行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
温泉沢ノ頭(09:12)・・・赤牛岳(10:43)[休憩 12分]・・・温泉沢ノ頭(12:32)[休憩 17分]・・・水晶岳(黒岳)(13:45)[休憩 6分]・・・ワリモ北分岐(14:55)[休憩 10分]・・・鷲羽岳(16:05)[休憩 15分]・・・三俣山荘(17:05)
【2日目】
三俣山荘(05:45)・・・三俣蓮華岳(06:36)[休憩 36分]・・・双六岳(08:19)[休憩 40分]・・・双六小屋(09:42)・・・弓折乗越(10:42)[休憩 2分]・・・鏡平山荘(11:14)[休憩 19分]・・・シシウドが原(12:00)・・・秩父沢出合(12:38)[休憩 30分]・・・小池新道登山口(13:36)・・・わさび平小屋(13:52)・・・笠新道登山口(14:01)・・・新穂高温泉(14:45)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
(①からの続き)温泉沢の頭から望むと赤牛岳方面には何とも気持ち良さそうな稜線が延びている。それなりにアップダウンがあるが、荷物をデポし、昨夜の温泉効果もあって足取りは軽い。右手に裏銀座と黒部湖、左手に薬師岳という北アルプスど真ん中を、温泉沢の頭から1時間半、登山口からは2日半かけて辿り着いた遥かなるピークには可愛い赤牛が待っていた。
温泉沢の頭まで戻り、デポしたザックを背負い直して水晶岳へ向かう。緩やかな稜線歩きだが最後は急登で岩の山頂に立つ。ここで初めて本日の幕営地である三俣山荘を捉えるが、絶望的に遠い。休憩もそこそこに山頂を辞し、水晶小屋の脇を抜けて雄大な斜面をワリモ分岐に向けて下るが、流石にシャリバテで足が重く、いったん補給。回復したところでワリモ岳、鷲羽岳への登り返し、見た目ほどキツくないのは以前に歩いて知っているので淡々と本日最後の登り。鷲羽岳には16時着、しばらく待つと雲が切れて槍の穂先が現れ、西を見ると黒部源流が西日を反射して光っている。名残惜しいが日没前に山荘に着かなければと下山開始、長い九十九折を下って17時過ぎに三俣山荘着。テントで夕食後、山荘の夜喫茶で特製チャイを頂き、伊藤新道の歴史を紐解きながら、山での最後の夜をのんびり過ごす。
翌日は朝から快晴、結露びっしょりのテントをかじかむ手で撤収し、まずは三俣蓮華岳へ。少し朝食休憩のつもりが絶景過ぎて全然動けない。その後の双六岳も同様で、下山日なので割りきって思う存分ゆっくりする。鏡池越しの槍穂を堪能し、秩父沢でカップヌードルを食し、新穂高へと下った。














