行程・コース
天候
初日: 晴れ後曇、2日目: 晴れ、3日目: 晴れ、4日目: 小雨のち雨
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
畑薙第一ダム夏季臨時駐車場、ここから東海フォレストの送迎バスで椹島ロッジへ(前泊)
※東海フォレストの送迎バスを利用するには、山行中どこかの東海フォレスト経営小屋に宿泊する必要あり)
この登山記録の行程
【1日目】
椹島ロッヂ(06:25)・・・滝見橋(06:38)・・・鉄塔下(07:08)[休憩 3分]・・・小石下(08:15)・・・清水平(09:05)[休憩 10分]・・・蕨段(09:52)・・・見晴岩(10:02)[休憩 21分]・・・駒鳥池(11:21)[休憩 8分]・・・千枚小屋(12:04)
【2日目】
千枚小屋(06:05)・・・千枚岳(06:41)[休憩 3分]・・・丸山(07:23)[休憩 5分]・・・悪沢岳(東岳)(07:58)[休憩 15分]・・・中岳(09:16)[休憩 11分]・・・前岳(09:37)・・・荒川小屋(10:37)[休憩 42分]・・・大聖寺平(11:49)・・・小赤石岳(12:56)[休憩 2分]・・・赤石小屋分岐(13:10)・・・赤石岳(13:31)[休憩 15分]・・・百間平(15:01)[休憩 3分]・・・百間洞山の家(15:45)
【3日目】
百間洞山の家(05:52)・・・分岐(06:46)[休憩 3分]・・・中盛丸山(07:04)[休憩 5分]・・・小兎岳(07:54)[休憩 7分]・・・兎岳避難小屋(08:49)[休憩 13分]・・・聖岳(10:58)[休憩 26分]・・・小聖岳(12:04)・・・薊畑分岐(12:35)・・・聖平小屋(12:50)[休憩 26分]・・・南岳(14:36)[休憩 7分]・・・上河内岳(15:31)[休憩 6分]・・・横窪沢分岐点(16:49)・・・茶臼小屋(17:00)
【4日目】
茶臼小屋(06:17)・・・樺段(06:42)[休憩 8分]・・・横窪沢小屋(07:36)[休憩 17分]・・・ウソッコ沢小屋(08:59)[休憩 10分]・・・ヤレヤレ峠(10:11)・・・畑薙大吊橋(10:36)[休憩 6分]・・・沼平(11:14)・・・畑薙第一ダム(11:30)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
【1日目】
翌日からの長い縦走に備え、この日は体力温存で登る。樹林帯では色テープの道標を確認しつつ、やや方向に迷う場面でも登山道はほぼ一貫して北を向いているので、コンパスでの方角確認程度で迷うことは無かった。千枚小屋のテン場は小屋(水場、トイレ)にも比較的近く使い勝手はいい。
【2日目】
いよいよ縦走開始。千枚岳へ向かい稜線に出るとテンションが上がる。荒川三山を極めると、目の前に赤石岳が存在感大きく聳える。また今回の行程では終始一貫して大きな富士山のシルエットが満足度をを大きくしてくれる。一旦下り荒川小屋で腹ごしらえをしてから臨む、小赤石岳への登りが、この日の頑張りどころ。小赤石を克服すれば。赤石岳山頂へは僅かに残る雪溪を見ながら到達できる。南アルプス北部エリアの主峰(白峰三山、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、塩見岳)を遠望しつつ、行先には翌日に登る主峰・聖岳が大きな山体を見せつけている。赤石岳から百間平、百間洞(テン場)までは大きく下るので、疲れていても気を緩めず歩いた。百間洞のテン場は綺麗に区画整理されている。小屋(水場、トイレ)までは5分程度。
【3日目】
今回の行程で一番長い日の始まり。中盛丸山、兎岳と順にクリアし、この後に来る聖岳への登りが前半の頑張りどころ。山行3日目ともなると疲労が蓄積し、この登攀では20分おきに2分程度の小休止(水分補給、行動食、飴など摂取)を取り山頂へ。さらにこの日のうちに茶臼小屋のテン場までたどり着くには、一旦聖平にくだったあと、再度標高差500mの登りを経て南岳へ行く気力があるかがポイント。聖平小屋で腹ごしらえし、南岳までは500mの標高差を4つに区切りながら都度小休止を入れ進む。これが3日目にlおける2つ目の頑張りどころ。南岳を越え上河内岳の肩まで来れば、重いザックをデポしてサブザックで上河内岳までを往復。長い山行の最後の主峰に到達できた喜びは大きい。茶臼小屋までは下りが主体であるが、お花畑の草原ゾーンを過ぎた後に僅かの区間であるがガレ場の登りがあり、最後に力を出し切る。茶臼小屋は管理人さんやスタッフさんの感じもよく、またテン場は小屋(水場、トイレ)から近いので使い勝手が良い。トイレで使用した紙や空き缶類のゴミは全て登山者の持ち帰りになるので、最終泊に使用したのは都合よかった(このルールは聖平小屋も同じ)。
【4日目】
最終日は下り一辺倒であるが、疲れた体には相当こたえるものであった。一貫して樹林帯の急坂、浮石も多く、急な斜面に作られたトラバース道と、安易な気持ちでは臨めない登山道。最終日のみ雨降りとなって、さらに滑りやすいコンディションであり慎重に下山した。
(その他気がついたこと)
示されているコースタイムは、かなり緩めの設定と感じた(実際よりも短い時間設定)。特にこれは、2日目以降の縦走エリアの部分で感じた。もちろん装備や同行者の数などで所用時間は変わってくるが、少なくとも示されている時間の1.2倍程度にコースタイムを設定し、そこからそれぞれのペースで計画を作成する必要がありそう。たまたま出会った登山者の方も「久しぶりにタイムオーバーしてる」と言っていたことからも、このことが言えるのではと感じた。
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