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信州百名山全山スキー達成-北アルプス餓鬼岳&唐沢岳BCスキー2021

餓鬼岳、唐沢岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (100ski さん )

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行程・コース

天候

5/29雨後曇り 5/30曇り時々晴れ 5/31晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 安曇野市営第1駐車場

この登山記録の行程

[1日目]
8:03第1駐車場-8:14中房温泉-11:05西大ホラ沢出合11:23-12:34東沢乗越-13:37東沢岳13:50-15:01標高2508峰15:10-15:22ケンズリ巻道入口-18:18ケンズリ雪壁-18:47餓鬼岳小屋-18:58餓鬼岳19:05-(滑走)-19:25餓鬼岳小屋

[2日目]
5:15餓鬼岳小屋-5:26餓鬼岳5:31-7:33餓鬼のコブ-9:41唐沢岳9:55-(滑走)-13:04餓鬼のコブ-(10分休憩)-14:51餓鬼岳-15:02餓鬼岳小屋15:29-16:02ケンズリ雪壁-18:05ケンズリ巻道入口

[3日目]
4:42ケンズリ巻道入口-5:07標高2508峰5:12-6:25東沢岳6:30-7:07東沢乗越-7:47西大ホラ沢出合8:07-10:12中房温泉-10:22第1駐車場

コース

総距離
約24.1km
累積標高差
上り約2,850m
下り約2,847m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

今回は、日本二百名山かつ信州百名山の餓鬼岳と唐沢岳で山スキーしてきた。
今回は、付属12座を含む信州百名山全山スキーの最終山行である。
餓鬼岳には白沢登山口から最短距離で登れるが、昨年の登山道の崩壊で白沢登山口からの登山道は現在も立入禁止となっている。
今回は、中房温泉から東沢登山道を経て登った。
餓鬼岳には前月下旬にトライしてみたが、新雪のケンズリ巻道トラバースに難儀し、時間切れで引き返すことになった。
5月に入ってからも、餓鬼岳に行こうとしてみたものの、前日の大雨で断念した。
今回も前々日の大雨で厳しい状況であったが、中房川の水量が多くなく、濁流になっていなかったので、打診的に登ることにした。

1日目、中房駐車場に着くと、シャワーのような雨が降ったり止んだりで、梅雨になったかような天気だった。
天気予報の雨雲レーダーの予報を見ると、8時頃には雨雲が無くなる予報だったので、7時過ぎまで様子を見た。
7時過ぎになると、雲の隙間から青空が見えるようになり、中房川の水量も増えながったので、スタートすることにした。
中房温泉から東沢登山道に入り、登山道を進んだ。
雨後の割には、登山道の泥濘みは殆ど無く、川の水量も晴れたときとあまり変わりがなかった。
中房川の渡渉は6回ほどあるが、軽くジャンプして渡渉できた。
西大ホラ沢出合で休憩し、ボトルに4リットルほど水を詰めた。
東沢乗越に登り、稜線の登山道を登って、東沢岳を経由して、ケンズリ巻道入口に行った。
ケンズリ巻道入口までの登山道の雪は大部分で無くなっており、夏道を歩くことができた。
ケンズリ巻道では、夏道が何割か見えるようになっていたが、雪で埋まっている所が多く、ルートファインディング力が試されているような状態であった。
高い樹木が無くなったところに出て、夏道を進むと、梯子が連続した。
さらに進むと、ケンズリ巻道の核心となる雪壁があった。
雪壁は、角度60度前後あり、こんなところに登山道があるわけ無いだろうと思ったが、GPSで確認すると、そこに登山道があった。
長さ100m超ある雪壁は、道具や技術力や体力があっても、ここ一番の胆力が求められるようなところだった。
スキー、兼用靴、泊まり装備、食料を詰めた重いサックを担いで、雪壁に何回も蹴り込んでステップを作りながらクライムダウンした。
たった100m超の距離でも30分超の時間がかかった。
雪壁を無事クリアし、あとは簡単な登山道を進んで餓鬼岳小屋に着き、休まずに餓鬼岳頂上に登った。
日没後の登頂であったが、まだ明るかったので、餓鬼岳周辺の残雪部で滑走した。
その後、餓鬼岳小屋に下り、小屋前で泊まった。

2日目、餓鬼岳小屋をスタートし、餓鬼岳頂上を経て、唐沢岳方面に登山道を進んだ。
登山道の西面には残雪が多かったが、滑走するには藪が濃すぎた。
残雪部ではアイゼンで進み、夏道では岩でゴツゴツしているところが多いのでアイゼンを外して進んだ。
餓鬼のゴブを経て、唐沢岳に登頂した。
唐沢岳は奥深いところにあるが、周りに高瀬ダム湖、七倉ダム湖が近くに見え、奥深さをあまり感じなかった。
唐沢岳頂上から見える立山〜野口五郎岳〜三俣蓮華岳の残雪状況を見ると、まだまだ山スキーできると思った。
眺めを楽しんだ後、登山道を少し戻り、唐沢岳直下のコル部の残雪部を滑走した。
滑走後、餓鬼岳小屋に戻り、泊まり装備を回収して、ケンズリ巻道入口まで戻ることにした。
明るくて雪が柔らかいうちにケンズリ雪壁を通過した。
前日に、雪壁にしっかりとしたステップを作っておいたので、帰りは10分でケンズリ雪壁を通過することができた。
ケンズリ巻道入口に戻り、4月に泊まった場所と同じところで泊まった。

3日目、ケンズリ巻道入口でご来光を眺めてから、東沢岳方面に登山道を進み、ピークごとに眺めを楽しんだ。
この日は、上空は快晴で、山の下の方は雲海になっていて、青空の下、燕岳、立山〜槍ヶ岳までハッキリと見え、遠くには富士山も見えた。
東沢岳頂上で眺めを見納めて、東沢乗越を経由して、西大ホラ沢出合に下った。
西大ホラ沢出合の沢水は、砂礫に濾過されたとても美味しい水であった。
その後、東沢登山道を下り、中房温泉を経て、中房駐車場に下山した。
下山後、ビレッジ安曇野で入浴して、家に帰った。

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フォトギャラリー:108枚

1日目。中房第1駐車場

中房温泉ロータリー

中房温泉

中房温泉の飲泉場

東沢登山道

東沢登山道の橋

東沢登山道

東沢登山道

東沢登山道。ブナ平

西大ホラ沢出合

西大ホラ沢出合

東沢登山道

東沢登山道

東沢乗越

登山道稜線部

登山道稜線部

登山道稜線部

登山道稜線部

登山道稜線部

登山道稜線部。東沢岳付近

登山道稜線部

登山道稜線部

登山道稜線部

登山道稜線部

ケンズリ巻道入口

ケンズリ巻道

ケンズリ巻道

ケンズリ巻道

ケンズリ雪壁

餓鬼岳小屋

餓鬼岳小屋

餓鬼岳小屋

登山道

餓鬼岳頂上

餓鬼岳頂上三角点

餓鬼岳頂上

餓鬼岳頂上

餓鬼岳頂上

餓鬼岳頂上

餓鬼岳頂上

餓鬼岳頂上

餓鬼岳滑走

餓鬼岳滑走

餓鬼岳滑走

餓鬼岳滑走

餓鬼岳滑走

2日目。餓鬼岳小屋前

餓鬼岳小屋前

餓鬼岳頂上

餓鬼岳頂上

餓鬼岳頂上

餓鬼岳頂上

餓鬼岳頂上

登山道

登山道

登山道

登山道

登山道

唐沢岳頂上

唐沢岳頂上三角点

唐沢岳頂上

唐沢岳頂上

唐沢岳頂上

唐沢岳頂上

唐沢岳頂上

唐沢岳頂上

唐沢岳滑走

唐沢岳滑走

唐沢岳滑走

唐沢岳滑走

唐沢岳滑走

唐沢岳滑走

登山道

餓鬼岳頂上

餓鬼岳頂上

餓鬼岳頂上

餓鬼岳頂上

餓鬼岳頂上

餓鬼岳頂上

餓鬼岳小屋

登山道

ケンズリ雪壁

ケンズリ巻道梯子場

ケンズリ巻道

ケンズリ巻道入口

3日目。ケンズリ巻道入口

ケンズリ巻道入口

ケンズリ巻道入口

登山道

登山道

登山道

登山道

登山道

登山道

登山道

登山道

登山道

東沢岳頂上

東沢岳頂上

東沢岳頂上

東沢岳頂上

東沢岳頂上

東沢乗越

西大ホラ沢出合

東沢登山道。ブナ平

東沢登山道の橋

中房温泉

中房第1駐車場

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ 帽子
グローブ サングラス 腕時計 カメラ ツエルト 非常食
行動食 GPS機器 シュラフ シュラフカバー テントマット スリーピングマット
アウターウェア バラクラバ オーバーグローブ アイゼン ビーコン ヘルメット
【その他】 スキー、兼用靴、ウィペット

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登った山

唐沢岳

唐沢岳

2,633m

餓鬼岳

餓鬼岳

2,647m

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