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黒薙温泉から白馬へ!突坂尾根~突坂山・猫又山・清水岳・旭岳・白馬岳

突坂山・猫又山・清水岳・旭岳・白馬岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 2人 (hnhn さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

5月1日に黒薙入りしたものの、大雨で停滞。翌日2日から5日は、すべて快晴と、素晴らしいゴールデンウィークの山行日和。 日差し強く、風弱く。夜も朝も寒さに悩まされることはありませんでした。 テント内でもダウン要らず。 ただし、4日目の午前早い時間にガスが出て、ルートわかりづらいところだったので最後の最後でちょっと悩ましい思いをさせられたのでした。

登山口へのアクセス

電車
その他: 都内夜発富山行き夜行バス。富山駅5:15発あいの風とやま鉄道線~(滑川乗り換え)地鉄(乗り換え時、単線につき5分前の逆方向の電車に乗ってしまい上市で大あわてで正しい方向に乗り換え)~7:01宇奈月温泉駅~黒部渓谷トロッコ電車~8:21黒薙駅到着。

この登山記録の行程

1日目 黒薙温泉05:30-13:00突坂山のちょい下泊
2日目 突坂山のちょい下05:21-14:00宿泊地 1988ピーク付近泊
3日目 宿泊地 1988ピーク付近05:16泊-08:49猫又山-11:52清水岳-13:58清水平泊
4日目 清水平05:38-05:54小旭岳-07:32裏旭岳-09:18白馬岳頂上宿舎-09:50避難小屋-10:22岩室跡-10:45白馬尻小屋11:41発-12:15猿倉荘

コース

総距離
約22.7km
累積標高差
上り約3,706m
下り約2,775m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

近年の記録がWEB上ではなかなか見つけられないこの突坂尾根での白馬岳登り。
今回、5月1日に黒薙入りしたものの、雨天により、初日から黒薙温泉で停滞というムムムな出だしに少々へこんだものの、逆に考えれば、秘境、黒薙温泉での優雅温泉旅も楽しんじゃったもんね、なすばらしいゴールデンウィークとなったのでありました。
とはいえ、5月2日、仕切り直して山行スタートすると、前夜の温泉旅の余韻などあっという間にぶっとび、激しいヤブ漕ぎ、ヒヤヒヤな雪稜歩き、厳しい雪壁登り降りなど、雪山バリエーションの楽しみが圧縮された密度の濃い3泊4日の旅となりました。

初日は突坂山まで。取り付き部は、黒薙側に落ちないように、と祈りながらのヤブ登りからスタート。800m付近で主尾根に上がり、そこからも藪道ながら、1200m付近で雪が出はじめました。約1500mの突坂山のちょっと下に場所選び放題のビバーク適地があり、そこで泊。
次ぐ2日目は、最も厳しい道程でした。雪稜と藪の激しい繰り返し。突坂山先のコルには懸垂で降り、登りもロープを付けて。その後も雨によりぐずぐずになった雪稜歩きのリスクを感じ、5ピッチ程度ロープを用いました。思わず時間がかかり、予定の猫又山まで行けず。1966p付近でビバーク決定。
3日目は、広尾根歩きが中心ながら、猫又山への登りが疲れた体に核心か。猫又山に登るとBCのトレースも出はじめ、2日ぶりに人と出会いました。BCの人は「すぐですよ」という白馬岳も、疲れた我が身には遠く、清水岳をこえたさき、清水平でビバーク。
4日目は、夏ならば一般登山道であるルートをほぼ追う。しかし、やはりそこは雪山、夏道は隠れトラバースには危険であるため、(疲れた体で登りたくなかった)旭岳にも半分登るなどし、ヒーコラ気分でようやく白馬頂上宿舎までたどり着きました。そのままいっきに大雪渓を下りました。小雪崩れがそこここに起き、デブリだらけの中、焦るように下山しました。
当初の予定通りなら、山岳会の合宿の本隊が白馬尻にベースを張っているはずだったのですが、翌日の悪天を見越して、なんと早くも下山してしまったとのこと。少々寂しい思いを感じながら、我々もぴゅーっと猿倉まで下山し、当初5日の予定のところを、4日でおしまいとなったのありました。

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フォトギャラリー:16枚

黒薙INしたものの、激しい雨天で停滞決定。

しょっぱなから激しい急登。短いが厳しいところ、ロープを出した。

突坂山間近。

2日目、突坂山先の厳しいコルへ降りるところ。このあと、ロープ出して懸垂。

コルからの登り返しは激しいヤブ。この後、この日中、ヤブは繰り返されました。

ヤブの間にはぐずぐず崩れそうな雪稜歩き

ビパーク地から、剱岳の裏側(池の平側)からの格好いい景色。

猫又山は、広大な雪原と雄大な景色が見渡せる、ほんとうに素晴らしいところでした。みんなおいでよ猫又山に!!山小屋ができてもおかしくないくらい。

3日目ビバークは清水平。ライチョウがわさわさ。

4日目、夏道は雪に埋もれ、旭岳に登るところ。

旭岳を通過したら、白馬頂上宿舎付近のコル、道標が見えて、いっきに娑婆に戻った気がしました。

大雪渓下り。一気にあっというまに。

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装備・携行品

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登った山

清水岳

清水岳

2,603m

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