都市近郊の自然探索ハイキング。朝夷奈切通から鷹取山へ
都市近郊の里山を歩いていると、道や分岐が結構多く、また小さな尾根を隔てて風景がガラッと変わることもあっておもしろい。まだ見ぬトレイルや風景を求めて、都市近郊の自然探索へ。
写真・文=中島タツヤ
浦賀道の切通し
再び登り返して山頂広場付近の石切場に戻り、分岐から田浦方面に向かう。途中大きなスダジイの木を過ぎ、途中にある分岐を左へ。樹間から鷹取山方面が眺められるスポットを過ぎ、ゆるやかに進んでいく。
やがて尾根上の細い舗装路を進んでいくと、岩場の切通しが突如として現われた。東西方向に延びる尾根道に対して、南北に掘られた切通しだ。
ここは江戸時代に歩かれていた浦賀道(うらがみち)の難所、「がらめきの切通し」と呼ばれるらしい。今では尾根の下を国道16号の浦郷隧道(うらごうずいどう)が貫いているが、かつて人々は尾根を越えていたのである。幕末期、龍馬もここを通ったのだろうか・・・。
切通しを過ぎても、なお尾根上に舗装路が続き、しばらくして住宅地脇の車道に降り立つ。ちょうど2つのトンネルが直角に面した、なかなか珍しい場所である。
ここからは、海方面の眺めを見下ろしながら台地上の住宅地を抜け、観音寺から細い階段を下って商店街へ。この時にはもう汗だく。たまたま見つけた銭湯で汗を流し、追浜駅へ。
今回たどったコースは、今後ヤマタイムに反映する予定なので、ご期待いただきたい。
都市近郊の自然探索ハイキング
都市近郊の里山を歩いていると、道や分岐が結構多く、また小さな尾根を隔てて風景がガラッと変わることもあっておもしろい。この道はどこにつながっているのだろう?また、どんな景色が広がっているのだろう?まだ見ぬトレイルや風景を求めて、都市近郊の自然探索へ
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