【11月4日更新】くじゅう連山・三俣山、黒岳は紅葉のピーク。紅葉情報2025

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くじゅう連山など、九州の山々の最新紅葉情報を紹介する。

構成=山と溪谷オンライン

紅葉も美しい九州の山

温暖なイメージの九州だが、秋の冷え込みが始まると、木々の紅葉が進み、山は燃え上がるような色彩に包まれる。秋の深まりとともに九州各地の山は見頃を迎えつつある。くじゅう連山では10月中旬から山頂部の紅葉が始まり、11月上旬にかけて徐々に麓へと紅葉前線が下りてくる。

2024年秋のくじゅう三俣山
2024年秋のくじゅう三俣山(10月22日撮影/写真提供=法華院温泉山荘)

11月4日 三俣山、黒岳は紅葉のピークを迎えました(法華院温泉山荘)

遅れ気味といわれた紅葉が、ぐっと色を増してきています。三俣山、黒岳は紅葉のピークを迎えました。冬の始まりのような冷たい空気となり、日によって霧氷がつくようになりました。紅葉した木々を眺めたり、紅葉した落ち葉の絨毯を歩いたりと、たくさんの人がくじゅうを楽しんでいます。

11月3日は紅葉についた霧氷に吹き上げる強風、ガスに浮かび上がるブロッケンの動画を登山者様からいただき、スタッフ一同これを見て、興奮しています。11月1日付けで大船山の夕駆ビーナスベルトの動画もあります。
(動画は 公式Facebook

自分の足で歩き、冷たい空気を吸って、耳で寒さを感じて、太陽の暖かさを肌で受け取り、夏が過ぎ去ったことを実感して自分の目で見る紅葉は最高です。

紅葉の三俣山周辺
紅葉の三俣山周辺(11月2日撮影/登山者提供)
紅葉の大船山周辺
紅葉の大船山周辺(11月1日撮影/登山者提供)
紅葉の大船山周辺
紅葉の大船山周辺(11月1日撮影/登山者提供)
紅葉の黒岳周辺
紅葉の黒岳周辺(11月2日撮影/登山者提供)

10月27日 冷え込みで彩り増す大船山(法華院温泉山荘)

今年の紅葉は少し遅れ気味でしたが、今朝は7℃。気温低下とともに進みはじめました。先週、大船山あたりで足踏みしていた紅葉が色を増してきした。法華院温泉山荘やシン・あせび小屋(素泊まりの小屋です)から見える山肌の色づきは まだこれから。徐々に下がる気温とともに降りてくる紅葉前線が楽しみです。

防寒装備を整えて楽しんでください。日没も早くなり、15時目的地到着が安心です。そのために早い時間の出発も紅葉登山の基本です。

紅葉情報は 長者原ビジターセンターホームページがわかりやすいです。
https://kujufanclub.com/

こちらではさまざまな情報を発信しています。紅葉シーズンに混雑する駐車場情報、や混雑を回避するバスの利用についても有効な情報があります。特に週末は駐車場が混雑するため、バス利用がおすすめです。駐車場の心配が軽減するだけでなく、バスを使って登り登山口と下り登山口を別にして縦走を楽しんだり、大船山観光登山バス利用で、大船山まで最短距離で登れたりします。

紅葉の大船山周辺
紅葉の大船山周辺(10月27日撮影/登山者提供)
紅葉の大船山周辺
紅葉の大船山周辺(10月27日撮影/登山者提供)
シン・あせび小屋
シン・あせび小屋から眺める紅葉(10月27日撮影/法華院温泉山荘提供)

10月21日 大船山付近が色づく(法華院温泉山荘)

大船山あたりで紅葉がいい色づきとなっています。やや冷え込みが足りない感がありましたが、朝の気温が10月20日は13℃、10月21日は11℃と徐々に下がり、これからの紅葉の発色を後押ししそうです。

くじゅうの紅葉は、例年10月中旬~11月上旬ごろ。標高の高いところから低いところへ紅葉が降りてくるのでどこかしらで紅葉は楽しめると思います。山荘回りの紅葉はまだこれからですが、冷え込みとともに期待ができそうです。

紅葉情報は 長者原ビジターセンターホームページがわかりやすいです。
https://kujufanclub.com/

紅葉の大船山周辺
紅葉の大船山周辺(10月17日撮影/登山者提供)
紅葉の大船山周辺
紅葉の大船山周辺(10月17日撮影/登山者提供)

10月14日 くじゅうの紅葉が始まりました(法華院温泉山荘)

10月14日は快晴、10時の気温22℃、風もなく過ごしやすく登山日和です。くじゅうの紅葉が始まりました。山荘から見渡す紅葉はまだ「始まったかなぁ」という程度ですが、山の上は色づいてきています。人気の大船山(たいせんざん)周辺では色を増してきました。

紅葉情報は 長者原ビジターセンターホームページがわかりやすいです。
https://kujufanclub.com/

長者原登山口~雨ヶ池ルートの「ハチの巣」について注意喚起されています。地図など確認ください。紅葉シーズンは駐車場が混雑するためバスの利用についてもリンクがあります。

日没が早くなってきました。10月11日は17時45分が日の入り。日が落ちるとぐっと寒くなります。余裕をもった計画と、防寒対策とヘッドランプ、雨具など装備はしっかりしておきましょう! みなさんが安全に全力でくじゅうの紅葉を楽しめますように!

紅葉が始まった大船山周辺
紅葉が始まった大船山周辺(10月13日撮影/登山者提供)
紅葉が始まった大船山周辺
紅葉が始まった大船山周辺(10月13日撮影/登山者提供)

関連リンク

この記事に登場する山

大分県 / 阿蘇・くじゅうとその周辺 九重連峰

九重山 三俣山 標高 1,748m

 大分県西部、九重連峰の北に位置し、九重町と久住町(現・竹田市久住町)との境にある。  三峰の堂々たるその山容は、ふもとに広がる長者原湿原とともに、九重町のシンボルになっている。どこから眺めても三峰に見えるのが山名の由来で、別名三岐山(みつまたやま)ともいわれるが、実際には四峰からなる山体。つまり主火口丘である主峰を3つの外輪山が囲んでいる。  各峰からはそれぞれ変化に富んだ展望が楽しめる。南西尾根伝いには兄弟峰の硫黄山(1580m)があり、イオウ臭の強い噴煙は遭難事故の一因ともなるので注意が必要。その奥には星生山があり、眼下の北千里ヶ浜には各峰へ誘うケルンが並ぶ。東峰からは坊ガツルや大船山(1787m)が一望だ。また、草つきの台地にはイワカガミの群落やシャクナゲ、ミヤマキリシマなどが咲き、美しい。  また、火口跡の大鍋(おおなべ)・小鍋(こなべ)のお鉢巡りも楽しい。ここは紅葉期にお勧めしたい。  国立公園内にある山だけに、登山口の長者原にはビジターセンターなどの施設があり、一年中賑わっている。ここから見る山容は格別すばらしい。長者原登山口からスガモリ越コースで頂上まで2時間。雨ヶ池コースは2時間10分。

紅葉情報

秋が深まるにつれて、山の表情は刻々と移ろっていきます。北は北海道、標高の高い日本アルプスから九州の山まで紅葉前線を追いかけて、全国の登山エリアの最新情報をお届けします。

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