奥穂高岳 | 穂高岳山荘

一昨日朝は11℃。朝晩は晴れ→日中曇のパターンが多め。高山植物が今年は早く進んでいます

にわか雨のあと虹が現れました (2023.08.01 穂高岳山荘 )
にわか雨のあと虹が現れました (2023.08.01 穂高岳山荘 )
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天気・気温

07/27(木) 10:00 晴れ→ガス
松本市の天気予報
明日
曇のち雨
28℃
11℃
明後日
24℃
11℃
日本気象協会提供 2024年5月14日 12:00発表
高山市の天気予報
明日
曇時々晴
26℃
10℃
明後日
雨時々曇
20℃
10℃
日本気象協会提供 2024年5月14日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■天候
7/27 10:00 晴れ→ガス 夏山天気となりました。朝晴れていても早い時間からガスが出ます
このところ雨は夜に降り、雷も遠雷ですが、夕立雷には注意が必要な時期です。

7/25 06:00 晴、11.1℃
※最低気温は10℃程度になる日があります。 

■天気と自然
7/27  高山植物開花しています。 今年はお花の開花が早く進んでいます。む

7/26 梅雨明けして以降、穂高では朝晩は晴れても日中は曇るパターンの日が多いです。
一週間ほど前、涸沢岳の頂上付近でライチョウの親子と出会いました。この時確認できた雛は5羽。
砂浴びをしたり見張りをしたりと忙しいお母さんの周りを、子どもたちは自由にひょこひょこと駆け回っていました。
この微笑ましい光景とは裏腹に、彼らが無事に成長するのは非常に難しく、生まれた雛たちの約半数は天敵の餌食になってしまうそうです。
ここ数日は姿を見ていないので心配ですが、無事に大きくなってほしいと願います。

7/20 涸沢岳のあたりで黄色い ミヤマダイコンソウ ミヤマダイコンソウ が咲いています。

登山道の状況

・概況 7/27
ほとんどのルートで夏道となっております。
しかしながら天候により気温は著しく変わり、麓が暖かい日でも稜線は別世界の低温であったり、逆に3000mの稜線でさえも熱中症になり得る日もありますので、余裕をもった計画と装備の確認をお願いします。
※新穂高ロープウェイは現在営業休止中。西穂ルートを計画されている方はご注意ください
https://shinhotaka-ropeway.jp/

■涸沢~稜線(山荘)~奥穂高岳など稜線の様子 

・涸沢~稜線(山荘)7/27
落石・浮石に注意してください。
残雪なし(山荘のある稜線直下を除く)。涸沢より下部は一部残雪あり

・山荘~奥穂高岳 7/27
残雪なし。浮石、落石に注意

・新穂高~白出沢~山荘 7/27
白出沢上部に残雪あり。落石にも注意してください。
重太郎橋はかかっています。
しかし、悪天候時(特に大雨の際)の通行はお勧めしません。

・山荘~北穂高岳 7/27
浮石、落石に注意
北穂~穂高岳山荘間は、上級コースとなります。悪天候時の通行はお勧めしません。

・奥穂高岳~前穂高岳~岳沢 7/27
残雪なし 浮石、落石に注意
上級コースとなります。悪天候時の通行はお勧めしません。

・奥穂高岳~西穂高岳 7/27
稜線上の雪はありませんが、通行には高い技術と体力が必要となります。
上級コースとなります。悪天候時の通行はお勧めしません。
新穂高ロープウェイは現在休業中です。(~8/9迄)ご注意ください。
https://shinhotaka-ropeway.jp/

登山装備

3000m級山岳の夏山登山装備が基本。
登山用の靴や雨具、荷物の防水が必要。
衣類も即乾性り高いもの推奨、着替えあるとよいです。
晴れれば紫外線も強いのて対策を
十分な水分を摂取できるようにして下さい

注意点

■安全登山に留意
・街では暑い日もありますが、標高3000mの山は気候が異なります。これを前提とした登山計画をしてください。
時期によって、雪崩や落石、強風や吹雪での行動不能、転滑落による致命傷のリスク等があります。
行動可否そのもの(状況によるリスク=危険度の違い)やルート選択を自己判断できない場合は、この山はあなたにとって危険すぎます。
登ってくることができても、翌朝には暴風雨等で出発できないケースもあります。
登山計画をもう一度見直し、エスケーププランを設定し、登山開始後でも少しでもまずいと思ったら、撤退判断をできるようにしましょう。

・遅い到着、特にはじめからそのような計画では危険です。
昼過ぎから15時ごろまでに到着できる計画にしてください。
そうすることで、何かトラブルがあっても、17時ごろまでに到着できます。
早い出発、早い到着により、トラブルを避けやすくなり、さらにトラブル時のリスク(夕方になり救難ヘリを呼べないなど)が下がります。

お知らせ

■穂高岳山荘
2023年、穂高岳山荘は百周年
http://www.hotakadakesanso.com/

穂高岳山荘事務所 電話0578-82-2150
現地電話 090-7869-0045 (受付時間 07:00~20:00 山荘営業期間中のみ)

■2023年の営業
4月27日(木)~11月4日(土)の泊まで(11/5は売店のみ)
山荘宿泊の際は、必ずご予約をお願いいたします。
1名1畳のスペースを確保する形での予約制

■予約 受付中
宿泊日の1ヶ月前(前月同日)午前8:00」より受付

■予約 方法
WEB予約、電話予約があります

・電話 090-7869-0045 (受付時間:朝9時〜夜7時) ※番号間違いに注意下さい

・WEB予約
予約開始時はお電話が大変混み合います
※WEB予約のご利用をおすすめいたします
WEB予約なら当日の宿帳も自動印刷となり、便利です
詳しくはこちら
https://hotakadakesanso.sakura.ne.jp/reserve/htk0010.php?p=10&type=10

※【事務所より】空室は前日15時まで下記ページで即時反映されます。その後はお電話にてご確認ください
https://www.hotakadakesanso.com/reservation
■テント泊
2023年はテント泊の予約は不要です(先着順 約60張設営 可)
詳しくは以下を参照
https://www.hotakadakesanso.com/stay/tent
穂高岳山荘 | テント泊のお客様へ

■SNS
・穂高岳山荘Facebook
https://www.facebook.com/hotakadakesanso
・穂高岳山荘Twitter
https://twitter.com/3190

昨年の今頃の様子は?

GWのトレースは天気により消失。雪山登山装備(必ず前爪のあるアイゼンとピッケルが必要)基本2023.05.09

涸沢からでも雪の状況によりルート選びが必要。雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)基本2023.05.17

まだ降雪あり。雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要。雪崩、落石、クラックに注意2023.05.24

融雪進んでいますが、雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要。雪崩、落石、クラックに注意2023.06.01

融雪進みましたが、雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要。まだ最低気温0℃になる日もあります2023.06.09

融雪進みましたがまだ雪山です。雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要2023.06.13

穂高岳山荘周辺の過去の様子

  • 積雪期の奥穂名物、穂高岳山荘直上にある雪壁
  • 積雪期の奥穂名物、穂高岳山荘直上にある雪壁
  • 積雪期の奥穂名物、穂高岳山荘直上にある雪壁
  • 涸沢岳方面からの穂高岳山荘
  • 大キレット方面
  • ジャンダルムと飛騨尾根
  • ヘリコプターの中から
  • 飛騨側、硬い氷をチェーンソーで割る様子
  • 夕焼けの白出沢
  • 満月に照らされる奥穂高の岩壁
  • 完全な雪山となりました 涸沢岳方面から小屋方面の様子
  • 凍てつく小屋

穂高岳山荘

現地連絡先:
090-7869-0045
電話番号:
0578-82-2150
連絡先住所:
岐阜県飛騨市神岡町東町504

地図で見る
http://www.hotakadakesanso.com/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

奥穂高岳 標高 3,190m

 奥穂高岳は穂高連峰の中央にそびえる盟主である。標高3190mは富士山の3776m、南アルプスの北岳の3192mに次ぐ日本第3位の高峰で、頂上に造られた2mを超す大ケルンの上に立つと第2位になろうかという高峰なのである。しかも堂々と大きい山容がいい。  山頂で綾線が分岐し、南西に延びる岩稜は馬ノ背からジャンダルムの奇峰を経て、間ノ岳、西穂高岳、焼岳へと延びる。  もう1つの岩稜は南東へ吊尾根となってたわみ、前穂高岳、明神岳となって上高地に雪崩落ちていく。  山稜は硬いひん岩(ひんがん、ひんは「王」偏に「分」の字)の破片に覆われ、岩屑の堆積した山だ。南東側は涸沢のカールが削り取った断崖で、南面は岳沢が急角度に落ち込み、上高地や乗鞍岳が見える展望の優れた山頂である。  山頂から100mほど西へ向かってから右に折れる主稜線を、うっかり見落として直進すると急傾斜にセバ谷に落ち込んでしまう。毎年のように事故を起こす「だましの尾根」だ。主稜線を北に下ると白出乗越で、穂高岳山荘がある。  頂上から南西に延びる岩稜は、奇峰ジャンダルムに続いている。前衛峰、門番といった意味のフランス語だが、むしろ独立峰と呼びたい山で、悠々としてとりとめのない奥穂高岳をきりっと引き締めている。  初登頂は明治42年(1909)の鵜殿正雄パーティで、槍ヶ岳への初縦走の途中だった。彼は大正元年(1912)には岳沢から天狗沢に入り、天狗のコルからジャンダルムを経て奥穂高岳の初トレースをしている。穂高岳開拓のパイオニアとして銘記されるべき人である。  穂高連峰の開拓は信州の梓川側が早く、山小屋もほとんど信州人が占めているが、奥穂高岳だけは、白出乗越に飛騨の名ガイド、今田重太郎が小屋を建てて登山者の安全を期した。1度登山者の不始末で全焼したが再建し、現在では近代的な山荘になっている。  一般登山道は涸沢からザイテングラートの岩尾根を登って白出乗越に出、奥穂高岳へ向かう。涸沢から白出乗越まで2時間、それから奥穂高岳頂上まで1時間。  飛騨側からは、新穂高温泉から蒲田川右俣を白出沢出合まで2時間、白出沢を登って白出乗越まで7時間。静かな谷のいいコースで、下りに使えば白出乗越から5時間30分で新穂高温泉に着き、バス停前の無料温泉で山の汗が流せるので、山好きに好評である。  上高地から岳沢を経て前穂高岳、吊尾根、奥穂高岳のコースは9時間で頂上に着く。少しきついが、登り甲斐のある道だ。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

北穂高岳 標高 3,106m

 北穂高岳は穂高連峰の最北端にそびえる。東は涸沢谷、西は蒲田川右俣からの支流、滝谷によって壮絶な岩壁になっている。主稜線は南北に起伏し、南は岩を踏んで涸沢岳へ、北は大キレットを隔てて南岳、中岳、大喰(おおばみ)岳、槍ヶ岳へと続いている。  この山のよさは、西面の滝谷に尽きる。日本でも超一流のロッククライミングのゲレンデである。かつて、名案内人といわれた上條嘉門次が「鳥も止まれねえ」と嘆かせた悪絶な岩壁で、初登攀は大正14年(1925)。早大の四谷龍胤(りようすけ)、小島六郎パーティとR.C.Cの藤木九三(くぞう)、ガイドの松井憲三パーティが、同じ8月13日に挑み、成功している。  滝谷は中間の合流地点からA沢~F沢が分かれ、B沢~D沢の間のルンゼや岩稜、岩壁が主な登攀対象になり、日本を代表する優れたクライマーたちを育ててきた。  北穂高岳は北峰と南峰に分かれている。北峰に三角点があり、直下に北穂高小屋があるので、普通、北穂高岳頂上とは北峰を指す。  登山道は涸沢カールから南稜の急登をがんばれば、3時間で山頂に立てる。上高地からは8時間30分の道のり。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

涸沢岳 標高 3,110m

 穂高連峰の主な岩峰は、涸沢カールを中心に半円を描いている。テント場から見上げるとひときわ目をひくのが北の肩に鋭い三角錐の涸沢槍を従えた涸沢岳である。南に前穂高岳と奥穂高岳、北にクライマーのハイマート、北穂高岳と、すばらしい山々がそびえているが、姿のよさでは涸沢岳がまとまっている。  ひん岩(ひんがん、ひんは「王」偏に「分」の字)の筋肉質の岩峰で、北穂高岳側は険しい岩壁となり、縦走路としては一級の悪さだ。  南の鞍部は白出(しらだし)沢の突き上げる白出乗越。歴史の古い穂高岳山荘が、風力発電、太陽光発電など最新のシステムを駆使して建っている。山頂から西に張り出している西尾根は冬期コースとなり、北穂高岳・滝谷の眺めがすごい。  上高地から涸沢、ザイテングラート経由で所要8時間30分。涸沢の中腹には、近代登山史に残る涸沢の岩小屋がある。新穂高温泉からは白出沢経由で所要9時間30分。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報