行程・コース
天候
朝のうち曇り後晴れ時々曇り
登山口へのアクセス
バス
その他:
武蔵五日市から数馬行きバス仲の平下車。ほぼ満席。帰路は上川乗から武蔵五日市へ。臨時バスも満員
この登山記録の行程
仲の平バス停(08:15) ・・・大平分岐(08:55)・・・槇寄山(09:35)[休憩 20分] ・・・田和峠(10:15)・・・数馬峠(10:25)・・・笛吹峠(11:00)・・・丸山(11:15) [休憩 20分]・・・小棡峠(11:50)・・土俵岳(12:20)・・・日原峠(12:35)・・・浅間峠(13:10)[休憩 10分]・・・上川乗バス停(14:15)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
いよいよ秋本番である。槇寄山から浅間峠に至る笹尾根の紅葉はまだ始まったばかり。武蔵五日市発のバスはほぼ満席だったが、本コースを歩く人は少なく、出会ったのはソロハイカーが5、6人と1組のグループだけ。さわやかな風が吹き抜け、静かな尾根歩きを楽しんだ一日だった。
仲の平バス停を数馬に向かい、道標に従って坂を下る。南秋川を渡り、集落の中の舗装道路を進み、最後の民家の前の階段を登り山道に入ってゆく。針葉樹の植林帯を登ると大平分岐、西原峠までのほぼ半分である。ここから数馬に下ることもできる。登山道は昔の交易路なので歩きやすい。北斜面を巻いて広葉樹の中を登ると、上野原の郷原に至る西原峠。槇寄山はすぐである。
本コースの最高点の槇寄山は、正面に富士が見える好展望地であるが、残念ながら富士は雲の中であった。槇寄山から西に向かうと三頭山に至る。歩き出してから誰とも会わなかったが、休んでいるうちに三頭山に向かうハイカーが登ってきた。
西原峠に戻り、笹尾根縦走路を歩き出す。東京都による道標が整備され、道はしっかりしていてとても歩きやすい。木々は色づき始めているがまだ緑の葉が多い。盛りはあと1週間といったところか。笹尾根は日本山岳耐久レースのコースとなっている。途中に「30キロ地点」などと書いた案内が立っている。30キロというとレースのほぼ中間地点。レーサーは夜間に通過するのだろう。
尾根道は広葉樹と針葉樹の植林帯が交互に現れる。途中、数馬峠、笛吹峠など、数馬と上野原を結んだ昔の峠を次々と越えてゆく。数馬峠では南が開けているが、そのほかはほとんど樹林帯の中で見晴らしはない。しかしいくつかの峠には石仏や石塔が祀られ、昔の人々が生活のためにこの道を歩いていたのを偲ばせる。
尾根道は木々に囲まれ展望はあまりよくない。途中の小ピーク、丸山も林に囲まれ見晴らしはないが、土俵岳では北側が開け、三頭山や大岳山がよく見えた。
浅間峠は、上川乗から陣馬山方面に至る関東ふれあいの道に含まれている。峠には東屋が立ち、ふれあいの道の案内板がある。若かりし頃は続けて陣馬山まで歩いたこともあったが、今はもう無理。よく整備された下山道を上川乗へ向かった。
本コースは逆コースで辿るのもいい。冬枯れの道もおすすめ。仲の平バス停から日帰り温泉施設の数馬の湯が近いので下山後のひと風呂が楽しめる。また武蔵五日市へのバスの途中、十里木には瀬音の湯もあるので寄り道するのもいいだろう。
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