・・・前穂高岳(08:22)[休憩 30分]・・・紀美子平(09:12)・・・岳沢パノラマ(09:50)・・・岳沢小屋(11:31)[休憩 35分]・・・河童橋(13:58)・・・上高地バスターミナル(14:03)

総距離 約35.0km 累積標高差 上り:約4,932m
下り:約4,879m
コースタイム 標準:33時間25分
自己:36時間9分
コースタイム倍率 1.08
全体的に好天に恵まれ、北アルプスの大展望を望むことができた。今回は高2の息子との二人でのチャレンジ。表銀座と槍穂高稜線を結ぶ長い縦走でハードな行程だったが、なんとか完遂することができた。もともと槍ヶ岳〜穂高岳山荘は1日で踏破する予定だったが、疲労とリスクを考慮し北穂小屋でストップし、予備日を使い行程を伸ばしたが、結果は大正解であったと思う。大天井岳からの槍穂高稜線の眺望は素晴らしかったし、大キレットから吊尾根までの穂高稜線のダイナミックな登攀は興奮しとても楽しかった。高度による恐怖感はあるし、実際に危険はあるものの、好天で体調が万全の状態で、三点支持を守って確実に一歩一歩進んでいけば恐れることはないと思った。一点注意としては、先をよく見て道を誤らないこと。何度かコースを外しかけたが、危険な岩稜帯で道を誤って少しでも進んでしまうと戻ることすら困難になるケースがあると感じた。
<1日目> 燕岳〜大天荘
ひたすら登る合戦尾根であるが、道はよく整備されており、また休憩場所も適度にあり登りやすい。燕山荘〜大天井岳は前半眺望がよく道もよいのだが、途中からはアップダウンが結構あり距離も長いので消耗した。最後の大天荘までの登りでは高度順応ができておらず、息が切れ切れとなり、かなりペースダウンしてしまった。
<2日目> 大天荘〜槍ヶ岳山荘
前半は絶景を見ながらのトラバース、稜線歩き。西岳からはきついダウンアップ。特に木のハシゴの連続によりかなり体力を消耗した。微妙な角度のハシゴが多く、登るでも歩くでもない中途半端な体勢に苦労した。きつかったが槍がどんどん目前に迫ってくるのは何とも言えない充実感があった。
<3日目> 槍ヶ岳山荘〜北穂高小屋
ご来光を目指して穂先に登るもガスで眺望は望めず残念。
前半の中岳、南岳のよい稜線ではガスってあまり眺望を望めず。大キレットにさしかかって天気がよくなった。長谷川ピークを超えた先の足場を探しながらのトラバース、飛騨泣きでの全体重をかけ手にも頼った登りは怖かったが、確実にワンステップずつ進んで何とかクリア。三点支持で一手一足ずつ動かしていけばよいはずだが、体勢的に全体重をかけて一気に上がらなければならないところが数カ所あった。テント泊でさらに重かったら、なおさら厳しいものとなっただよろう。飛騨泣きを超えてホッとしたものの、最後の北穂の絶壁のよじ登りもきつかった。時間的には穂高岳山荘までまだいけたかもしれないが、体力の消耗と集中力を考えて、北穂小屋でストップ。
<4日目> 北穂高小屋〜穂高岳山荘
北穂小屋からの朝日を見て、北穂山頂からの360度展望を見てスタート。よく寝てパワーを回復し万全の状態で、涸沢岳への激しいアップダウンへ。大キレット同様、神経を使うトラバース、直登が多いが、気をつけて進めば大きな問題なし。途中60〜70歳台くらいの6名グループを抜いたが、2人は片手にストックを持ったままの登攀、見ていて危険を感じた。涸沢岳に登頂し穂高小屋が見えると、達成感とともに安心感が押し寄せ胸がいっぱいになった。午後、空身で奥穂を登頂。荷物がないと楽だし、リスクも少ないことを肌身で感じる。
<5日目> 穂高岳山荘〜岳沢経由、上高地
この日も山荘からの朝日を見てスタート。小屋のスタッフの方曰く、岳沢は基本的には下りには使わず、登り推奨ということを聞いたが、同じように早朝出て岳沢に降りるメンバーは多いようだ。再度奥穂をクリアし、吊尾根へ。アップダウン少なく長いトラバースの道だが、眺望がよく、道も飽きずにとても楽しいルートだ。順調に紀美子平につきザックをデポして前穂へ登頂。ガスが出ていたが風で流れていたので、周りの展望を楽しむことができた。前穂からいくつも繋がる峰々は迫力がある。さあ、あとは重太郎新道を慎重に下るのみ。下りでの事故が多いルートということで、慎重にハシゴや鎖をクリアし急斜面を下りていく。確かに、疲労が蓄積した状態や、天気の悪い時には、避けた方がよいルートであると思った。高度を下げると、気温も上がり、今度は熱中症との戦いになった。頭痛に見舞われるも水と塩分を大量に補給しなんとか岳沢小屋へ。ここからは変化のないだらだらとした下りの道が長く続くが、あと2時間。横尾経由と比べれば退屈な時間は短いと思いながら歩き続けた。上高地の遊歩道に合流し、長い山旅の終わりを実感した。
やはり槍穂高は最高だ。アクセスも大変でアプローチも長いが、その分の達成感がありたまらない。今度はまた違うルートから再度登って見たいと思う。

登山中の画像
登山画像
燕山荘から燕岳に向かう
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燕岳山頂付近
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燕山荘へ戻る途中ライチョウが鳴いていた
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大天井岳へ向かう眺望の良い稜線
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大天井岳が見えたがまだまだ遠い
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大天荘から見る夕日
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大天井岳頂上から槍穂高稜線を一望
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こちらも大天井岳頂上より北側を望む
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朝日の浮かぶ雲海
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あちこちにお花畑
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深い槍沢を望む
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槍ヶ岳はもう少し、でも近くて遠い
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中岳方面より槍ヶ岳を望む
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これから厳しい大キレットへ
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北穂小屋の朝
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朝日に焼ける雲
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槍ヶ岳と雲海
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雲海より登る朝日 北穂小屋テラスにて
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雲海の先には富士山
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何とかクリアした大キレットの道のり
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穂高小屋へ到着しほっと一息
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小屋前のテラスから涸沢を望む
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穂高小屋からの朝日
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奥穂頂上よりジャンダルムを望む
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ジャンダルムの先に、焼岳、雲の中の乗鞍岳
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紀美子平から
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前穂頂上より前穂の峰々
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重太郎新道を下り岳沢小屋までもう一息
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やっと着いた〜、しかし終わりの寂しさも
この山行での装備
長袖シャツ、Tシャツ・アンダーウェア、パンツ、靴下、雨具・レインウェア、登山靴・トレッキングシューズ、スニーカー・サンダル、ザック、水筒・テルモス、ヘッドライト(+予備電池)、傘、タオル、防寒着、帽子、グローブ、手袋、軍手、サングラス、着替え、地図(地形図・ルート図)、コンパス、メモ帳・筆記用具、腕時計、カメラ、登山計画書(控え)、ナイフ、修理用具、健康保険証、ホイッスル、ファーストエイド・医療品、虫除け・防虫薬品類、ロールペーパー、非常食、行動食、テーピングテープ、トレッキングポール、GPS機器、シュラフ、ストーブ、燃料、ライター、カップ、コッヘル、カトラリー・武器
【その他】 ヘルメット
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