この10日間ほど、まとまった降雪はありませんでした。夏沢鉱泉で積雪約4~50cm、夏沢峠で6~70cm、硫黄岳では風で吹き飛ばされて2~30cmです。
天気・気温
山と周辺の状況
比較的 暖かな朝でした。
●周辺の積雪
・夏沢鉱泉で積雪約40~50cm。この10日間ほど、まとまった降雪はありませんでした。
・本日午後くらいから、降雪の予報です。
登山道の状況
本格的な雪山の積雪量です。
標高2,000m以上の登山道は、おおむね60~80cm(膝上くらい)の積雪です。
トレースの上を歩けば、固まっているため雪に埋まることなく、快適に登れます。
桜平から入山する、周辺のほとんどのルートに、トレースあります。
以下の注意点のほかに、通行に支障となる箇所ありません。
≪注1≫東天狗岳と根石岳の鞍部から本沢温泉に下りる「白砂新道」は、不明朗なため通行禁止。
≪注2≫オーレン小屋~赤岩の頭の間、現在トレースなく新雪吹きだまっていますので、わかん・スノーシューなど必要です。
通過の経験ない方は、このルートは避けて夏沢峠経由で行動してください。
以下、エリア別に。
・夏沢峠 60~70cm(夏沢峠の硫黄への登り100~120cm)
・硫黄岳 20~30cm(風で吹き飛ばされて少ない)
・赤岩の頭の下(オーレン小屋方面) ところにより120cm以上
・夏沢峠周辺までは、昨年より多めですが、赤岳方面は昨年より少なめです。
吹きだまりでは、150cmになっているところもあります。
【登山口:積雪量】
どの登山口も、冬用タイヤであっても2WD車での進入は、危険のためご遠慮ください。
●桜平 30~40cm 積雪多いため、一般車両の進入は困難です。
4WD車、冬用タイヤであっても、安全のため、分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)に車を置いてください。
唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐は、20~30cmの積雪です(除雪してあり、駐車可能)。
●美濃戸 30~40cm 4WD車、冬用タイヤのみ進入可能。
美濃戸口ではなく、美濃戸まで入られる方は、念のため、チェーンとスコップをお持ちください。
駐車スペースは、夏と同じ台数が駐車可能。
2WD車は、美濃戸口(八ヶ岳山荘前)に駐車してください。
登山装備
●硫黄岳~赤岳、阿弥陀、天狗岳方面に行かれる方
・10本歯以上のアイゼン必要
・ピッケル
・冬用アウター
・目出帽(バラクラバ)
・ゴーグル、サングラス
●根石岳、夏沢峠、箕冠山(みかぶりやま)程度の森林限界の境目くらいまで
・軽アイゼンで対応可(もちろん10本歯以上が好ましい)
・ストックでも可
・冬用アウター(無い方は、ゴアテックスの雨具の下に高品質のフリースなら可)
・目出帽(バラクラバ:根石岳は必要。それ以外は、耳までおおえるあたたかい帽子でも可)
・サングラス可(根石岳はゴーグルが必要)
注意点
・日が短くなっているので、行動は早目に切り上げましょう。
・夏沢鉱泉周辺は、ルート上に赤いテープをつけています。新雪の際は、ご注意ください。
・気圧配置によりますが、八ヶ岳の冬の季節風は強烈です。凍傷にならないように!
お知らせ
・根石岳山荘は、今冬シーズン 下記の日程を限定して営業します。
稜線での営業は、貴重です。是非、ご利用ください!
1/11.12土日
2/1.2土日
2/22.23土日
3/1.2.土日
3/21.22金土
4/12土 ※追加営業します!
・夏沢鉱泉は、通年営業中です!予約状況は、
http://www004.upp.so-net.ne.jp/natsuzawa/reserved-room/reserved-room.htmlをご覧ください。
・硫黄岳山荘は、冬期閉鎖中です。2014/4/20ころオープン予定。
★周辺の山小屋の営業予定
・赤岳天望荘 12/21土~2/22土
・赤岳鉱泉、黒百合ヒュッテ、本沢温泉、しらびそ小屋、高見石小屋、麦草ヒュッテなど 通年営業中!
【ネイチャースクール】
冬山登山教室、スノーシュートレッキング、写真教室、企画しています!
詳しくは、http://www004.upp.so-net.ne.jp/natsuzawa/natur-school/nature-school-2013.htmlをご覧ください。
硫黄岳山荘周辺の過去の様子
硫黄岳山荘
- 現地連絡先:
- 090-3142-8469
- 電話番号:
- 0266-73-6673
- 連絡先住所:
- 長野県茅野市中大塩13-73