秘伝のトロミが絶妙の京風あんかけうどん 小雀陣二の3ステップで作る『山料理』

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アウトドアクッキングの第一人者、小雀陣二氏が、調理用具にも食材にも制限の多い登山中でも、簡単かつおいしい作ることのできる実践的なご馳走を、3ステップで紹介する連載『山料理』。
第2回は体を芯から温めてくれる、トロミが絶妙の「京風あんかけうどん」を紹介。

 

今回紹介する山料理は、京風あんかけうどんです。うどんなどの麺類は、山料理では定番です。麺類は世界各国でさまざまな種類や味付けがあるので、具材を工夫して好みで味付けすれば、さまざまな料理となります。

またラーメンやそうめんなどの乾麺であれば、日持ちが良く軽量でコンパクトになるので、山での予備食としても活躍します。

今回の「京風あんかけうどん」では、食材に要冷蔵の「茹でうどん」を使っているので、当日に食べる必要がありますが、材料にもさまざまな工夫をして、美味しくアレンジして作ってみてください。

 

★調理時間10分 : 体を芯から温めてくれる京風あんかけうどん

シンプルな具材ながら、満腹感いっぱいになる、京風あんかけうどんです。くずとショウガが体を芯から温めてくれ、料理も冷めにくくする料理となります。

 

  • 材料(1人分)
  • 茹でうどん・・・・・・1玉
  • 長ネギ・・・・・・10cm
  • ショウガ・・・・・・10g
  • くず粉・・・・・・大さじ1 麺
  • つゆ粉末・・・・・・1袋
  • 水・・・・・・300ml

 

作り方

①長ネギを薄く斜めにカットし、鍋に湯を300ml沸かしておく。
②ショウガを下ろし金です り下ろす。湯に麺つゆ粉末を入れ、汁を作る。
③水で溶いたくずを入れ てかき混ぜ、うどんとネギを加え、中火で1分煮込み、仕上げに下ろしショウガを添える。

 

料理のポイント

本くずのトロミを手軽に味わうために、くず粉を容器に入れ持ち運んでいます。 調理の際には水を加えて蓋をして、シャカシャカと振る。これで「水溶き本くず」のできあがりです!

 

このレシピについて

本レシピは、アウトドアコーディネイターとして著名な小雀陣二氏の新刊著書『3ステップで簡単! ご馳走 山料理』から紹介しています。もっとたくさん知りたい、詳しく知りたい方は、ぜひ、こちらの書籍をご参照ください!

⇒『3ステップで簡単! ご馳走 山料理』を見る

 

プロフィール

小雀 陣二

1969年、東京生まれ。アウトドア・コーディネーター。
アウトドアメーカー、カヤックショップ、などでの勤務経験を経て独立。雑誌や広告、CMの撮影などのサポート、スタイリングを担当するほか、得意の料理を活かし、野外料理レシピの連載執筆も行う。各地のアウトドアイベントでは、自らの体験を持ってアウトドアの魅力を伝えている。
日本各地のガイド仲間と共にカヤックやMTBのツアーを行い、夏のアラスカでは川下りやハイキングをエスコートしている。
週末は自らのカフェ「雀家 」をオープン。著書に『おかわり山グルメ』『お手軽アウトドア燻製レシピ』(エイ出版社)、『3ステップで簡単! ご馳走 山料理』(山と溪谷社)など、アウトドア料理に関する著書多数。
⇒雀家 suzumeya

小雀陣二の3ステップで作る『山料理』

アウトドアクッキングの第一人者、小雀陣二氏が、3ステップで簡単に作れる『山料理』を紹介。条件が限られている山のなかで、おいしい料理を作るコツが詰まっています。

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