硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

まとまった降雪が続き、現在桜平まで車は進入できません。登山道のトレースを踏み外すと深くもぐってしまいます。

夏沢鉱泉周辺 朝7時頃の様子 (2013.02.16 硫黄岳山荘 )
夏沢鉱泉周辺 朝7時頃の様子 (2013.02.16 硫黄岳山荘 )
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天気・気温

02/13(水) 夏沢鉱泉(標高2060m)で曇りのち晴れ、07:00の気温-7℃、微風。
松本市の天気予報
明日
24℃
6℃
明後日
28℃
8℃
日本気象協会提供 2024年5月2日 4:00発表
甲府市の天気予報
明日
晴時々曇
26℃
11℃
明後日
30℃
11℃
日本気象協会提供 2024年5月2日 4:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

夏沢鉱泉周辺で、13日の朝に約30cmの降雪がありました。そのため、全体で降雪量は増えています。
積雪は同時期として比べると昨年より多くなっており、標高の高いところの積雪は、まとまった量になっています。
朝の最低気温-15℃~-20℃。日中も気温はあまり上昇せずプラスになりません。
13日以降は、今日までは晴天が続いています。
周期的に天候は崩れますが、晴天率は高く比較的安定しています。天気が崩れれば雪になります。
今年の冬は寒さが厳しく感じますが、しっかり雪がついていますので、稜線も森の中も「冬の八ヶ岳」が十分に楽しめます。

登山道の状況

おおむね、下記のとおりですが、登山道にはトレースがついていて踏み固められています。
大きくもぐることはありませんが、トレースを踏み外すと深くもぐってしまい、場所によっては身動きできなくなります。

登山口から積雪があります。
・赤岳~硫黄岳の稜線:積雪30~50cm、吹きだまり2m以上(風の吹き抜けるところでは、雪が飛ばされて岩が露出し、雪は少なくなっています。)
・夏沢峠:約2m以上
・オーレン小屋周辺:約2m
・夏沢鉱泉周辺:約1m50cm
・桜平周辺:約70~100cm
・美濃戸(赤岳山荘周辺):約70cm
・分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)50~70cm。*分岐の駐車スペースは除雪してあります。

八ヶ岳全域はおおむね平常どおり登山できます。
・通行不可:白砂新道(本沢温泉~東天狗と根石岳の鞍部へのルート)は積雪で危険なため通行できません。

登山装備

1、稜線へは10本爪以上のアイゼンとピッケル必要。
2、標高2,500m以下の樹林帯歩きの場合は、6本爪軽アイゼン、ストックでも可能。
3、防寒着をきちんとご用意ください。(フリース、ダウンなど)
4、帽子、手袋など 厚手のもの。稜線へは目出帽(バラクラバ)が必要。
5、ゴーグル、サングラス、日焼け止め。
6、夏沢鉱泉周辺の登山道はアイゼンで十分です。現在、ワカン、スノーシューは不要(使用して遊んだり、訓練することは可能です。)

注意点

●登山口について
茅野市街地から車道にしっかり積雪があります。スピードを出さず、慎重な運転を心がけましょう!
1、桜平方面
 まとまった降雪が続いたため、現在桜平まで入ることはできません。
 唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐(桜平より約4km手前)に駐車してください。分岐より上に、車で入れそうに見えますが、一旦入ると車のすれ違いやUターンができませんので入らないようにお願いいたします。
2、美濃戸方面
 13日の降雪で美濃戸で積雪は約25cmです。4wd・冬用タイヤでの方のみ進入と駐車が可能。念のためチェーンをご用意ください。冬用タイヤであっても2wd車は危険なため入れません。

お知らせ

●夏沢鉱泉は通年営業中で、宿泊には予約が必要です。
・夏沢鉱泉宿泊の方には、分岐~夏沢鉱泉の区間の送迎サービスあり。
・天候その他の諸条件により対応できない場合もあり、ご了承ください。
●硫黄岳山荘・根石岳山荘は、現在冬期休業中。営業再開は4月下旬になります。 

●ネイチャースクール開催のお知らせ
A.登山教室
 30,000円(定員6名、夏沢鉱泉泊、1泊3食、ガイド料、傷害保険料、消費税込、JR茅野駅送迎)
 3月9日(土)~10日(日)天狗岳、3月16日(土)~17日(日)硫黄岳、4月6日(土)~7日(日)天狗岳
B.スノーシュートレッキング「根石岳」
 20,000円(定員7名、夏沢鉱泉(泊)、1泊3食、案内料、傷害保険料、消費税込、JR茅野駅送迎)
 2月16日(土)~17日(日)、3月30日(土)~31日(日)
C.写真教室
 20,000円(定員7名、夏沢鉱泉泊、1泊3食、講師料、傷害保険料、消費税込、JR茅野駅送迎)
 撮影場所:夏沢鉱泉 周辺(夏沢渓谷)
 2月17日(日)~18日(月)、3月17日(火)~18日(水)

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • みんなの登山記録 yasuhiroさんの投稿から
  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

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 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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