行程・コース
この登山記録の行程
東日原(07:00)・・・一杯水避難小屋(08:30)・・・巻道分岐(08:45)・・・大栗山・・・七跳尾根分岐(09:20)・・・酉谷山(10:10)[休憩 3分]・・・酉谷山避難小屋(10:24)[休憩 5分]・・・七跳尾根分岐(11:04)・・・大栗山・・・巻道分岐(11:38)・・・一杯水避難小屋(11:50)[休憩 5分]・・・東日原(13:10)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今日はソロ登山で、いままでずーっと行きたくて憧れていた山に、思い切って出撃してきました。奥多摩は長沢背稜の、この山域の最奥部である「酉谷山」へ日帰りトライしてきました。
いつも計画段階で時間の長さに躊躇していました。標準タイム(休憩なし)で往復約8時間30分という長距離。ただ今年に入ってから自身の山行で似た状況の中、毎回2時間ほど縮めることに成功していました。今回も再現できるとなれば充分に日帰り可能との見積もりが出来たので、行くことに決めました。
まず幸いだったのは東日原行のバスの始発に乗れること。これで登山口を7時にスタートできるのはアドバンテージでかいです。それでもし理想通りに事が運べば、13:30には下山が完了できることに。もし山行中に体力ヤバそうならすっぱり諦めて引き返す腹づもりだけはしていました。
今朝は無事に起きられて、奥多摩駅から東日原行のバスに乗車成功。私含め7名。川乗橋では一人降り、ほか登山者っぽい人が終点手前の一原で降りました。ほとんどが東日原下車。皆さんすぐさま各々で動き始め、私も早速7時にスタート!天気も良くて気分上々♪
実は今日は行く予定をしていなかったんですが、それまでの雨予報から段々と好転して降らなそうな気配だったので計画実行した次第です。その通り空もキレイで、行く前の不安な気分も吹き飛びました。
コースの前半部はこれまで何度か歩いて勝手知ってることもあり、サクサク進みます。というより、タイムを削る事が今回の必須条件となるので、出だしからペースはトバします(笑)
今年に入って時短トライは、毎回序盤でガス欠気味。今回もそれは織り込み済みで敢えてやります(^o^;)
最初の関門は入山して即急坂の部分。地図参照で都合450mほど急な登りを上り詰めます。ここを過ぎれば傾斜が緩やかになるので、のっけから気持ちを途切れさせるわけにはいきません。
肺が苦しさを訴えてくる中がんばってまずは滝入ノ峰の支尾根まで来ました。ここはアンテナが立っているのでチェックポイントとしていいところだと思います。その支尾根から先は傾斜が緩くなるのを知っていたので、気持ちホッとします。まずは一杯水避難小屋まで。疲労で注意力散漫になると、先々の細い道で足を踏み外しかねないのでそこを意識して歩きます。
広い尾根筋に出たら小屋まではだいぶ近くなってます。日も充分に昇ってきて、とても気持ちの良い雰囲気でした(*´∀`*)
そしてやっとこさ、一杯水避難小屋に到着です。
標準到着時刻→9:30
実際の到着時刻→8:30
この段階で1:00のマージンです☆ペースアップの恩恵をしっかり得られました(^^)v
休憩は取らずに、そのまますぐ西へと酉谷山方面へ向かいます。
いざ、未知の領域へ!
(余談ですが前回ここに来たのは2年前のちょうど同時期、東へと進路を取り蕎麦粒山への往復でした)
ひとつ書き忘れていたことがあったので脇道に。
今回も地形図持参で読図しました(^o^) 一杯水までは知っているところなのでスキップし、その先の長沢背稜に入ったところから始めました。冗長な地形の印象ですが、特に南側の枝尾根がよく見えるのでそれを区切りに丁目とするとかなり精度が出ました☆
ここまでも人いませんでしたが、さらに人の気配が希薄になりました。以前から聞いてはいましたが、ほんとに静かなところです(^^)
ミツドッケへの分岐、七跳尾根分岐とサクサク通過します。ずーっと緩やかなので、一杯水まででたまった疲労を回復させつつ歩けます(^^)
途中のチェックポイントごとに時間を確認し、ペースコントロールしていきます。
そして前言撤回。。。緩やかとはいえ地味に登り返しを喰らい続けているので、気づいたら疲労が回復を上回っておりました(;´Д`)
そんな状態ですがなんとか酉谷避難小屋の分岐まで来ました!山頂までもう少しー
ちなみに、ずっと森に覆われているので日差しの割に涼しさを感じました。
最後のひと登りは80mほど。もう、股関節あたりに疲労が溜まって膝の上げ下げがしんどいのなんの(;´Д`)
なので普段使わない足首の力も動員して身体を持ち上げていきます。
文字通りの青息吐息の状態ですが、とうとう山頂到着です!ずっと憧れていた奥多摩の最奥部、遂に自分の足で立てました(ToT)
標準到着時刻→11:40
実際の到着時刻→10:10
終盤の失速で少し貯金を吐き出しましたが、1:30のマージンで到着できました。部分的に眺望はありますが、基本的には森に覆われている、この塩梅が個人的に好きです(*´ω`*)
そして、ここに来るまで何も口にしていないことを意識します。どーりでパワーダウンするわけですね(^o^;)
時間に余裕が出来たので、下の避難小屋を見学しつつドリンク休憩とします。
急な下りをクリアして避難小屋に到着☆ここからの眺めいいですね。そして小屋の中を拝見。とてもキレイに保たれていて、いい雰囲気でした(^o^)
ここでようやくエネルギー補給でコーラ!ただ今回、飲んで喉を通ったあとに吸収されるまで身体が少しまごついている感じがありました。筋肉だけでなくお腹周りにも疲労が蓄積していたんだなとここで実感です。
行動食として買っておいたコンビニ羊かんも一つ食べ、調子が落ち着いてきたのを見計らって行動再開です。本線に戻るまでのちょっとした上りもヒーヒーいいます(^o^;)
歩き始めて身体が少し軽くなりました。ちゃんとこまめなエネルギー補給をしなければと反省です^^;登り返しは相変わらずキツイですが、残すはこの復路のみ。マージンは大丈夫でしたが、往路の最後でわずかながらそれを喰ってしまったので、最低限いまの貯金を維持することを心がけました。
復路にてようやく人とすれ違いました。七跳尾根分岐のあたりで二人、ミツドッケ分岐の先で一人と計三名。
そしてようやく一杯水避難小屋到着!
僅かな登りでも軋むように鈍い足でがんばって戻ってきました(ToT)
ここで2名が休憩していました。人のエリアに戻ってきたような気持ちです(笑)
標準到着時刻→13:50
実際の到着時刻→11:50
足がキツイながらも動かし続け、ここまでで目標?としていた2:00のマージン獲得です☆
ここで5分だけ、最後の休憩を取りました。
荷物まとめたらいよいよ最後の下りに取り掛かります。登りで90分だったので、一応の見込みはきっかり60分かなと。ただもう慌てるほどのことはないので、安全に気をつけて降ります。
切れ落ちているところも慎重にパスし、滝入ノ峰の枝尾根に到達。
ここから最後の急な下りに入ります。ここまでは重力任せで足も楽でしたが、以降は本格的に膝がヤラれる可能性があるので歩きながら具合を確認していきます。
実際にこの場に立つと、足の裏と膝の踏ん張り具合が実感出来ます(真顔)。久し振りに膝が詰まる感覚を味わいました。
ゴールはもうすぐそこ。人里の雰囲気になってきます(^^)
鹿にも遭遇ー。登山道に立ちふさがっていましたが、ものの数秒でこの高さまで駆け上がる筋力すごいです。
そして13:10、遂に東日原バス停にゴールです。標準到着時刻が15:50なので、2:40早く戻ってこられました☆
ずっと行きたかったところに行けて感無量です☆ちょうどよくバスも来たので、すぐに駅へと戻ることができました(^^)v
今回は、行けたことの満足は勿論のこと、久し振りの長距離ラッシュで秋の遠征登山へ向けていい弾みとなった気がします。
あくまで手段としてのスピードなので、これからも行きたい山に合わせて、楽しく歩けるペースで楽しんでいきたいです。
今回はこんな感じです。
フォトギャラリー:36枚
スタート地点の東日原。いいお天気でした!
凄い情報量の道標w
のっけから急坂(白目)
滝入ノ峰の枝尾根。この先から傾斜が緩やかになります。
細い道も慎重に
尾根筋に到達。
気持ちのいい森林浴☆彡
90分で一杯水避難小屋までつきましたー
いざ、酉谷山へ!
まだ先は長い
地味に登りで脚力削られますw
ミツドッケへのヘアピンカーブ
奥多摩名物、木橋w
いまは通れない七跳尾根との分岐。入れないようにトラロープが張られていました
酉谷避難小屋との分岐まで来ました。山頂までもう少し!
脚が、、、脚が上がらない、、、(久々の脚の疲労感)
遂に!酉谷山に!!到着しました!!!
眺望は少しだけー
避難小屋をちょっと見学しに行きます。
小屋の横からの眺めは良好でした☆
小屋の内部1
小屋の内部2
コーラでエネルギー充填!内蔵の方も疲れている感じでした(;・∀・)
登り返しにもめげずに復路を進みます(真顔)
黙々と進みます。
一杯水避難小屋まで戻ってきました!
最後の下りでひとがんばり
滝入ノ峰の枝尾根
ここからの急坂で膝に気を付けます
もうすぐ里に出ます!
鹿がいました^^
見てるだけで暑苦しい光景w
ゴーーール!!!
最高の山行になりました(≧▽≦)
帰りのバスも丁度良く到着でした♪




