行程・コース
天候
午前中曇のち晴。午後より曇。無風〜北寄りの弱風。
登山口へのアクセス
バス
その他:
往路:JR奥多摩駅0600時着。0605時発鴨沢西行き西東京バス。
小河内神社0630時着。
復路:温泉センター1608時発武蔵五日市駅行き西東京バス。
武蔵五日市駅1700時着。
この登山記録の行程
小河内神社(06:44)・・・イヨ山(07:49)・・・ヌカザス山[休憩 20分](08:31)・・・三頭山西峰[休憩 60分](09:54)・・・三頭山西峰(10:54)・・・三頭山避難小屋(11:07)・・・分岐(11:29)・・・槇寄山(12:23)・・・仲ノ平(13:37)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
そろそろ奥多摩も紅葉が始まっただろうか、と思い足を伸ばしてみた。
0600時JR奥多摩駅着。0605時発鴨沢西行きのバスに飛び乗る。0630時に小河内神社着。降車したのは自分一人だけであった。出発の準備にまごついて0644時のスタートとなる。
麦山の浮橋を渡る。ゆらゆらと揺れて楽しい。山の端に雲がかかり幻想的だ。昨夜までの雨は止み、曇ってはいるが少し青空も見える。今日はいい天気になってほしい。
浮き橋を渡りいったん車道に出る。路肩を歩くが狭いので通行する車に注意。ほどなく三頭山登山口に着く。ここから本格的な登山になる。ヌカザス尾根は所々薮の濃い場所や急登がある。急登では足だけでなく積極的に手も使って登る。気温は13℃ほど。風は無く昨夜の雨で湿度が高い。動くと汗が出る。
「ヌカザス」というから糠床のようなずぶずぶの柔らかな尾根道を想像していたが、そんなことはなかった。普通の登山道である。道はおおむね明瞭だが、新しい落ち葉が積もったためか、踏み跡を見失いそうになることが二、三度あった。落ち着いて視野を広く持てば踏み跡を見つけることができる。
イヨ山を通過。ヌカザス山で小休止、行動食を少し摂る。この頃から雲間から青空が見え始める。北寄りの乾いた微風が時折吹く。歩いているときは良いが、止まると少し肌寒い。
山中から甲高い鳴き声がする。鹿だろうか。道中、鹿のものと思われる木を齧った跡や地面を掘り返した跡を見かけた。鹿よけのネットも山中に巡らせてあった。
陽の光が当たり始め木の葉を透かす。ブナの葉が黄緑色に輝く。テンションが上がり体も軽くなる。耳をすますとキツツキの低いドラミング音がする。
0954時、割とあっけなく三頭山西峰に到着。山頂には登山者が一人だけ。今日初めて見る自分以外の登山者だった。空はすっかり晴れわたりいい気分だ。そのまま中央峰、東峰を巡り、再び西峰に戻って大休止とする。
登山者は次第に増え、出発する頃には西峰山頂は15人ほどになった。
槇寄山を目指して歩き始める。空は再び雲が多くなる。陽が当たらなくなると始まりかけた紅葉も鮮やかさを失う。
三頭山避難小屋は大きくて立派。都民の森を過ぎると登山者は急に少なくなる。
なぜだか槇寄山が遠く感じる。単調な山道のせいか、歩いてもなかなか辿り着かない。
1223時槇寄山山頂到着。南側の眺望が開けている。槇寄山から5分ほどで西原峠。檜原・数馬方面に下る。道標には真っ直ぐ行くと「高尾山・千源平方面」とある。そうか、この道は高尾山まで続いているのか。
薄暗い山道をひとりトボトボと下ってゆく。足元はぬかるみ滑りやすい。慎重に下る。道端のマムシグサの実が異様に赤い。
途中、大平(九頭龍ノ滝)方面へ抜ける分岐があるが、そちらの登山道は藪が濃く、分け入るには勇気が要る。西原峠から1時間ほどで人里に出る。山肌にへばりつくように畑を作り、耕している。鹿、猪の食害を防ぐためか電気柵が巡らせてある。1337時、仲の平バス停到着。ゴール。
ここからはアディショナルタイム。3分ほど歩くと数馬の湯に到着。入湯料820円。内湯と露天風呂がある。単純泉でちょうど良い温度。
広い休憩処があり食事ができる。舞茸の天ぷらとおいねコロッケをいただく。どちらも注文を聞いてから揚げているらしく、サクサクでうまい。おいねコロッケというのがなんなのかわからなかったので、家に帰ってから調べてみたが、「おいねじゃがいも」という檜原村の特産らしい。それにしても、明るいうちから飲むビールはどうしてこんなにうまいのだろう。夜に飲むビールより5割増しでうまく感じる。ちなみに生中は1杯600円である。
1608時発の武蔵五日市駅行きのバスに乗る。1700時武蔵五日市駅着。1721時発東京行きホリデー快速あきがわ号で帰路に着く。立川で大宮行きむさしの号に接続するので便利である。
計画より14分遅いスタートとなるも、21分早くゴールできた。全体で計35分の短縮である。このくらいのペースを心掛けたい。
前回の山行の反省から、常に地図でルートの確認を行った。ただ、地図に載ってない分岐等もあるので十分注意したい。
気温参考値:13〜15℃
フォトギャラリー:52枚
JR奥多摩駅0600時着。
6005時発鴨沢西行きバス。
小河内神社下車、スタート。麦山の浮橋へ。
いったん車道に出る。
三頭山登山口。
森の中を行く。
ヌカザス尾根は藪の濃い場所や…
痩せ尾根の急登もある。
イヨ山山頂。展望なし。
ねじれた杉の木。
ヌカザス山山頂。展望なし。
晴れてきた。陽の光が木の葉を照らす。
鹿の食害か。
三頭山西峰。
三頭山西峰より北方向(雲取・石尾根)を望む。
三頭山西峰より西方向(富士山)を望む。富士山は雲の中…。
三頭山中央峰。
三頭山東峰。
東峰の展望台。
東峰展望台より東方向(御前山・大岳山)を望む。
ふたたび西峰に戻る。
昼食。
三頭山避難小屋。トイレあり。
中を拝見。広くてきれい。
都民の森分岐。矢印地獄。
槇寄山山頂。南方向の展望あり。
西原峠。数馬・仲の平方向(左)へ下る。
マムシグサ。
キノコ。
数馬と大平の分岐。
大平(九頭龍ノ滝)方面は濃い薮道。
里に降りる。
仲の平到着。ゴール。
仲の平から3分ほど歩くと数馬の湯。
舞茸の天ぷら330円。揚げたてサクサクのふわっふわ。
おいねコロッケ250円。揚げたてサクサクのほっくほく。
1608時発のバスで帰路に着く。
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
| 傘 | タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 |
| コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
| 修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け |
| 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | ストーブ |
| 燃料 | ライター | カップ | クッカー | カトラリー | |
| 【その他】
・ウェットティッシュ 携帯水量:2リットル |
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