硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

週末の降雪で新雪が50cmほど増えました。周辺はふかふかの雪が積もり、本格的な雪山の積雪量になりました

右下に根石岳山荘。左奥から硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳。上部の右奥は南アルプス。(2014.01.14 硫黄岳山荘 )
右下に根石岳山荘。左奥から硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳。上部の右奥は南アルプス。(2014.01.14 硫黄岳山荘 )
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

02/10(月) 夏沢鉱泉(標高2060m)07:00の天気、晴れ。気温-16℃。微風。
松本市の天気予報
明日
雨のち晴
16℃
6℃
明後日
27℃
3℃
日本気象協会提供 2024年5月8日 0:00発表
甲府市の天気予報
明日
雨のち晴
20℃
11℃
明後日
27℃
8℃
日本気象協会提供 2024年5月8日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

冷え込みが厳しい日々ですが、積雪量が増えて 雪がとてもきれいです。
2/8(土)の早朝から2/9(日)の朝まで雪が降り続き、約50cmの新雪になりました。夏沢鉱泉では、積雪が120cm。ふかふかの雪が積もっています。
各所の詳しい積雪状況は以下のとおりです。
 ・硫黄岳山頂/20~30cm(風で吹き飛ばされて少ない)
 ・夏沢峠/120cm(硫黄への登り、森林限界の境。多いところで150~200cm)
 ・赤岩の頭の下方(オーレン小屋方面)/ところにより200cm以上
 ・オーレン小屋周辺/150cm
 ・オーレン小屋~箕冠山(みかぶりやま)/150~200cm
 ・箕冠山(みかぶりやま)山頂/200cm

登山道の状況

硫黄岳周辺は、本格的な雪山の積雪量になってきました。標高2,000m以上の登山道は、おおむね120~150cm(腰~胸くらい)の積雪です。
桜平から入山する周辺のほとんどのルートにはトレースがあります。トレースがある箇所は、膝下くらいの雪になります。トレースの上を歩けば固まっているため、雪に埋まることなく快適に登れます。
また、通行に支障となる箇所はありません。

ただし、東天狗岳と根石岳の鞍部から本沢温泉に下りる「白砂新道」は、不明朗なため通行禁止。
また、オーレン小屋~赤岩の頭の間は、現在トレースなく新雪吹きだまっていますので わかん・スノーシューなど必要です。
通過の経験ない方は、このルートは避けて夏沢峠経由で行動してください。

登山装備

装備は以下の点を参照してお越しください
 A:硫黄岳~赤岳、阿弥陀、天狗岳方面
  ①10本歯以上のアイゼン
  ②ピッケル
  ③冬用アウター
  ④目出帽(バラクラバ)
  ⑤ゴーグル、サングラス

 B:根石岳、夏沢峠、箕冠山(みかぶりやま)程度の森林限界の境目くらいまで
  ①軽アイゼンで対応可(もちろん10本歯以上が好ましい)
  ②ストックでも可
  ③冬用アウター(無い方は、ゴアテックスの雨具の下に高品質のフリースなら可)
  ④目出帽(バラクラバ:根石岳は必要。それ以外は、耳までおおえるあたたかい帽子でも可)
  ⑤サングラス可(根石岳はゴーグルが必要)

注意点

①日が短いので、行動は早目に切り上げましょう。
②夏沢鉱泉周辺は、ルート上に赤いテープをつけています。新雪の際は、ご注意ください。
③気圧配置によりますが、八ヶ岳の冬の季節風は強烈です。凍傷にならないように!

★登山口について
 どの登山口も、冬用タイヤであっても2WD車での進入は危険のためご遠慮ください。詳細は以下参照

 ●桜平
  積雪100cmで、一般車両の進入は困難。4WD車・冬用タイヤであっても、唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐(通称:分岐)に車を置いてください。週末は無理な進入をしてスタッグしていた車両が数台ありました。
 ●分岐
  積雪60cm、車道は除雪済みで10台以上駐車可能です。安全のために、4WDのご利用をおすすめ、2WD車は危険です。
  分岐近くは路面が凍結し、冬用タイヤ装着の車でもチェーンの装着推奨。
 ●美濃戸
  積雪60~70cm。4WD&冬用タイヤのみ進入可能。冬用タイヤでもチェーンの装着を推奨。
  美濃戸まで入る方は、念のためチェーンとスコップをお持ちください。駐車スペースは、夏と同じ台数が駐車可能。
  ※2WD車は、美濃戸口(八ヶ岳山荘0266-74-2728)に駐車してください。

お知らせ

①根石岳山荘は、今冬シーズン下記の日程を限定して営業いたします。稜線での営業は貴重です。ぜひご利用ください!
2/22~23(土日)、3/1~2(土日)、3/21~22(金土)、4/12(土)
②夏沢鉱泉は、通年営業中です!予約状況は、
http://www004.upp.so-net.ne.jp/natsuzawa/reserved-room/reserved-room.htmlをご覧ください。
③硫黄岳山荘は、冬期閉鎖中です。2014/4/20ころオープン予定

★周辺の山小屋の営業予定
④赤岳天望荘は12/21(土)~2/22(土)は営業中です。
⑤赤岳鉱泉、黒百合ヒュッテ、本沢温泉、しらびそ小屋、高見石小屋、麦草ヒュッテなどは通年営業中!

【ネイチャースクール】
冬山登山教室、スノーシュートレッキング、写真教室、企画しています!
詳しくは、http://www004.upp.so-net.ne.jp/natsuzawa/natur-school/nature-school-2013.htmlをご覧ください。

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • みんなの登山記録 yasuhiroさんの投稿から
  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 八ヶ岳

硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

長野県 / 八ヶ岳

横岳 標高 2,830m

横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報