名古屋周辺! 駅からハイキングコースガイド10選【山と溪谷12月号】

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『山と溪谷』12月号の特集は、「全国駅からハイキング100」。全国から、電車で行けるコースを100個も収録しています。そのなかから、名古屋周辺エリアのコースを10コース紹介します。

文・写真=寺井真理 地図=千秋社

目次

行き:名鉄河和線河和口駅帰り:名鉄知多新線知多奥田駅
オレンジライン
愛知県/83m(鍋山)

鍋山の山頂は特に鈴鹿山脈方面の展望がすばらしい

三河湾から伊勢湾へ。知多半島を横断

オレンジラインは、愛知県知多半島南部・美浜町を海から海へと横断する全長約11kmのコース。途中、知多半島で唯一の一等三角点を持つ鍋山(なべやま)に登頂できる。標高82mの里山ながら、道沿いに多くのモミジが植わり、12月ごろには鮮やかに色付く。この道はもともと愛知用水工事のために拓かれた。コース名の「オレンジ」は周囲にミカン畑が多いことに由来する。モミジは、10~12月のミカン収穫期に訪れる人々を喜ばせようと植えられたものだ。その後、地元有志の会が整備を進め、駅に大きなコースマップを設置、道中には案内板やベンチ、広場も備えられた。完歩すると観光協会で証明書がもらえる楽しみもある。

地域に迎えてもらえるあたたかさに加え、海から海へと自力で歩き切る達成感は、そうそう体験できない。高低差が少なく、ファミリーや初心者にもおすすめだ。

MAP&DATA

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最適日数:日帰り
コースタイム:3時間15分
行程:河和口駅・・・鍋山・・・産直市場・・・知多奥田駅
はみ出し情報:美浜町では温暖な気候を生かし、江戸時代末期からミカン栽培に取り組んでいる。買い物や食事を考慮し、河和口駅から出発するのがおすすめ。
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プロフィール

山と溪谷編集部

『山と溪谷』2026年1月号の特集は「美しき日本百名山」。百名山が最も輝く季節の写真とともに、名山たる所以を一挙紹介する。別冊付録は「日本百名山地図帳2026」と「山の便利帳2026」。

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雑誌『山と溪谷』特集より

1930年創刊の登山雑誌『山と溪谷』の最新号から、秀逸な特集記事を抜粋してお届けします。

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