【9月12日更新】栗駒山は山頂周辺もまだ緑色。秋山紅葉情報2023

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宮城・岩手・秋田の3県にまたがる栗駒山。「神の絨毯」とも称される紅葉の美しさは、全国から多くの登山者を惹きつける。栗駒山の最新紅葉情報と、交通規制に関して紹介する。

構成=山と溪谷オンライン、写真=こうしさんの紅葉写真コンテスト2022投稿より

今年は例年より1週間遅い紅葉予想

9月12日現在は、まだ山頂周辺でも紅葉は始まっていない模様。今年は9月に入っても暑さが続いていることから、現在の予想では、例年より1週間ほど遅く、9月下旬に山頂で色づき始めるのではとのこと。

混雑と交通規制に注意

例年、紅葉の最盛期には周辺道路が登山者や観光客で大混雑する。そのため、宮城県側からの登山口のいわかがみ平までの道路では、交通規制が行なわれる。規制期間中には臨時駐車場からいわかがみ平までシャトルバスが運行。

詳しくは、栗原市公式観光サイトへ。
https://visit-kurihara.travel/news/24

交通規制期間:2023年9月22日(金)午後5時~10月15日(日)午後5時
規制区間:いこいの村栗駒跡地臨時駐車場からいわかがみ平駐車場(県道築館栗駒公園線)

栗駒山の交通規制地図

この記事に登場する山

岩手県 宮城県 / 奥羽山脈中部

栗駒山 標高 1,626m

  みちのくのくりこま山の朴の木の   まくらはあれど君がた枕  平安中期の古今和歌集六帖にも詠まれた栗駒山は、仙台の真北、宮城、岩手、秋田の県境に位置する古い火山。浸食が著しく地形も複雑だ。  全国に数ある駒のつく山は、雪形から名付けられたものが多い。この山も5月になると南東の宮城県側に飛翔する天馬の姿が見事に浮かび上がる。岩手県側では須川岳とも呼ばれているが、こちらは須川温泉(酢川、強酸性の湯)に由来すると思われる。  灌木と草原のたおやかな山稜、豊かな残雪と随所に見られる高層湿原、高山植物の多いことなどとともに、すべての登山口、下山口に温泉があるのも特徴の1つ。  1時間ほどもあれば登れるコースから、5時間以上のコースまで10本以上のコースがある。交通の比較的便利な須川温泉から登頂し、広大なブナの原生林の中を、山深いランプのいで湯、湯浜温泉へ下山するコースがお勧め。  秋のドウダンツツジやウラジロヨウラクなどの目の覚めるような紅葉は、特筆に値する。  3~4月は、山スキーに絶好の山。スロープは初心者向だが、独立峰ゆえ天候に要注意。 ※ 平成20年岩手・宮城内陸地震で、周辺道路や登山道が荒廃していて通行できなかったり、困難だったりする箇所があります。栗駒山登山を計画されている方は、現地関係機関にご確認の上、お出かけ下さい。

紅葉情報

秋が深まるにつれて、山の表情は刻々と移ろっていきます。北は北海道、標高の高い日本アルプスから九州の山まで紅葉前線を追いかけて、全国の登山エリアの最新情報をお届けします。

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