行程・コース
天候
曇り時々晴れ
登山口へのアクセス
電車
その他:
ホリデー快速1号で奥多摩駅。境橋までバスを使わずに奥多摩むかし道を歩く。
この登山記録の行程
奥多摩駅(8:25発)-奥多摩むかし道-境橋(9:30)-栃寄沢林道休憩所/登山道入り口(10:35)-カツラの大木(11:05着/11:15発)-御前山避難小屋(11:45)-御前山山頂(12:00着/12:10発)-惣岳山山頂(12:22)-小河内峠(12:50)-月夜見第二駐車場(13:15着/13:25発)-月夜見山山頂(13:35)-風張峠(13:55)-数馬方面分岐(14:05)-浅間尾根駐車場(14:25)-浅間尾根-仲の平への分岐(14:40)-仲の平バス停(15:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
奥多摩むかし道は単純な旧国道歩きかと思いきや、見どころ豊富で楽しめました。朝方までの雨で入山者が少なく静かな山行を満喫できた反面、「御前山の山頂付近で熊目撃」の注意書きに、緊張感たっぷりの山行となりました。
・自宅を出る時まで雨が残っていたので、傘差して低山巡りでもしようかと思いつつ、ホリデー快速1号で奥多摩へ。電車も駅もガラガラで、いつものバス行列も有りません。
・思いの外天気も回復したので、少し欲張って、栃寄沢のルートから御前山を越えて数馬の湯を目指すことにし、ついでに登山口の境橋まではバスを使わず、奥多摩むかし道を歩いてみました。
・駅から青梅街道に出て氷川大橋を渡り、三河屋旅館を越えた信号から右に入ると大きな案内図があって、むかし道が始まります。
・奥多摩むかし道を歩くのは初めてで、単純な旧国道歩きを想像していましたが、のっけから羽黒坂なる坂が現れ、俄然山歩きスイッチが入ります。
・坂の入口には羽黒三田神社への階段がありますが、階段を登らずに済む様、ポスト型の賽銭箱が備えてあったので、お賽銭を投じて入山のご挨拶。この羽黒三田神社には色々な由緒があるらしいので、次の機会にはゆっくり参拝したいと思います。
・その先で道は山の中に吸い込まれ、朽ちたトロッコの軌道跡と並行しながら、美しく苔むした法面の林道を進みます。
・桧村という集落で一旦青梅街道に出ますが、少し上流にある桧村橋の手前から再び旧道に入り、大きく蛇行する多摩川に沿って進むと、次の集落を抜けたところで境橋の西詰に出ます。
・橋はトンネルとトンネルの間に掛けられていて、相当な難工事だったのではと思います。
バス停も苦肉の策で橋の途中につくられています。
・その境橋の東詰から栃寄沢の林道に入り、ペースを上げて高度を稼ぎます。
・林道半ばに「6月11日(土)御前11時頃、御前山山頂付近で熊目撃」の張り紙が・・・。
それってつい2週間前ですよ~。
しかも今日は明らかに入山者が少ないので、自ずと緊張が高まります・・・。
「鈴やラジオを携帯して下さい」とも書いていますが、生憎どちらも持ち合わせていませんので、時折大きな柏手を打って熊さんに警告したつもりで進みます。
・林道終点近くは大掛かりな伐採作業中で、栃寄の大滝は見ることが出来ませんでした。
・林道が終わり、緑の濃い体験の森に入っていきます。
咽返るほどの樹木の香りと、ハルゼミの大合唱シャワーを浴びながら山頂に向かいます。
・結局、御前山では2組のパーティとすれ違っただけで、山頂もたった一人でした。
折角の静かな山頂ですが、ブヨ系の虫が大量に寄ってくるので、食事も早々に小河内峠 に向います。峠の近くではニホンザルに出くわしました。熊でなくて良かった~。
・月夜見第2駐車場から風張峠までは、奥多摩周遊道と並行して登山道を進みます。
・風張峠から10分程登ったところで浅間尾根(数馬方面)に向かう尾根に入ります。
このルートは悪路注意となっており、途中一ケ所、ザレた斜面を横切ります。
さほどの危険性は感じませんでしたが、むしろ、真下に周遊道路が走っていますので、 落石を起こさないよう注意が必要でしょう。
最後は植林の急斜面を下って周遊道に出、少し戻ったところにある浅間尾根駐車場の脇から
浅間尾根に入ります。
・浅間尾根は、古来からの往来道にふさわしい雰囲気を感じられます。
御林山は見過ごす程の小さなピークですが、周辺の白樺が雰囲気を引締めています。
・数馬に向けて一気に下っていくと、民家の庭先をかすめて檜原街道に出ます。
庭先の御主人から「お疲れさま~」と声を掛けられ、今日の山行もハッピーエンドです。
・予定より少し遅れて3時過ぎに数馬の湯へドボーン。扉が壊れていたサウナがきれいに新調されていて、桧の香りが新鮮でした。
・いつもの湯上りセットに柚子ワインも追加して、今週もきっちり締まりました!
本日の総歩数36,437歩、歩行距離25.0km、消費カロリー1,494kcal、脂肪燃焼量106g也。
フォトギャラリー:58枚
朝方まで雨だったせいで、奥多摩駅も人まばらです。
青梅街道に出ると大岳山まで見通せます。
奥氷川神社の三本杉。見事!
愛嬌のある狛犬。
南氷川のシンボル、愛宕山。
奥多摩むかし道の案内板。見どころ満載です。
羽黒三田神社への階段。ポスト型の賽銭箱で効率的にお参り可能!?
10円投じて入山の挨拶。幸運の鈴は鳴ったような鳴らないような・・・
トンネルから続くトロッコの軌道跡が昔を語ります。
新しい紫陽花が供えられていました。
年代毎のお地蔵さん。明暦や元禄の年号が読み取れます。
美しく苔むした林道の側壁。
桧村の上流に掛かる桧村橋。渡らずに多摩川に沿って右の旧道を進みます。
不動の上滝。水量が少なく迫力は今一つ。
境集落の上に残るトロッコの橋梁。
両端をトンネルに挟まれた境橋のバス停。橋の上にあります。
境橋から見下ろす多摩川の急流。
橋の東詰から栃寄沢の林道に入ります。
林道から見渡す石尾根と境橋。
6/11(2週間前)に熊が出たとの注意書き。緊張が高まります。
体験の森の施設、栃寄森の家。
体験の森の案内図。色々な散策道が交錯しています。
林道終点部では大規模な伐採作業が続いていて、栃寄の大滝には降りられませんでした。
伐採用のパワーシャベルを真近で見ました。
林道が終わり、登山道に入ります。
カツラの巨木。
ハルゼミの大合唱を聞きながら進みます。
大岳山が見えます。
きれいに管理が行き届いた避難小屋。水場もありました。
あちこちに小さな蝉の抜け殻が。
見慣れたアブラゼミの1/3位の大きさです。
無人の御前山山頂。
奥武蔵との県境稜線。
大菩薩方面。鹿倉山の仏舎利塔も見えます。
杉植林と広葉樹林に挟まれた小河内峠に続く尾根道。正面は三頭山です。
小河内峠からは奥多摩湖が見えました。
月夜見第2駐車場。正面に月夜見山の尾根がせり出しています。
駐車場から奥多摩湖側に少し行ったところから月夜見山への急登が始まります。
月夜見山山頂。展望は無く、名前の由来を知りたいところです。
御前山を振り返ります。
大岳山も見渡せます。
風張峠。周遊道にも下りれますが、もう一登りしたピークから数馬を目指します。
数馬方面へ向かう支尾根の分岐。
ザレ場の斜面を横切る個所があります。
急斜面を下って周遊道に出ます。
少し戻ったところにある浅間尾根駐車場の脇から再び尾根道に入ります。
浅間尾根の白樺。雰囲気が引き締まります。
御林山の小さなピーク。
右手に笹尾根が見え隠れします。
仲の平バス停への分岐。
一気に駆け下り、民家の庭先から檜原街道に降り立ちます。バス停は目の前です。
数馬の湯で、お決まりの湯上りセット。
おつまみが揃った頃には既に生酒に・・・。
地元のゆずワインで締めくくりました。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
トレランシューズ | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 |
タオル | 帽子 | サングラス | 着替え | 地図 | ノート・筆記用具 |
カメラ | 健康保険証 | 医療品 | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 |
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