防災グッズにはアイラップがおすすめな理由とは? 省エネでおいしいご飯とパスタを作れるレシピをご紹介!
ラップのように使える高密度ポリエチレン製の袋「アイラップ」。今回は、山と溪谷社から好評発売中の書籍『アイラップレシピ 簡単・時短・手間いらず』から、災害時の非常食としても使える白米の炊き方とパスタレシピを紹介しよう。
写真・文=アイラップ愛好会
アイラップとは?
アイラップとは、岩谷マテリアル株式会社が開発した、「ラップのように使える高密度ポリエチレン製の袋」のこと。「食品用」として使うことができるので、食品のストックや冷凍保存に使ったり、電子レンジで加熱したりなど、調理時に安心して衛生的に使用することができる。
アイラップで突然の災害に備えよう!
アイラップを使った防災レシピは、主に在宅避難をした人に向けたレシピだ。災害時は、インフラがストップしてしまうことがある。そんなときに常温で食べられる保存食は大変貴重だが、もしカセットコンロとお鍋、水、そしてアイラップがあれば、災害時でも炊きたてのお米を食べられ、温かいおかずも作ることができる。また、アイラップからそのまま食べることができるので、洗い物や片付けの手間を省くこともできる。
今回は、アイラップを使用した白米の炊き方を紹介しよう。なお、紹介するレシピは、可能な限り日常的に作って、その手順や分量を慣れておくのが望ましい。いざというときに迷わないように、時々作って手順を確かめておこう。
白米
所要時間
- 30分
材料(2人分)
- 無洗米 … 1合
- 水 … 1.2合
作り方
- 無洗米(写真①)と水をアイラップの中に入れる(写真②)。
※米1に対して水の量は1.2倍という割合を覚えておけば、1合が測れなくても炊飯できる。また、軟飯(離乳食)は2倍、おかゆは5倍で覚えておこう。
- 袋は空気を抜いて上のほうを結ぶ。通常の生米の場合は、30分ほど浸水させる。
- 沸騰した湯に袋を入れる。沸騰してから、ポコポコと湯が沸いた状態で25分湯煎する。
※カレーを作りたい場合は、レトルトカレーもここで一緒に温める。 - 袋を湯から取り出す。5分ほど蒸らして出来上がり(写真③)。
ワンポイントアドバイス
90mlの紙コップにすりきり1杯で炊くと、お茶碗一杯分のご飯が出来上がる。アイラップと一緒に防災グッズに入れておくと、いざというときに便利だ。
ツナのさっぱりスバゲッティ
所要時間
- 40分
材料(2人分)
- パスタ … 200g
- 大根おろし … 270g
- ツナ缶(油を切っておく) … 2缶
- オリーブオイル … 小さじ2/3
- バター … 小さじ1と1/3
- 酢 … 小さじ2
- 砂糖 … 大さじ1
- 塩 … 小さじ1/2
- しょう油 … 大さじ1
- きざみのり … 適宜
作り方
- パスタを手で半分に折る(写真①)。
- 袋にパスタとパスタがひたひたに浸かるくらいの水(分量外)を入れる。空気を抜いて袋の上のほうを結び、白くふやけるまで30分~2時間程度浸ける(写真②)。
- 沸騰した湯に2を入れ、5分ほど湯煎する(写真③)。
- 3にAと大根おろし、ツナ缶、オリーブ油、バターを入れ、混ぜる。
- 最後にお好みできざみのりをかけて出来上がり。
ワンポイントアドバイス
パスタをアイラップに1人分ずつ小分けにしておけば、災害時には水を注いで湯煎するだけ。レトルトのパスタソースもセットで用意しておこう。ちなみに、早茹でパスタは水浸けには不向きなので注意。
※本記事は書籍『アイラップレシピ 簡単・時短・手間いらず』を一部抜粋・再編集したものです。
災害時にも役立つアイラップレシピ
アイラップとは、岩谷マテリアル株式会社が開発した、「ラップのように使える高密度ポリエチレン製の袋」のこと。災害時やアウトドアで使えるアイラップレシピを紹介します。