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初秋の笠取山 多摩川の源流を訪ねる

笠取山( 関東)

パーティ: 1人 (ムラチャン さん )

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行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 作場平橋の無料駐車場。登山口にはトイレあり。なお、おいらん渕方面から一ノ瀬高原に入る道は崩落のため通行止め。落合橋から入る。

この登山記録の行程

作場平(07:10)・・・一休坂分岐(07:35) ・・・やぶ沢峠(08:15) [休憩 5分]・・・笠取小屋(08:40) ・・・雁峠分岐(08:50) ・・・分水嶺(08:55) [休憩 15分]・・・笠取山(09:35) [休憩 35分]・・・笠取山三角点峰(10:25)・・・水干分岐(10:40)・・・水干(10:50) [水場往復と休憩 25分] ・・・笠取小屋(11: 30) [休憩 10分]・・・一休坂分岐(12:25)・・・作場平(12:40)

コース

総距離
約10.7km
累積標高差
上り約1,107m
下り約1,107m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 東京湾にそそぐ多摩川の最初の一滴が始まる笠取山。登山道は一部を除いて東京都水道局によって「水源地ふれあいの道~水干ゾーン」としてよく整備されている。木々の緑は夏の勢いを失い、カラマツの葉はすでに色が変わってきていた。天気はもう一つで展望は楽しめなかったが、初秋の山歩きを楽しんだ。
 作場平橋先の道標にしたがって登山道に入る。沢の音を左手に聞きながら最初は薄暗い針葉樹林帯を登る。一休坂分岐を右に行くと笠取小屋だが、左の道をとりやぶ沢峠に向かう。分岐で植生が変わり、ミズナラやカエデなどの落葉樹の森となる。木橋のかけられた沢何回もを超えていくが、登るにしたがって沢はどんどん細くなっていく。途中2カ所ほど木道が壊れて登山道が変わっているところがあるので、赤い目印を見落とさないようにして進んだ。
 沢の音が聞こえなくなるとやぶ沢峠である。ここには笠取小屋に向かう車道が登ってきている。車道から梢越しに富士の姿が望めた。薄日が差す車道を歩いていたら5頭ほどのシカの群れに遭遇した。
 笠取小屋の隣、きれいな公衆トイレの脇を通って笠取山に向かう。雁峠分岐を過ぎるとすぐ小高い丘になっている「小さな分水嶺」である。この丘に降った雨は、南側は多摩川、東は荒川、そして西は富士川となって海にそそぐとのことである。西側は青空がのぞき国師岳や北奥千丈岳がくっきり。富士山の山頂左側はうっすらと白くなっているのが確認できた。富士吉田市がこの日「富士山の発雪化粧」宣言を発表したそうである。
 ササ原の急登を登りきると山頂である。晴れていれば大展望なのだが富士は顔を出してくれたものの、南の大菩薩嶺や西の甲武信岳、そして南アルプスの山々も雲に中だった。山頂に着いたときは一人だったが、休んでいるうちの何組ものパーティーが登ってきた。
 笠取山の最高点(1953m)で三角点があるのはこの展望台から東に行ったところである。狭い山頂の三角点はシャクナゲに囲まれてひっそり立っている。ここから水干分岐までの道は両側からササが覆いかぶさり、わかりにくくなっているが踏み跡はしっかりしているので迷う心配はない。
 多摩川の最初の一滴が始まる水干は登山道のすぐ脇にある。水干の水は地中に潜り、多摩川流れが始まるのは水干から60メートルほど下ったところで、遊歩道がつけられていて簡単に往復できる。岩の間から水が湧き出し、小さな流れとなって下っている様子を見ることができる。ぜひ立ち寄りたい。
 下山は笠取小屋まで戻り、一休み坂を下った。途中は色づく木々ばかりなので紅葉シーズンには楽しめることだろう。登山口の戻ったとき、駐車場は車であふれていた。

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フォトギャラリー:24枚

作場平の登山道入り口

沢の音を左に聞きながら登っていく

一休坂分岐

木道が壊れ巻道がつけられているところがある

やぶ沢峠

車道を笠取小屋に向かう

シカの群れに出会った

笠取小屋

雁峠分岐

小さな分水嶺

分水嶺から国師岳、北奥千丈岳方面

富士山頂がうっすら白くなっていた

笠取山への最後の急登

山梨県側の山頂

三角点のある山頂

水干分岐に向かう登山道はササに覆われているところあり

水干分岐

水干

水場への分岐

多摩川はここから始まっている

最初の一滴

真新しい木道がかけられている一休坂の登山道

登山口に戻ってきた。道の反対側にトイレあり

駐車場は車でいっぱい。路肩まであふれていた

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装備・携行品

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登った山

笠取山

笠取山

1,953m

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