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正月登山第二弾 鴨沢~雲取山~雲取山荘宿~三峰神社

雲取山( 関東)

パーティ: 1人 (ジョニー・デブ さん )

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行程・コース

天候

初日(快晴)・・・暖か 二日目(快晴)・・・暖か

利用した登山口

鴨沢   三峯神社  

登山口へのアクセス

電車
その他: 1月3日
JR新宿始発 ホリーデー快速奥多摩1号 6:46発
奥多摩駅 8:21着
奥10バス丹波行 8:35発・・・鴨沢までの臨時便が出た
鴨沢停留所9:10着

1月4日
三峰神社 西武観光バス急行西武秩父行き 14:46発
都合よく回送バスが来て運転手が会社に交渉
臨時便となり2台運行となった
西武秩父駅 15:55着
西武鉄道 特急レッドアロー号16:23発

この登山記録の行程

【1日目】
鴨沢(09:25)・・・小袖乗越・・・堂所(11:10)・・・七ツ石小屋(12:10)・・・七ツ石山(12:55)・・・ブナ坂(13:10)・・・雲取奥多摩小屋・・・小雲取山(14:25)・・・雲取山[休憩 10分](14:35)・・・雲取山荘(15:10)

【2日目】
雲取山荘(06:50)・・・大ダワ(07:10)・・・白岩山(07:55)・・・白岩小屋跡(08:10)・・・前白岩山(08:30)・・・お清平(09:05)・・・霧藻ヶ峰(09:35)・・・炭焼平(10:00)・・・分岐・・・妙法ヶ岳(10:40)・・・分岐・・・妙法ヶ岳分岐・・・三峯神社(11:30)

コース

総距離
約21.7km
累積標高差
上り約2,695m
下り約2,190m
コースタイム
標準10時間40
自己10時間15
倍率0.96

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

[鴨沢~七ツ石山]
特に問題はない、雪は全くなくなだらかな登りが続く
後半、七ツ石小屋への登り辺りからよくある感じの登山道の登り
と言った感じの登りとなる
七ツ石山は相変わらずスカッとした山頂で気持ちが良い
展望も絶景
雲取山は難しいとお考えの方もここを目標に登山しても良いのかもしれない

[七ツ石山~雲取山]
快適な石尾根を歩く
展望も良く歩きやすい尾根であるが
七ツ石山より急に下り奥多摩小屋から急に登り小雲取山へ急に登り雲取山へ急に登る
平坦な尾根と急登の連続なので気持ち良い場所ではあるのだが気を抜くことはできない
雲取山まではほぼ長い登りと考えてよいので後半は体力的な物が辛く感じる
ペースを守って歩くのが良いのかもしれない

[雲取山山頂]
ここは標高が2,000mを超える高山であり雪が多少残っている
しかし、現状ではその上に土が積もっているため滑らない
山頂の雰囲気は避難小屋を挟んで南北に長くとても広いというわけではないが
自分の場所を見つけられる程度の広さはある
岩が多く平坦ではない
石尾根から登ると山頂直下の登り口がプロムナードのような感じで、達成感が味わえる

[雲取山~雲取山荘]
雪が付いているが土が上に積もっているので滑ることはない
急な下りとなるので尻もちをつきやすい
思ったよりは距離があり結構な高度を200mほど下ってしまう
雲取山荘の直前の階段に雪が付いており少々滑る
雲取山荘の周辺は雪が付いており油断すると転倒の可能性がある

[雲取山荘~芋ノ木ドッケ]
初めは緩やかな下りを下るがアップダウンがあり意外に難儀する
雪は心配ない
芋ノ木ドッケの巻き道は西側がスッパリ切れており油断すると滑落する可能性があり
危険 ここで死亡事故もある
積雪期はアイゼンが必須だと思う
現状では雪は着いていない

[芋ノ木ドッケ~お清平]
アップダウンがあるが急下降が多い
一気に200mほど標高を落とすこととなる
全般的には石灰岩が露出していて足を取られやすい
白岩山小屋の所、すこぶる展望が良く奥秩父主脈が綺麗に見える
そのほか、時折東側が開ける場所があり展望が良い場所がある

[お清平~霧藻ヶ峰]
このコースの最後のピークと言ってよい
疲れた所で登りが少々キツイが頑張り所
展望が良く、両神山越しの浅間山などを見ることができる
道的には全く問題ないが相変わらず急坂を下る事になるの

[妙法ヶ岳]
炭焼平から少々わかりづらいのだが妙法ヶ岳へ至る道がある
初め尾根に登るのだが
踏み跡がハッキリしない場所もありテープを頼りに登ることになる
1kmほどすると東屋に出くわし妙法ヶ岳(三峯奥宮)への一本道に出る
凡そ東屋の地点から600mの行程
最終的には一歩で行くのもつらい階段があり鎖の着いた岩を登ると三峯奥宮となる
面白い場所なので、是非一度訪れていただきた場所である

最後は杉の植生林の良い道を歩いてゆくと三峯神社へ出る

【感想】
2016年元旦は三ツ峠山へ行き初日の出を拝んだ
本当に綺麗で感動したのがたった数日前なのに過去のように感じる
歳をとると時間の経過は早い
正月休みまだまだ残っているので考えた
一日休んで次の山へ行こう
どうせなら泊りで登るような山が良いな~
そう考えてたところ、ヤマレコでよく見かける人気の山
雲取山が頭に浮かんだ
元旦から山へ行った私にとってまともな初詣もしていない
雲取りへ登って三峯神社へ下り初詣も済ましてしまいたい
そんな思いが決定理由となった
私の足では日帰りは無理なので一泊となる
ヤマレコユーザーの皆さんでよく日帰りを見るが本当に足が速いのだな~と思う

さてそう決まると後は早い
早速準備にかかり出発した
貫徹の疲れも癒えぬままそこそこの疲れを感じる
何とか石尾根に到達して雲取山を踏むことができた

1月にしては本当に暑い 汗をかく程度に暑い感じであった
上は2枚、下は途中脱げないので3枚のまま
山小屋に着くまでこの格好だった

雲取山へ訪れたのは何度目だろうか?
奥秩父主脈を縦走して雲取山を通過したり、沢を詰めて雲取山を通過したり
思い起こせば雲取山を目的に登山をした経験がなかった気がする
改めてこの山を目的に訪れて思ったことは良い山である。それに尽きる
この山へ至るためのプロセスとでもいうべきか?登山全体を形成する尾根歩きや景色、達成感など素晴らしい
初心者であっても、上級者でもスタイルに合わせて行程を組めるのも魅力である
石尾根側から登るのであれば、広い石尾根の空を突き抜ける解放感
3,000メートル級の尾根にある森林限界を超えた稜線歩きと同じ感覚である
もちろん、ここは2,000m以下なので木はあるものの気分はアルプスの表銀座である
それは、そこから見える景色の素晴らしさも同様である
七ツ石山へあくせくしながらたどり着きそこから望んだ雲取山の雄姿
辺りの山を凌駕して大きく高い。そこへ至る道もはっきりと見える。あそこへ行くのだという期待感が疲れた体に高揚感のエネルギーを与えてくれる
小雲取山を過ぎて頂上直下のプロムナードは見た目に美しく私を迎え入れてくれる
早朝、朝日を浴びながら秩父へ向かうと一変して険しく奥秩父らしい森林の中を行く
道程は下りとなるのであるが、距離があり急下降しては登りかえす
急斜面をトラバースして緊張も強いられる
所々で見られる両神山やひときわ存在感を持った浅間山がエールをくれる
こちら側は訪れる人の数も少ないのであろうか?小屋も廃れている。営業もしていない 。1月4日のほぼ休みな状況ですれ違った登山者も2名程度であった
何時もの薄暗い孤独な山行。これはこれで楽しみもある
いくつかの山頂を踏むのであるが山頂に出たときに見える景色と高い空がとても嬉しいのである。広葉樹も少ない所は地面も露出しており、場所によっては落葉の絨毯を踏んでゆく。山が足を労わってくださいと語りかけてくれているように思えばそれも良しという事なのだろう。まだまだ午前中。気持ちが良い。

今回は雲取山荘に宿泊することにした
行程上、食事が出て布団があって泊まれる場所は雲取山荘しかないので数十年ぶりに宿泊することにした
若かりし時分、この小屋で何かにつけて気難しい小言を言われて何となく来なくなってしまった山小屋の一つである
こちらに限らず、山小屋は昔から偏屈なおやじが一言多い感じのイメージで若かった私はそれを受け入れられなく、もっぱら幕営をすることとなった
今回も予約を取っていない登山者に「予約して」と強い語気で言っていたし、それに対して「たどり着けるか不安だったから」と返したご婦人に「じゃー来るなよ」と返していた。心を折るには十分な言い様だろう。もちろん私は予約をしていたので最後まで気持ちよく過ごさせていただいた。結局、気持ちよく過ごすには予約から始まって山小屋のルールに従う形が一番の様である。年を取った今は心も広くそれができるので快適ではあった
他人事なのかもしれないが少々気になった
昔は山小屋への連絡手段も無かったので常識的に山小屋へ予約を取るという事はほぼなかったし、山小屋もほぼ受け入れていた状況だったと記憶している
今は連絡手段も多様化して予約を取るのが普通という事なのだろう
時々、初めての山小屋宿が不安と言う事を聞く
正直、確かに敷居は高いと言わざるをえない

終盤、初詣も兼ねていたので三峯神社の奥宮でもある妙法ヶ岳へ寄ってきた
ここへ来たのは初めてでいい経験だった
導入口の鳥居の所に東屋があるのでそこへザックをデポして600m程度の道へと向かった。岩峰なのであるが歩ける場所を整備してあり岩を登り、少々不安の残る階段を通過して終に奥宮直下へたどり着き奥宮を見上げると、いかにも何とかした感の階段が付けてある。
1段が通常の2段程度なので結局は脇にある手すりに頼って登る。さらに直下は岩で鎖が敷設してある。階段すらすでにない状態である。手すりは敷設してあるので、鎖を使わず手すりを抱きながら登り詰めた。修験者の如く難路を抜けた先にたどり着いた霊験あらたかな特別な場所なのであろうと感じた
他の人は誰もいない。本殿より距離もありちょっとした登山と言った感じになるので一般の人もめったに来ない場所なのであろう
空の開けた頂に大きくはないが石作りの祠を祭ってある
そんなに長時間ではないが、ジックリと祠に向かい一年を語り願った。
神頼みは遇者の戯言なのだろうか?だとすれば、私は本物の愚者であり戯言ばかりの人間だろう。しかし、決して神頼みは愚者の戯言とは思わない。私は神にはなれないので萬の神に何とかお力を貸していただきたい!そうお願いしているだけである。私にできることは本当に少ないのが今の自分なのである。
なので、修験者の如く何とか神に近づき戯言かもしれないが祠へ語りかけてみた。
最終的には結果を得たいが、それは強く望んでも難しい。気持ちの問題なのである。

全くの余談であるが、三峯神社で
大吉
を引いた
嬉しい出来事である
一年の計は元日にありと言う言葉があるが、一年の計画は元日に立てるのが肝心であり何事も初めが大切であるという事を言った言葉である
今年の山行計画は全くの未計画、行き当たりばったりなのである
全く一年の計を立てられない、いい意味で自由な私である・・・

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登った山

雲取山

雲取山

2,017m

妙法ヶ岳

妙法ヶ岳

1,332m

七ツ石山

七ツ石山

1,757m

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