関西エリアの錦繍に染まる山々【紅葉コースガイド2025】
関西エリアで圧倒的な紅葉が見られるのは、奈良県や三重県にまたがる吉野熊野国立公園に指定される大峰(おおみね)山脈や、台高(だいこう)山脈の山々だ。奥深い山岳地帯ではあるが、意外と手軽に楽しめるルートも多く、紅葉をゆっくりと楽しむのにぴったりだ。
文・写真=加藤芳樹
目次
鮮やかな紅葉に染まる高原をゆっくり散策 大台ヶ原(おおだいがはら)
奈良県・三重県/1695m(日出ヶ岳)
紅葉の見頃 10月中旬~10月下旬
大台ヶ原は奈良県・三重県境に位置する。全体が高原になっており、バス停と駐車場が高原上にあるので、標高の割には3~4時間くらいで散策でき、手軽な百名山の代表格でもある。
紅葉はコース全体で楽しめるが、やはり圧巻は紅葉をまとう大蛇嵓(だいじゃぐら)の奇観だろう。そのほか、草原の広がる牛石ヶ原(うしいしがはら)や正木ヶ原(まさきがはら)ではカエデ、正木峠(まさきとうげ)から最高点の日出ヶ岳(ひでがたけ)にかけてはシロヤシオの深紅の紅葉が楽しめる。日出ヶ岳山頂からは、紅葉越しに大峰(おおみね)山脈を一望できるのも魅力だ。
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プロフィール
加藤芳樹(かとう・よしき)
関西の山に精通する編集者。現在は『岳人』の編集に携わる。著書に『県別登山ガイド 兵庫県の山』『関西周辺週末の山登りベストコース123』(山と溪谷社)など、編・共著多数。日本山岳会会員、環境省自然公園指導員。
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