行程・コース
天候
1日目曇りのち雨 2日目雨のち曇り
登山口へのアクセス
電車
この登山記録の行程
五日市会館(13:05)・・・金剛の滝分岐・・・裏参道分岐・・・今熊神社遥拝殿・・・入山峠・・・醍醐丸(17:25)[休憩 5分]・・・山の神・・・連行峰・・・生藤山・・・三国山・・・熊倉山・・・浅間峠(19:30)[休憩 20分]・・・日原峠・・・土俵岳・・・笛吹峠・・・槇寄山・・・分岐・・・三頭山避難小屋・・・三頭山西峰(23:55)・・・鞘口峠・・・風張峠・・・月夜見山(01:20)[休憩 5分]・・・小河内峠・・・惣岳山・・・分岐・・・御前山・・・御前山避難小屋・・・鞘口山・・・鋸山[休憩 20分]・・・大岳山(05:40)[休憩 10分]・・・鍋割山分岐・・・綾広ノ滝・・・長尾平(06:39)[休憩 5分]・・・随身門・・・神代欅・・・日ノ出山(07:10)[休憩 10分]・・・クロモ岩・・・白岩ノ滝分岐・・・幸神分岐・・・金比羅神社分岐・・・五日市会館(08:42)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
”I'm so glad I'm standing here today" スタートラインに立つことができた それだけでうれしいのです(実際はクリック競争に勝つだけ(^^♪)
小生は完走が目標 16時間未満の最下位カテゴリーから出走した 雨予報でどう走る?いや歩き続けるか 24時間制限は自由を与えてくれる 自分の思い描くスタイルでよいのだ
今年から出走時間が3分割された 必然 エリートランナーは12:45出走 この大会のひとつの価値は「日本から世界へ」 だが鎬を削るランナーもいればFUNランナーもいる FUNランナーでも自己責任においてその時々で判断を迫られる 約1/3がリタイヤ これも必然
泥濘 笹尾根に入ると再び各所で渋滞 他人のスタイルにどうこう言う筋合いはないがビニール合羽に傘手持ちじゃネ 小生も転びそうになりクマザサを掴んだら指先に切り傷 血が滴る 浅間峠では応急処置もあり20分停車 ここからいよいよ山深くなる ナイトセクション本格始動 覚悟を決める 西原峠までの山腹を縫う登山路も「田んぼ」状態 普通は気を抜ける道がそういうわけには行かず隊列に従う 稜線伝いの岩場ミックスの急登は快調にこなすことができた おぼろげに24時前に三頭山に着ければとの希望があったがなんとか達成 水もまだ1L以上残っている 寒さもあり通過 個人的に「鞘口峠までの下りが肝でここで足を使わないようにするべき」と作戦していたがスリッピーで先縦者を巻き込まないよう自然と足が鈍る 鞘口峠ではオフィシャルの方が無線連絡中「5名追加リタイヤです」 ここからは隊列が解消し基本ひとりの世界に ここが中間点だと思うが御前山と大岳山というボスがまだ2座ある 気は抜けない 相変わらず泥濘
すでに1000名近くが通過していれば当然こうなる 人間は自己利益の為に行動するのだ 小生の卒論は「東丹沢地域の登山道破壊について」35年以上前 当時は大倉尾根花立の裸地化は深刻で やっと行政も対策を検討し始めた頃だった 朝日系はすでに「見直し」のキャンペーンを張っているがオフィシャルのどの方のコメントを根拠にしているのか? 小生は試走に通っていたから 例えば月夜見駐車場から先の下りはすでにそうなっていたし・・・1日に瞬間的にオーバーユースとなったのは確かだがそれで「自然が破壊される」とするには違和感を覚える 植生復元にとってヒトが入らない方がイイに決まっているのは当然だが 半年後あたり春を迎えた頃に我々が残した足跡がどれだけダメージを残したか確かめにたどってみよう
月夜見エイドも休憩することなく1Lの補充を受けてすぐ出発 そこから先は滑り台 御前山への登りもまた一部広い滑り台 夜だからか1列に追随する傾向が見られたが 小生はできるだけ外れて行動する この方が滑るリスクが低い
御前山を越え 一人のランナーから話しかけられる「大岳山までどんな感じでしょうか 全くの初見で あとはコースタイムくらいでしか進められない」とおっしゃる 正直に答える「大ダワまで下りだし大岳山まではだらだら登りで残り500mだけ頑張れば頂上 完走確実 あとはウイニングロード」オイラ自身も先週奥多摩駅から試走しており完走を確信 大ダワまで7~8人の隊列を形成 途中この隊列の背後から大きな音の落石「ラ~ク」となぜ叫べない?夜間行動中は特に危険 大ダワにたどり着きズバリキ2袋とプロテインバーを最終補給 前を進んでいた女性ランナーはリタイヤ申告 もったいない いよいよあと4~5時間と読む
大岳山に向かう途中ヘッドランプトラブルで4~5度立ち止まったほかは順調 次第に明るくなる 大岳山に立った時はすでにヘッデンは必要なくなった だがバフの抑えの為付けておく 都心方面は雲海の下 雨も止んだがこんな低い雲もあるんだな~と感慨にふける あとはあの雲の下まで降りだけ
第三関門に到着 長尾平茶屋のソムリエご主人にご挨拶 「ここでビール所望してもいいかな?」との問いに「みなかったことにする」とオフィシャルの方々にお許しを得たが・・・もちろん冗談 「ドロップイン」??? この日はハセツネさんの御命日 手を合わせる 正月の八ヶ岳ですれ違った思い出は人生の貴重なヒトコマ 日の出山まではマーシャル女性ランナーに引っ張って頂きました 彼女は参加者2千人を代表して安全祈願祭でお祓いをうけたとのこと ありがたや 彼女がスタッフと談笑している間に出発 完走の次に「20時間切り」の裏目標があったからだ あとは自分なりにカッとんだ 脚も残ってたんで幸せなひと時 自分は投票券を買ったことがないがオートレースやボートレースの”そのまま”の状態か
ゴールでは妻が待っていた 六花さんの賞賛のアナウンスなんて耳に入らず あんなにも愛おしく感じたのは久しぶり?! この感激は生涯忘れないでしょう(笑)










