行程・コース
天候
8月28日 ☀/☁ 15℃
8月29日 ☀/☁ 11℃
登山口へのアクセス
バス
その他:
畑薙第1ダム夏季臨時駐車場15:30のバス 椹島ロッジ送迎バスで1時間 27日椹島ロッジで前泊
翌朝5時赤石岳登山口より入山
この登山記録の行程
Start(05:12)・・・樺段(07:46)・・・赤石小屋(11:04)泊
赤石小屋(6:20)・・・富士見平(06:59)・・・北沢源頭(08:20)・・・赤石小屋分岐(09:23)・・・赤石岳(09:53)・・・赤石岳(11:11)・・・赤石小屋分岐(11:32)・・・小赤石岳(11:49)・・・大聖寺平(13:00)・・・荒川小屋(13:55)泊
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
§Ⅰ 椹島~荒川小屋編
8月28日(月) 椹島5:00→1/5標示 6:02→2/5 7:10→樺段 7:45→3/5 8:23→4/5 9:25→ボッカ返し入口 10:03→ボッカ返し出口(小屋まで30分)10:34 →11:06 5/5 赤石小屋泊
8月29日(火) 赤石小屋6:20→富士見平7:10→北沢源頭9:11→赤石岳分岐9:27→9:57赤石岳(昼食)11:13 →小赤石岳12:00→13:04大聖寺平13:30→13:58荒川小屋泊
さて遠征初日は移動日。15:15分の畑薙第1ダム夏季臨時駐車場発、折返しのバスで椹島へ入ります。
林道バスのヘルメットを被って1時間10分で椹島到着です。ここで前泊翌朝入山です。
椹島ロッジは登山基地。聖、赤石、荒川岳の百名山へ登山道が伸びている。南へ足を延ばせば光岳へも登れるし、北の塩見岳方面へも縦走できる。
翌朝は4時起床。味噌汁とロッジ弁当で朝食後5時ヘッデン点してスタート。気温11度☀微風。登山日和、暗い針葉樹林の急登を登ります。0/5から1時間ほどで1/5の標示が現れた。
赤石小屋まであと5分の4、先は長い。しばらく登ると、小屋食後登ってくる登山者が追い付いてこられ始めた。次々と追い抜いて行かれますが、我々は牛歩の登り。
時折樹間に咲く花も見られ、苦しさを癒してくれます。
ほぼ3時間。樺段の表示(中間点)手前で、後ろの登山者が追い付かれた。「76歳の爺に先を譲ってくれるのか」とお礼を言われた。短パン姿の健脚登山者。管理人は4年先、登山を続けられているでしょうか⁇…(^_^)v この後何度かお話しする機会があり、昨年の体調不良撤退のリベンジで登っておられるとの事。我がパーティーも昨年は平ヶ岳で撤退を味わい、悔しい思いもしたけれど、良い思い出になっている。先々リベンジすると思えば、後の楽しみだ。
5時間程登ると、道はやがてボッカ返し呼ばれる難所へ差し掛った。最後の難関とある。4/5標示を過ぎて、シラビソの森の中、岩が露出した急登だ。大きな株はサワラだろうか?森は陽射しを遮ってくれているし、シラビソの香りは涼やかだ。四半時頑張って難所を抜けた。小屋まで30分の標示がある。
11時過ぎ、突然小屋の前に飛び出した。手前に冬季小屋があり3棟ほどの立派な山小屋だ。県営赤石小屋、小屋番さんは絵心のある方。小屋前でお昼。椹島ロッジのお結び弁当・・塩気が利いて疲れていても美味しく食べられる。朝は助六寿司弁だったし、登山弁当に配慮が伺える。
受付を済ませ、小屋上の展望台へ上がる。少し先に三角点、名無しの三角点と標示されていが、地理院地図で調べてみると3等三角点 奥槙沢2564.4mだった。
途中、白骨樹越しに赤石岳が見える撮影ポイントがある。小屋上からは荒川岳や、奥秩父の山も見えるらしいが、雲で遠望は利きません。
翌朝5時、小屋の前には聖岳。奥聖から前聖岳の山頂部が近い。隣のピークは上河内岳らしい。下の谷間に雲が沸く。稜線を辿ると兎岳、そして手前に赤石岳の大きな尾根が伸びている。
6時の小屋食なのでゆっくり出来る。スタート前に、焼けた赤石岳が見たいものだ。
6時20に2日目スタート・・赤石岳アタックだ。
先ず、40分先の富士見平へ高度150m登りますが、富士山は雲に御隠れ、しかし赤石岳・荒川岳は陽を受けて輝いている。湧き出す雲が激しく動く。
北沢上部のトラバース道は、桟道や梯子の掛かる難路だ。途中渡渉していく枝沢には花畑が見られ、ウメバチソウやトリカブト・ダイモンジソウなどが咲き緊張を解してくれる。9時過ぎ、北沢カールを横断し源頭まで登り付いた。
左側に赤石岳の岸壁が、そして右には小赤石岳の山肌が屹立している。稜線まであと一頑張りだ。雲間に富士が顔を出した…\(^o^)/
頑張ること30分、向こう側に中央アルプスが見えた。稜線へ出たのだ…(@_@)‼
三千m、天空の散歩道が左右へ伸びている…実に心地よい縦走路だ。
稜線の花畑ではトウヤクリンドウが盛りを迎えている。イワギキョウが競うように咲き、タカネシオガマの花がピンクに咲き残っている。そして9時57分、日本一高所の1等三角点「赤石岳」3120.5m登頂です…\(^o^)/ガスに巻かれた山頂は、さすがに三千百mの高度感がある。
ガスが流れて、時折山頂台地が見え隠れします。目の下に、赤石岳避難小屋があるはずです。小屋の南側にもう一つの山頂、南アルプス名物、団子の山頂標に対面後、避難小屋でお昼にします。髭もじゃの小屋番さんが、愛想よく挨拶してくれ、ベンチで赤石小屋製の弁当を戴く。小屋の心配りが感じられる海苔巻き弁当。平べったくて齧り付くには丁度良い。味噌汁・カフェも戴き次へ転進だ。
北沢カールを上から眺め、登って来た分岐を過ぎて、小赤石岳に向う。小赤石岳も3千m峰、立派な山頂標だ。丁度12時、肩から大聖寺平へ下って行く。ガスの向こうに荒川前岳の山肌が見えだし、小屋へ向かうトラバース道が俯瞰できる。
上から見るとすぐ近くだが、大聖寺平へ下る九十九折れは長かった。肩から大聖寺平標柱迄40分掛かった。13時過ぎ鞍部で休憩、目前の縦走路を登山者が行き交う。連れが足もとのミヤマコゴメグサを観察、花弁裏のピンクを見つけて喜んでいる。イワツメクサとミヤマツメクサの違いも比較した。翌日の荒川岳では同じナデシコ科のクモマミミナグサ?も見ることが出来た。
ハイマツの間をトラバース、ほぼ水平の道はホシガラスの餌場だった。動きが速いのでシャターチャンスは難しい。ダケカンバの低木林へ入ると、少し下って今夜の宿、荒川小屋、2時前到着。荷を解いて水場へ直行。今夜と明日の水補給だ。
明日も7時間ほどの行動時間、ペット2本とサーモスのお湯で賄います。
水場の途中、初見の黄花発見。カメラを持って引き返す。小屋の蔵書でイワインチン(キク科)と同定。翌日群生を見て悩まずに済んだ・・・(^_^)v
小屋の更衣室を借り、体拭き・新たないで立ちになってゆっくりします。小屋の前は富士山の絶景が広がります。
今夜の小屋食はカレー。連れは疲れからか?・・ほとんど食べられずに早めに就寝して回復を待つ。幸い朝食は摂れ、荒川岳登山へ支障はなかった…\(^o^)
詳しいレコはブログいずみやまでどうぞ
https://izumiyama-ogawa.blogspot.com/2023/09/202382831.html
・・・・・荒川岳縦走から椹島下山編へ続く・・・・
みんなのコメント